Portfolio for JIRA チームは、Portfolio for JIRA 2.1 を発表できることを嬉しく思います。 jira.atlassian.com に寄せられたお客様のフィードバックのうち、多くの賛同を得ていたものを参考にしたアップデートとなっています (私たちはいつもフィードバックに耳を傾けています!)。Portfolio for JIRA 2.1 は、カスタムフィールドやラベル、コンポーネントによって、より前後関係がわかりやすいプランニングを実現します。さらに、見積もりのないアイテム、デフォルトの見積もり、複数の見積もりの混合によって、さらなる柔軟性が可能になり、そして、ステークホルダーとのレポートの共有により、さらなる可視性を実現することができます。詳しくは、この先をお読みください。
より前後関係がわかりやすいプランニングを
あなたのチームが計画や意思決定を行う上で非常に重要な情報は、JIRA Software 上にあるかと思います。以前は、カスタムフィールドを利用してビジネスバリューを評価したり、ラベルやコンポーネントで他の関連情報を追跡していたかもしれませんが、今後は、カスタムフィールド、ラベル、コンポーネントの閲覧と編集は、Portfolio for JIRA 内で直接行えるようになります。
また、 Portfolio 特有のフィールド (チームや階層レベルなど) もJIRA Software の課題上で閲覧できるようになりました。 例えば、Portfolio for JIRA でアサインされたチームが、JIRA Software の課題に 「チームフィールド」 として新しく表示されます。そして、より大きなスケールで計画を把握するために Portfolio for JIRA で新しい階層レベルを作成し、そのカスタムした階層を、JIRA Software の課題から直接、閲覧・管理できるようになりました。(補足: チームと階層のどちらのフィールドも、JQL で検索可能です!)
よりフレキシブルなプランニングを
時として、プランニングが遠い未来のことを想定するあまり、チームにとってどれだけの労力を要するものか分からない場合があります。Portfolio for JIRA 2.1 では、見積もりのない作業アイテムを計画できるようになりました。必要なのは、リリースかスプリントに関連付けられた作業だけです。これは、ロードマップの作り始めにたいへん役立ちます。ただし、現実的なロードマップが必要であれば、いずれ具体的な見積もりが必要になります。また、以前のクラシックプランで人気だった機能で、エピックやストーリー、いずれかのカスタム階層にデフォルトの見積もりを設定する機能も復活させました。このため、見積もりが準備できていない時点でも計画が可能ですが、計画の大まかな構想は必要です。
チームごとに働き方が違うのは当然のことです。チームの見積もりに基づき計画を行うチームもあれば、ストーリーポイントに基づいて計画を行うチームもあります。ただ、両方のチームを包括する1つの計画が必要な場合もあるでしょう。Portfolio for JIRA 2.1 では、複数の見積もりを含む計画が可能になりました。そうです。ストーリーポイントと時間の混合による計画が可能なのです! 見積もりのタイプごとに簡単にコンバージョン率を設定できるため、時間とストーリーポイントそれぞれに基づく見積もりを計画に含めることができます。
すべての人を一つのページに
計画の進捗状況や、「Xの発売はいつ?」といったことを聞かれた場合に、Portfolio for JIRA からあらゆるレポートを共有できるようになりました。方法は2つあります。1つは、閲覧限定のリンクをステークホルダーと共有する方法です。この場合、あなたが設定したフィルターなどがそのまま閲覧されます。もう1つは、iFrame で閲覧する埋め込み可能なレポートを共有する方法です。また、CSV エクスポートにも対応しているため、スコープやリリースレポートを CSV 形式でダウンロードできます。
既に Portfolio for JIRA をご利用でしたら、こちらでリリースノートをご確認いただけます。まだ Portfolio for JIRA をお持ちでなければ、30 日間の無料トライアルをご利用いただけます。
素晴らしいプランニングを!
Portfolio for JIRAについてさらに詳しく学ぶ
*本ブログは Atlassian blogs を翻訳したものです。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2016 年 10 月 24 日投稿、"Portfolio for JIRA 2.1 is now more flexible to the way your teams plan“