ユニバーサルプラグインマネージャーを発表

*本ブログは ATLASSIAN blogs
を翻訳したものです。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2010 年 6 月 21 日、Jonathan Nolen 投稿 “Announcing the Universal Plugin Manager“

アトラシアンのユニバーサルプラグインマネージャー (UPM) が利用可能になったことを発表できることを誇りに思います。UPM により、あなたのアプリケーションにインストールされたプラグインを閲覧し管理することができます。また、アトラシアンのプラグインエクスチェンジから、新しいプラグインを見つけてダウンロードし、インストールすることができます。それは単純に聞こえるかもしれませんが、その可能性に私は信じられないほど興奮しています。

背景

ご存知かもしれませんが、すべてのアトラシアン製品が強力なプラグインシステムを持っており、アプリケーションの標準機能を拡張したり追加することができます。また、各アプリケーションで異なる拡張ポイントがありますが、基になるフレームワークは同じです。

しかし、単一のフレームワークを使用しているにもかかわらず、プラグインを見つけたり、インストールしたり、管理するときに、各アプリケーションは独自のインターフェースでそれを実装していました。まばゆいばかりのフラッシュのように自明なことですが、私たちはそれが馬鹿げたことだと気付きました。プラグインを管理する一つの方法が必要で、どのアプリケーションにおいても同じである必要がありました。UPM はその問題と、さらにいくつかの問題を解決しました！

一年前に開催した第一回アトラシアンサミットにて、私たちは Plugin Exchange (プラグインエクスチェンジ) を開始しました。それ以来、それはプラグインの開発者とプラグインのユーザーのバザールとして成功しています。そのエクスチェンジにおいて、利用可能なプラグインの数は二倍になり、ダウンロードされたプラグインの数は二倍以上になりました。そして、UPMはその成功を基にして作成され、アトラシアンプラグインのための素晴らしい可能性を提供します。

UPM について

UPMには５つの主要なフィーチャーがあり、それぞれが管理者の悩みを解決するものとなっています。

アップグレード

UPMをロードするたびに、それはプラグインエクスチェンジを用いて、あなたがすでにインストールしたプラグインにアップグレード可能なバージョンがあるかどうかチェックします。もしそれがある場合、アップグレード可能なリストを表示し、それぞれをクリックするだけでアップグレードすることができます。

インストール

また、まさにUPM内から、プラグインエクスチェンジを検索することもできます。プラグインエクスチェンジから、呼び物であるプラグインや人気の高いプラグインを閲覧したり、数百ものプラグインのリスト全体を見てみることもできます。UPMは、あなたが実行中のアプリケーションと互換性があり、まだインストールしていないプラグインだけを表示します。

もちろん、独自のカスタムプラグイン、または直接ダウンロードしたプラグインもアップロードすることができます。

管理

管理インターフェースにより、アプリケーションにインストールされているすべてのプラグインを閲覧することができます。それはユーザーがインストールしたものと、システムプラグインを分けて表示します。個々のプラグインモジュールはもちろんのこと、すべてのプラグインを有効にしたり、無効にしたりすることができます。ユーザーがインストールしたプラグインは削除することもできますが、システムプラグインのアンインストールはできません。アプリケーションを本当に壊してしまうかもしれないからです。

チェック

プラグインエクスチェンジにあるデータのおかげで、UPM 互換性チェックタブには、驚くべき量の知性が詰まっています。アップグレードを検討している場合は、UPMからその製品の新しいバージョンはどれでも選択が可能ですし、そのプラグインがどのバージョンと互換性があって、どれと互換性がないのかを見ることができます。アップグレードのプロセスには多くの不確実性がありますが、これにより、プラグインの不適合性をもっと効果的に知り、計画することができます。

ログ

最後に、管理者が確かに気に入るようなフィーチャーを紹介します。UPMは全ての実行されたアクションを記録するので、プラグインを誰がインストールし、アンインストールしたのか、いつそれが行われたのかをまさに見ることができます。それは言わば、あなたの個人的なプラグイン警官のようなものです。

プラグイン開発者にとって
良い点

私はユーザーにとって素晴らしいUPMのフィーチャーについて説明しましたが、プラグインの開発者にとっても素晴らしい点もまた説明したいと思います。

まず、二つのグラフについての話をさせてください。

このグラフは、私たちの各製品ごとの、プラグインのダウンロード数を示しています。Confluenceユーザーのプラグインダウンロード数は、JIRAユーザーの約２倍であることに気づくでしょう。世の中でJIRAのインストール数はConfluenceの２倍に近いのにも関わらずです。　理由の1つは、Confluenceは “プラグイン・リポジトリ” を持っているからです。それにより管理者は、アプリケーションのUIからたったの１クリックで、新しいプラグインを発見してインストールすることができます。UPMは、JIRAやその他のアプリケーションにおいてこの機能を使用可能にしますので、それが一度標準的になればプラグインのインストール数は劇的に増加すると期待しています。

第二に、UPMは長期間にわたり、ユーザーが、あなたが開発したプラグインの最新情報を確実に得られるようにします。あなたがプラグインExchangeに新しいプラグインをリリースしたときはいつでも、そのプラグインをインストールしている全てのユーザーは、互換性のあるアップグレードの通知を受け取ります。同様に、ユーザーの一人がアップグレードの準備ができた時、互換性チェックは、起こりうることを正確に伝えます – うまくいけば、アップグレードが計画通りに進まずに、パニックに陥り作成されるようなサポートの課題数を減らします。

UPMが、より多くのユーザーに採用されるほど、プラグインの成功は、プラグインエクスチェンジで提供される情報とより密接な関係になるでしょう。直接インストールできることはとても重要です。そのホストアプリケーションの新しいバージョンの最新リリースや、正確な互換性情報と同様にです。

行動のキッカケ！

マーケティング101によると、すべてのブログの記事は、行動のキッカケが必要です！あなたの行動のキッカケはこちらです：

もしあなたがプラグインの開発者である場合は、UPMをダウンロードして、あなたのプラグインが表示され、ワンクリックでアプリケーションにインストールされることを確認してください。これはあなたのプラグインを少し調整する必要があるかもしれません；そのプラグインが、アトラシアンのプラグインフレームワークのバージョン 2 を使用していることを確認してください。そのプラグインが (zip 配布や、jar の集まりではなくて) 単一で、インストール可能な jar であることを確認してください。そして最後に、あなたのプラグインに掲載している互換性情報が正しいかどうか確認してください。これは私たちのアプリケーションの異なるバージョンについて、いくつかの手動テストを必要とするかもしれませんが、それによりあなたのユーザーがよい経験を得られることが保証されるでしょう。

もしあなたがJIRAやConfluenceのユーザーである場合は、簡単です：UPMをダウンロードして試してみてください！きっと気に入ると思います。

もしBamboo、FishEye、Crucibleユーザーの場合は、しばらくお待ちください。UPMのこのバージョンはまだそれらでは動作しませんが、動作するバージョンをすぐにリリースしたいと思っています。