ここ数年、Portfolio チームがお客様のフィードバックに耳を傾けてきた結果、「シームレスな統合」という1 つの明確な課題に辿り着きました。Portfolio for JIRA を利用するチームにおいて、JIRA Software で管理されているすべてのチームの作業を、 長期的な計画が管理されている Portfolio for JIRA と同期させる機能は非常に重要です。そこで、 Portfolio チームは 、JIRA Software とシームレスに統合できる、全面的に改善された Portfolio 2.0 の提供に尽力することにしました。
今回、ゼロから再設計し、JIRA Software との新しい統合機能を搭載した Portfolio for JIRA 2.0 を発表できることを嬉しく思います。JIRA Software からデータを動的に読み込むことで、リアルタイムでの計画が可能となり、すべてを最新の状態に維持することができます。この新しい統合プロセスにより、スプレッドシートなどの切断されたツールを使用して進捗状況やステータスを手動で管理する必要がなくなります。JIRA でのチームの作業は Portfolio に自動的に取り込まれるため、すべてのチームやプロジェクトを瞬時に確認することができます。
おさらい:Portfolio for JIRA とは?
2.0 の特長を説明する前に、Portfolio for JIRA とは何かについて振り返ってみましょう。Portfolio for JIRA は、JIRA 用に構築されたアジャイルなポートフォリオ管理ツールです。現実的なリリース日を計画・予測し、スケジュールをリアルタイムで最適化できるため、リリース可能日を把握できます。チームの空き状況とスキルセットを管理することでボトルネックを回避し、必要なときに適切なメンバーがアサインできることを確認できます。このため優先順位づけやトレードオフの意思決定を短時間で行うことができ、起こり得る状況を予想し、計画への影響を瞬時に確認したりできます。また、ビジネス目標を設定して進捗状況を追跡し、戦略どおりに実施されていることを確認できるます。それでは、Portfolioで何ができるのかを短いビデオでご覧ください。
Portfolio for JIRA 2.0 の新機能
チームが JIRA Software で作業をしている間、計画やレポートのニーズに対応するためにデータを手動で逐次インポート/エクスポートするのは不便です。Portfolio for JIRA は JIRA と自動的に統合されるため、ポートフォリオ上でプランをチームの作業に直接関連づけることで、常に最新のデータを使用したプランを立てることができます。セットアップウィザードに従うだけで、あっという間にポートフォリオのプランの準備が整います。JIRA Software からボード、プロジェクト、フィルターにリンクし、関連リリースを選択、チームの追加、範囲の確認を行います。はい、これでライブポートフォリオのプランができあがります!
1分以内で Plug and Plan (統合と計画)
すべてのチームとプロジェクトでのリアルタイムの可視性
計画の立案には、短時間で優先順位付けとトレードオフの決定を行い、計画における影響を瞬時に確認できることが求められます。Portfolio for JIRA は JIRA 内のチームの作業進捗を動的に更新するので、常に最新のデータが表示され、リアルタイムでスケジュールを最適化できます。ストーリーをスプリントに追加したり、ストーリーのランクを変更する、またはバージョンのリリース日を変更するといった、JIRA で行ったすべての変更を、Portfolio で自動的に更新します。この統合により、Portfolioとアジャイルボードを同期する、JIRA 課題の担当者 (選択した階層レベルの) への課題を自動的にスケジュール設定する、JIRA で設定された課題リンクタイプと一致するよう Portfolio の依存性を設定する、などの新機能が追加されました。たとえば、JIRA で課題 A により課題 B がブロックされている場合、Portfolio では課題 A は課題 B の前にスケジュールされます。
「もしも」を試すサンドボックス方式で計画
計画は、サンドボックスプランを使って効果的に行うことができます。ここでは、多数の「もしも」のシナリオを自由に試すことができます。シナリオが現実的なものになるよう、最新のデータ (例: JIRA Software から Portfolio for JIRA に取り込んだデータ) を使用することができます。しかし、Portfolio で行った変更を必ずしもただちに JIRA Software に適用する必要はありません。Portfolio 2.0 の多数のメリットの 1 つとして、このサンドボックスで自由に試すことがあります。仮定のシナリオを作成し、準備が整った場合にのみ JIRA Software にコミットできます。これまでに確認できなかったことが、簡単にサンドボックスを使用して確認できるようになりました。新しいレビュー変更ダイアログにより、JIRA Software にコミットする前にすべての変更の完全なレビューを行うことができるのです。これにより、チームは集まって変更を確認し、チームとしての変更を確定しやすくなります。
Portfolio for JIRA の詳細に移動したい場合は、ここからエンドツーエンドのデモをご覧いただけます。
Rosetta Stone は Portfolio for JIRA でどのように大規模アジャイルを実現したか?
実際にPortfolio 2.0 を見てみたいと思いませんか?グローバルな言語学習およびリテラシー企業である Rosetta Stone は、JIRA Software と Portfolio for JIRA の両方を使用することで、8地域の 15 のチームでアジャイルに拡張します。Rosetta Stone® の PMOの部長であるトッドは次のように語っています。「複数のチームを同じ速度で同じ方向に進めるということは、非常に難しい課題です。大規模アジャイルはすべてのチーム間で絶対的な可視性を提供することでこの課題を解決し、私たちが同じペースで前進できるようサポートします。JIRA Software および Portfolio for JIRA を使用することで、すべてのチームが何を実行しているかを同時に確認できます。当社のように、チーム間に多くの依存関係が存在する場合、これは非常に重要です」
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Portfolio 2.0 の詳細はこちらをご覧ください。 Portfolio 2.0 の詳細を確認してライブで質問したいという方は、Portfolio の主任プロダクトマネージャーである Martin Suntinger による、Portfolio 2.0 ウェビナーにご参加ください。ライブ Q&A コーナーもあります。皆様の計画がうまく行きますように!