こんにちは。アトラシアン株式会社でコミュニティ マーケティング マネージャーを担当している新村です。アトラシアンには4月に入社したばかりですが、早速ACE Tokyoのイベントに参加してきたのでその様子をレポートしたいと思います。ちなみに、ACEはAtlassian Community Eventsの略称で世界中でこのようなコミュニティイベントが開催されています。
第65回 ACE Tokyo Meetupのテーマは「使えない状況になって改めて感じたJira/Confluenceの便利機能 -Atlassianロスになった人の声-」ということで、転職で他のツールに移行せざるを得なくなった状況で感じたJiraやConfluenceの良さについて3名の登壇者がお話しされました。普段は何気なく使っている機能や、使いこなしていたからこそ知っている便利機能など様々な機能や使い方を紹介いただきました。
ACE Tokyoの活動について
まずはACE Tokyoのリーダーである株式会社マネーフォワードの高橋さんからACE Tokyoについてご紹介がありました。ACE Tokyoは次のような趣旨のもと活動を行っているそうです。
- 製品の導入、利用方法、運用ノウハウの提供
- 管理者の孤独な戦いからの脱却を支援
- アジャイル、DX、DevOps等について広く発信の場を提供
ACE Tokyoのイベントも今回で65回を数え、そのコミュニティを10年以上引っ張ってきたのが高橋さんです。高橋さんが長年コミュニティ活動の中で出会ったアトラシアン製品使いの猛たちが、アトラシアン製品を使えなくなってどう感じているかを語ってその良さを再確認するのが今回の企画です。
イベントスタート!
ACE Tokyoのイベントは乾杯から始まります。今回は会場を提供いただきましたfreee株式会社の稲村さんの乾杯でイベントがスタートしました。freeeさんではアトラシアン製品を広く導入されているものの、使いこなせていないと感じる場面もあり、「社員にもコミュニティに参加して活用のヒントを得られれば」ということで会場をご提供いただいたそうです。
Confluenceは情報がたどりやすかったなぁ – 毎日使ってた機能5選
まず最初のセッションはリーダーの高橋さんよりConfluenceの便利だった機能について紹介いただきました。高橋さんは前職ではConfluenceの大規模導入、運用などを経験されていました。しかし、現職ではJiraを使ってはいるものの、情報共有ツールは別の製品を使用しているそうです。そういった中で改めて思うConfluenceの便利な機能として下記の5点を挙げていました。
- 最近見たページ一覧をすぐに表示できる「G R」のショートカット
- 他の人の活動をウォッチできるフォロー機能
- ページへの被リンクなどの情報が追えるページ情報
- 階層化されたページ表示
- 子ページ表示やページプロパティといったマクロ
セッションタイトルにもある通り、Confluenceを使っていると見つけたい情報や気になる情報をたどることが簡単で、それによりさまざまな情報から会社のことをよく知ることができたとおっしゃっていました。
失ってはじめてわかる Jira の良さ
続いて、Googleの岡本さんからJiraの良かった思い出をお話しいただきました。岡本さんは以前アトラシアンでサポートエンジニアとして活躍されており、当時はJiraを使ってアトラシアン製品のサポートのお仕事をされていました。そんな岡本さんがJiraを振り返って感じていることは、アトラシアン製品を全面的に使用している時は、Jiraをハブとして様々な情報に素早くアクセスできたということでした。様々なツールを切り替える必要がなくJiraだけに集中できたので、今と比べて認知負荷を低く抑えることができていたそうです。そんな岡本さんは当時を振り返って「やっぱりAtlassianって、ツールを売っているだけじゃなくて、働き方のあり方を提案している会社だなぁ」と感じているそうです。
linkマクロが使いたい
3つ目のセッションは株式会社カケハシの小田中さんからConfluenceのLinkマクロについてのお話しでした。小田中さんは今もJiraを愛用してコミュニティなどで発信していらっしゃいますが、今回は転職して使えなくなったConfluenceについてご紹介されました。小田中さんがConfluenceで良かったと感じている機能は "/link" で作成するlinkマクロだそうです。linkマクロはConfluence内でのページの削除や移動、変更があっても、リンクを最新の状態に維持し続けることができるため、結果として正しくドキュメントの在処や状態を把握できるようになります。このようにドキュメントを有用な状態に維持することで、ページもメンテナンスされやすくなり、それにより使う人が増えるともおっしゃってました。
トークセッション
セッション終了後に登壇者による「Atlassianって何がいいの?」というテーマでトークセッションが行われました。
様々な意見があった中で、アトラシアン製品は「みんなで使うという前提に立って、情報を記録するだけではなく"見る"という部分を重視してる」という意見や、アトラシアンという会社について「オープンである印象が強く、不完全な状態の計画からオープンにして様々なフィードバックを得ている」といった意見が挙がりました。
一方、課題と感じる点としては「多機能であるがゆえ、普及している割に使いこなすまでのハードルが高い」といった意見や、「全方位向けのツールなので全員にピッタリハマるわけではない。その逆で全社で使えることがメリットだけど、そのメリットを全員に説明するのが難しい」という意見がありました。
懇親会
イベントのフード&ドリンクスポンサーであるリックソフト株式会社の大貫社長よりご挨拶と2回目の乾杯をいただき懇親会がスタートしました。懇親会の最初にはリックソフトさんからAtlassian Intelligenceのデモを交えたショートセッションもあり、会場内は各所で参加者同士の交流が行われ、大いに盛り上がった懇親会でした。
今後のACE Tokyoの予定をチェック!
ACE Tokyoでは定期的にイベントを開催しています。今回は参加できなかったみなさんも、ぜひ今後の開催をチェックして参加してください。ACE Tokyoのページにある"Join"ボタンを押していただけると、今後の開催の通知を受け取ることができます。次回のイベントを見逃さないためにも、登録をお願いします!