ここ数年で、ワークプレイスは劇的に変化しました。組織やチームは顧客、投資家、従業員のために正しい結果を出しつつ、オフィスでの仕事からリモートワーク、ハイブリッドワークへと流動的に移行しなければならなくなったのです。しかし、これらは決して容易なことではありません。私たちの調査によると、健全なチームはわずか 17% です。アトラシアンのミッションは、すべてのチームの潜在能力を引き出すことであり、私たちはそのお手伝いをしたいと考えています。
チームそれぞれが最適な仕事の仕方を選択しながら、一緒に働くことを可能にするために、私たちはアトラシアンプラットフォームを強化しています。アトラシアンプラットフォームは、ツールやチーム間でシームレスに仕事を進め、ありふれたプロセスを自動化し、チームが重要なことに集中し、データ駆動型のインサイトを使ってより良い意思決定を迅速に行えるようにするものです。
本日、リーダーからエンドユーザーまで、組織の誰もがアトラシアン製品の生成するすべてのデータへのアクセスを可能にするAtlassian プラットフォームの 2 つの新機能、Atlassian Data LakeとAtlassian Analyticsの2つの新機能を発表できることを嬉しく思います。
すべてのアトラシアン製品データへ、クエリ可能で一元的なアクセスを提供するAtlassian Data Lake
アトラシアン製品は、すべてのチームの作業を管理する重要なシステムであるため、チームのベロシティ、リソース配分、投資収益率に関する重要な意思決定に役立つデータを含んでいます。過去には、チームがそのような洞察を得られるように、コンテキストデータや製品内のダッシュボードを提供してきました。しかし、APIやスクリプトを使用してデータを抽出する必要があったため、ほとんどのチームにとってカスタムレポートの作成は容易ではなく、また迅速でもありませんでした。さらに、製品間やインスタンス間のデータを分析する簡単な方法はありませんでした。
そこで登場するのが、Atlassian Data Lakeです。製品間やインスタンス間のデータを含み、分析しやすいようにあらかじめモデル化されたリッチなフィールドで、インサイトの生成をスピードアップします。Atlassian Data Lake はエンタープライズグレードの信頼できる Atlassian プラットフォーム上に構築されており、プライバシーとセキュリティを確保します。
提供開始時、Atlassian Data Lake には Jira Software と Jira Service Management のデータが含まれますが、すべてのアトラシアン製品のすべてのデータを取り込むよう取り組んでいます。私たちは、お客様がどの製品に入れたデータもお客様のものだと考えており、シンプルでパワフルな方法でフルアクセスを可能にしたいと考えています。
柔軟なデータアクセスとSQLまたはノーコードによる視覚化を提供するAtlassian Analytics
どのチームにも独自の働き方があり、アトラシアン製品はその独自性を育むために多くの柔軟性を備えています。私たちはこれと同じ考え方で、Atlassian Data Lake のデータへのアクセスに取り組みました。昨年買収したクラウドベースの可視化・分析ソリューションである Chartio の技術を使い、私たちは Atlassian Analytics を構築しました。これはシンプルで柔軟なハブで、Atlassian Data Lake にシームレスに接続し、ユーザーが様々な方法でデータにアクセスできるようにします。
ここでは、Atlassian Analyticsがデータレイクを活用してインサイトを提供する方法をいくつか紹介します。
- すぐに使えるインタラクティブなダッシュボード：プロジェクトや製品を横断してワークフローを俯瞰できるダッシュボード。たとえば、フローメトリクスダッシュボードでは、リーダーは、さまざまな価値の流れにおける市場投入までの時間、ボトルネック、ブロッカー、チームの負荷についてエンドツーエンドの可視性を得ることができます。さらに、プロジェクトレベルのデータまで掘り下げて、より深い洞察を得ることができます。
- SQLの視覚化：SQL クエリを Atlassian Data Lake に対して直接実行する機能により、ユーザーがダッシュボードやチャートをカスタマイズできる SQL ビジュアル化機能です。
- ノーコードでの視覚化：Visual SQLによるノーコード可視化は、SQLを使わずにレポートを高速に作成したいチームやユーザーのために、データを探索し、チャートを作成するノーコードな方法です。例えば、チームは Jira Software から割り当てられたストーリーやバグに関するデータを取り込み、Jira Service Management からの変更要求やインシデントと一緒に可視化し、何を優先すべきかを評価することができます。このデータを任意の種類のチャートで視覚化し、チャートに直接コメントして適切な人々を会話に参加させることができるため、コンテキストの切り替えなしに意思決定を行うことができます。また、スナップショットボタンを使って、前の週のチャートとデータに戻り、傾向を比較したり理解したりすることもできます。
- 他のソースからのデータをブレンドする：アトラシアン製品のデータは、他のビジネスクリティカルなデータソースと組み合わせることで、より強力になります。たとえば、Snowflake からの収益の伸びを Jira Software からのエンジニアリング出力にマッピングするレポートを作成し、新機能が成長目標にどのような影響を与えたかを可視化することができます。
- （近日提供予定）外部ビジネスインテリジェンス（BI）ツールとの直接接続：多くのチームがTableauやMicrosoft Power BIなど、お気に入りのBIツールを使い続けたいと要望されていることは十分に理解しています。近日中に、Atlassian Data Lake をこれらのツールやその他の BI ツールに接続する機能を提供する予定です。
将来、すべてのチームがベロシティを向上させる方法についてカスタマイズされた提案を受け、すべてのリーダーがチーム全体の健康を改善する方法についての洞察を得て、仕事がよりスマートに行われ、チームがその潜在能力を最大限に発揮できることを想像してください。それが私たちの究極のビジョンであり、Atlassian Analytics と Data Lake で、これを実現するためのビルディングブロックを配置しています。
Atlassian Data LakeとAtlassian Analyticsを試してみる
Atlassian Analytics と Data Lake は、Jira Software または Jira Service Management の Cloud Enterprise プランのお客様を対象とした早期アクセスプログラムを通じて提供されています。Enterprise プランをご利用のお客様は、早速お試しください。