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Software AG + アトラシアン

セキュリティ、可用性、拡張性をアトラシアンに管理してもらうことで、当社は時間を確保して、より戦略的なトピックに集中できます。クラウドへの移行は、現状を改善して将来に備える好機になりました。"

Radoslav Danchev 氏
コラボレーション、ワークプレイス、サポート担当副社長

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Software AG が Atlassian Cloud Enterprise に移行して全社的なセキュリティ、拡張性、スピードを向上

Software AG の急速な成長によって、同社のオンプレミスのツールは過剰に増え、コストが増大し、セキュリティとコンプライアンスは複雑になっていました。欧州の多くの企業と同様に、クラウドのデプロイが EU (および自社) の厳しい要件を満たしているかどうか確信が持てませんでした。しかし、Software AG は、アトラシアンおよび Brainbits と提携し、Jira、Jira Service Management、Confluence Cloud を実装して、イノベーションとセキュリティの両方において先導できることを示しています。

クラウドでの作業にどれほど多くのメリットがあるとしても、多くの場合、特に欧州のビジネスにとっては、セキュリティとコンプライアンスという重要な懸念事項があります。データのプライバシーと主権の要件を満たすために必要なリソースは考慮すべきですが、セキュリティ上の脅威や規制当局の介入による影響は (財政面だけでなく、評判や組織に関しても) より大きくなります。セキュリティとコンプライアンスが、クラウド移行の障害やイノベーションの妨げになるように思える理由は容易に理解できます。

多くの企業はこれらの課題を障害と見なしていますが、Software AG は好機と捉えました。クラウドファーストのアプローチに移行し、ソリューション パートナーである Brainbits の支援を受けて Atlassian Cloud 製品を採用することで、ドイツを拠点とするソフトウェアのパイオニアは、5,000 人を超える従業員のイノベーションを支援しつつ、世界中の 70 の拠点でセキュリティとコンプライアンスを強化しました。

速度、セキュリティ、拡張性がクラウド移行を後押し

Software AG は、企業のデジタル変革を日々サポートし、インテグレーションや API から、分析やモノのインターネット (IoT) ネットワークまで、同社のテクノロジーによって、顧客は現在の混雑したテクノロジー ランドスケープで目標を達成できます。自社が成長に合わせて目的を達成できるように、チームは社内のツールも再評価しました。Software AG のオンプレミス システムの多くは、ニーズを満たしていませんでした。速度と可用性が低下し、コストは上昇し、セキュリティとコンプライアンスの維持はますます複雑になっていました。会社が拡大し続けると、これらの問題点は悪化するだけです。

Software AG は、新しい CIO である Michael Sonne 氏に促され、クラウドファーストのアプローチに移行する時期だと判断しました。この移行を計画し始めた矢先にランサムウェア攻撃が発生し、同社の取り組みが加速しました。「当社のクラウドファーストのアプローチは 2021 年に設定されました。私たちは、『オンプレミス ソリューションはもう受け入れない』と宣言しました」と、コラボレーション、ワークプレイス、サポート担当副社長の Radoslav Danchev は語ります。「クラウド移行に関する話し合いはすでに進行中でしたが、そのインシデントが移行を加速するきっかけになりました」

ドイツでは、革新的でありながら厳格な規制基準に準拠する必要があります。Atlassian Cloud を使えば、どちらも実現できます。

Radoslav Danchev 氏
コラボレーション、ワークプレイス、サポート担当副社長

Atlassian Cloud Enterprise の高速で、柔軟かつ安全なソリューションを信頼

新たな緊急性により、Software AG はプロジェクト管理、コラボレーション、サービス管理のための新しいクラウド ソリューションを調べ始めました。同社は Plan.io を組み合わせて使用していましたが、Microsoft Project、Excel、OTRS はすべて、オンプレミスのソリューションでした。ツール間の統合ができないため、効率と可視性が損なわれていました。

Software AG の R & D チームは自部門のイニシアチブで Jira と Confluence を愛用していたため、Tim Brutscher 氏と IT 部門の同僚は、会社全体の他のチームのために、これらのツールを Jira Service Management Cloud や Confluence Cloud とともに検討し始めました。

調査によると、Atlassian Cloud Enterprise プランは、Software AG の厳しいデータ レジデンシー、セキュリティ、機能要件を満たしているだけでなく、柔軟性、生産性を高めるための Marketplace アプリの広範なコレクション、複数のインスタンスも提供しているということでした。

「追加費用なしでマルチ インスタンスを作成できるので、セキュリティ上の理由からデータを分離して、同じソリューションで複数のユース ケースに対応できます。これは、アプリケーション ランドスケープを調整するという当社の考えと完全に一致しています」と Radoslav は話します。「機能的および技術的な観点から、ユース ケースの分割は、単一インスタンスの全体的な複雑さを低減するのにも役立ちます。特に、インスタンス全体の設定を変更する必要がある場合や、多くのアプリを使用するシナリオの場合に、弊害を減らすのに役立ちます」

Atlassian Cloud 製品による保証に支えられて、Software AG はクラウドの野望を実行に移す準備が整いました。

Atlassian Guard は、クラウドでの企業全体の規制されたアクセス管理を確保する上で不可欠なコンポーネントです。セキュリティ ポリシーをシンプルな方法で適用できるため、以前のオンプレミス インスタンスに比べて大きなメリットがあります」

