チケット管理システム使用状況の調査結果(デブサミ)

先日ご案内させて頂いたとおり、アトラシアンは 2 月 17 日、18 日に開催された Developers Summit 2011 に協賛し、デモブースの出展とセッションを実施いたしました。

セッションは「チケット管理システム大決戦 JIRA vs Redmine vs Trac 〜ユーザーが語る、なぜ私はこのツールを使うのか」と題し、現在、日本で人気のあるチケット管理システム3製品(JIRARedmineTrac)について、各ユーザー代表をパネリストとして迎え、パネルディスカッションを行いました。

最近のチケット管理システムへの関心の高さを受けてか、また、各パネリストの人気のためか、本セッションは定員満員となりました。(関係者の方によるとデブサミ史上最高の参加者数だったのではないかのこと。)参加頂いた方を対象に、チケット管理システムに関するアンケートを実施しました。その結果の一部を下記します。

アンケート結果

1. 現在使用しているチケット管理システムは何ですか?

回答者数 179、複数回答あり、のべ回答数 253

CurrentITS.pngその他は、Mantis、RTC、MOSS、影舞、GForge、オリジナルツールなど。

現在使用しているチケット管理システムとして、Redmineが最も多く全体の39%、次がTracで27%でした。そしてスプレッドシート(表計算ソフト)は2割程度に留まりました。私は、スプレッドシートが6,7割を占めるのではないかと予想していました。今回のアンケートでは予想と異なる結果となりました。

ただし、デブサミ参加者層、そして本セッション参加者層が、世の中のソフトウェア技術者全体の代表値と一致するとは限りません。むしろ異なる可能性が高いと思っています。また機会がありましたらこのような調査を実施したいと思います。

2. 今後、使用してみたいチケット管理システムは何ですか?

回答者数 150、複数回答あり、のべ回答数 208

FutureITS.png

その他は、FogBugz、Backlogなど。

2つ目の質問は、今後使用してみたいチケット管理システムについてです。ここでもRedmineが人気で全体の39%。次に多かったのがJIRAで36%という結果でした。Tracも24%と多く、どのツールもそれぞれ魅力があるために、このような分散した結果になったのではないかと思います。

セッションのスライド

本セッションの資料を公開しております。ご活用頂ければと思います。セッションについてパネリストの方もブログを書かれていますのでご参考にしてください(小川さん吉羽さん)。

大決戦第二弾!

チケット管理システム大決戦はまだ終わりではありません。今回のセッションは概ね好評でしたが、「時間が短すぎた」「戦っていない」などのご意見も頂戴いたしました。現在、第二弾として、もう少し長めの時間をとってパネルディスカッションを開催できるように企画しています。内容が決まり次第、こちらのアトラシアンブログや、Twitterのハッシュタグ #itsjpアトラシアンFacebookページなどで情報をご連絡していきたいと思います。

また、こちらにチケット管理システム比較サイトを作成いたしました。チケット管理システムに関する情報を随時アップしていく予定ですのでご活用ください。サイトは誰でも編集に参加できるWiki (Confluence) の形式で作成しています。情報をお持ちの方はどうぞ編集にご参加ください。

ITSComparison.png