By Scott Farquhar
September 4, 2018
電話を使った送金からワンクリックでの契約書署名まで、ソフトウェアは私達の日々の暮らしの一部となりました。しかし、全ての進歩にも欠点があります — 具体的にはダウンタイムです。
人気のあるオンラインサービスが中断してしまうと、数百万人の人々が混乱し、北米だけで年間7億ドルの費用がかかります。今日のIT組織が直面している最大の課題は、サービスの中断に対応することです。
そのため、IT運用チームが短時間で障害を解決し、時間の経過とともに発生するインシデントが少なくなるよう支援する、2つの重要な発表を共有することを嬉しく思います。
1つ目は、インシデントアラートのリーダーであるOpsGenieを買収することに合意しました。エアカナダ、ワシントンポスト、オーバーストックなどを含む 3,000 以上のお客様が、待機スケジュールを管理し、障害の発生時にはすぐに適切な人に通知するために OpsGenie に頼っています。二つ目は、私たちは Jira Ops という新しい製品を提供します。重大なインシデント発生時に指令センターとして機能し、インシデント対応チームに作業を調整する中心的な場所を提供します。
OpsGenie: 緊急時のアラート通知とエスカレーション
インシデント対応における重要な初動は、迅速で信頼性の高いアラート通知です。今日のアプリケーションは未だかつて無いほど複雑性が増しているため、インシデントには、しばしば運用と開発チームの間に複雑な調整が求められます。
OpsGenieは、スケジュールやエスカレーションパス、タイムゾーンの差や休暇等が考慮された通知などを高度に組み合わせ、すべての適切な人々への通知を支援します。
そして、OpsGenieはこれをすべて堅固な信頼性の上に行います。
Jira Ops: 対応を調整する単一の場所
対応チームがアラートを認識して行動に移した後も、しばしば以下のような個別ソリューションをつなぎ合わせて作業を完了させる必要があります。
- さらなる対応要員に対する通知やエスカレーションを行うOpsGenieのようなツール
- Slackでのリアルタイムチャットを通した問題分析と修復の相談
- 顧客への最新情報提供のためにAtlassian Statuspageを通したインシデントコミュニケーション
- 大量のEメールや電話に対応するためのJira Service Deskを通したカスタマーサービス
- Confluence や Jira Software を使った事後分析の書き起こしや事後タスクのトラッキング
このような各ツールはそれぞれ価値のある目的を果たしますが、活動が様々なツールに分散している場合、チームが調整を保ち続けることは難しいです。私たちは、そのためにJira Opsを作りました。チームが対応を調整するための単一の場所を提供する、統一されたインシデント指令センターです。Jira Opsは、Jiraのワークフローエンジンを基盤とし、チームへ対応ワークフローのガイダンスを提供しながら、インシデント毎に新しいSlackルームを作成すると言った共通のステップを自動化します。
そして、優れたツールは適切なプラクティスと組み合わされると更に良くなるため、私たち自身の内部的なインシデント対応ハンドブックを併せて提供します。これによりお客様は、我々がクラウドベースのサービスプロバイダーとして過去10年間に構築してきたインシデント対応テクニックから学ぶことができます。
今日のITチームのためのパワフルなインシデント管理プラットフォーム
Jira Ops と OpsGenieは、インシデント管理に信頼性と一貫性をもたらし、チームが障害をより早く解決するために再利用可能なフレームワークを提供します。それだけでなく、インシデントコミュニケーション市場のリーダーであるAtlassian Statuspageが、Jira Opsと密接に統合しました。
これらのツールは、一体となってパワフルなプラットフォームを形成し、より迅速なインシデント対応と解決を支援します。お客様コミュニケーションを行う初動から根本原因分析まで、アトラシアンなら、インシデントライフサイクル全体を通してより効果的に、お客様に対してベストなサービスを提供することができます。
私たちは、OpsGenieのお客様にサービスを提供することと、OpsGenieチーム全体と協力して市場に対してベストなインシデント対応ソリューションを提供していくことを楽しみに思っています。
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