Radoslav Danchev 氏
コラボレーション、ワークプレイス、サポート担当副社長

戦略的計画、テスト、トレーニングのための最高のパートナーシップ

2019 年のアトラシアンのイベントで Brainbits と面会した後、Software AG はチームに再び連絡して、協力してもらえる可能性を確認しました。「当社はクラウドの実装と移行についての知識がなかったので、外部パートナーとして Brainbits に協力してもらうことにしました」と、コラボレーション、ワークプレイス、サポート担当副社長の Radoslav Danchev 氏は話します。チームは協力して、プロジェクトに反復的なアプローチをすることを決定しました。各部門から要件を収集した後、Brainbits は Software AG ができる限りシンプルなワークフローを使用して概念実証を展開し、実際のユーザーでテストし、フィードバックを収集して、ローンチ前に改善を行えるようにしました。

各ステップを通して、Brainbits は特定の製品ではなく実践に関する打ち合わせを見直しました。「私たちはツールよりも方法やプロセスを重視しました。最初の主題は常に、ツール内で何かを行う方法ではなく、目標を達成する方法です」と、Brainbits のオーナー兼業務執行取締役である Patrick Schuh 氏は説明します。

Software AG でのローンチが近づくと、トレーニングに関しても Brainbits とコラボレーションしました。「Brainbits と協力して、十分なトレーニング資料を用意し、主要な関係者とユーザーの準備を十分に整えました」と Radoslav は話します。この積極的なコミュニケーションと教育は、チームを成功に導く重要な要素でした。

シンプルに始めて、迅速に拡張

Software AG は、Atlassian Cloud エコシステムで運用を開始してから、Jira で 200 を超えるプロジェクトを作成し、Jira Service Management でエンタープライズ サービス管理の基盤を築き、中心的なナレッジ ベースとして Confluence のテストを開始しました。特に、Atlassian Guard を ID とアクセス管理に使用する際のシンプルさとセキュリティの強化を高く評価しています。

IT 部門は Jira 内の Jira 計画機能と自動化を気に入っています。Jira 計画機能を使用すると、チームはプロジェクトを素早く簡単かつ柔軟に計画して追跡できます。また、ネイティブな自動化と Deep Clone などのアプリを使用して、小さいながらも重要なタスク (変更のリスク計算、ステータス変更時の特定のグループへの通知、プロジェクト テンプレートのクローン作成など) の時間も節約できます。

さらに、チームは機密プロジェクトを別のインスタンスに隔離し、Atlassian Guard を活用することで、セキュリティを簡素化して強化しました。Radoslav はこう話します。「Atlassian Guard を Azure Active Directory と統合することで、各ユーザーがアクセスできるクラウド インスタンスを総合的に概観できます。Guard は、クラウドでの企業全体の規制されたアクセス管理を確保する上で不可欠なコンポーネントです。セキュリティ ポリシーをシンプルな方法で適用できるため、以前のオンプレミス インスタンスに比べて大きなメリットがあります」

より興味深いのは、これらの非常に有益な改善が、Software AG の未来のほんの最初の部分であるということです。「アトラシアンとの旅はまだ始まったばかりです。まず、物事をできる限りシンプルに維持しようとしています。しかし、ビジネスからの自動化の要望はますます強まっています。新機能を調査する際はいつも、戦略的パートナーであるアトラシアンの製品から調べ始めます」と Radoslav は話します。同氏はこう付け加えます。「私たちは、サービスの自動化とリクエストが Jira Service Management で一元的に行われていることも認識しています」

Software AG は、これらのクラウド ツールを組み合わせることで、現在の生産性とセキュリティを向上させるだけでなく、将来的に同社をより迅速に、より自信を持って拡張できるようになります。

イノベーションとコンプライアンスは相反していると考える人は多いでしょう。しかし、そのどちらも行う必要があります。当社はコンプライアンスを遵守し、規制を遵守できることを示して、イノベーションを推進しています。

Radoslav Danchev 氏
コラボレーション、ワークプレイス、サポート担当副社長

Atlassian Cloud によるイノベーションとコンプライアンス

一般的な認識にもかかわらず、Software AG はイノベーションとコンプライアンスが共存できることを証明しています。実際に、チームはクラウドへの移行によって、その両方を強化しています。「イノベーションとコンプライアンスは相反していると考える人は多いでしょう。しかし、そのどちらも行う必要があります。当社はコンプライアンスを遵守し、規制を遵守できることを示して、イノベーションを推進しています」と Radoslav Danchev 氏は話しています。

一元的なクラウドベースのプラットフォームを導入して保守の負担が減ったことで、チームは時間とリソースを節約し、より価値のある作業を行えるようになりました。また、自動アップデートにより、Software AG は、時間や労力をかけずに、常に最新の機能とセキュリティ パッチを適用できるようになりました。Radoslav はこう話します。「新機能は自動的に導入され、デプロイされます。『機能を使って、理解して、慣れる』というアプローチが気に入っています」

Software AG は当初、クラウドではニーズを満たすことができないと考えていましたが、Radoslav はアトラシアンを信頼し、チャンスを捉えたことに満足しています。「ドイツでは、革新的でありながら厳格な規制基準に準拠する必要があります。Atlassian Cloud を使えば、どちらも実現できます」と話します。「セキュリティ、可用性、拡張性をアトラシアンに管理してもらうことで、当社は時間を確保して、より戦略的なトピックに集中できます。クラウドへの移行は、現状を改善して将来に備える好機になりました」

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