サーバー製品のサポート終了に向けて

クラウド移行トライアルが12か月無料となるキャンペーンを実施中!

サーバー製品のサポート終了まであと12か月

2020年10月にサーバー製品の販売およびサポート終了についての発表を行ってから、早くも 2 年以上が過ぎ、2024年2月15日 (米国時間) に予定されているサポートの終了まで 1 年を切りました。サポート終了後は、すべてのサーバー製品とサーバー製品向けアプリ (Atlassian Marketplace より入手されたアトラシアン製およびサードパーティー製のもの) に対する技術サポートや不具合の修正、セキュリティアップデートの提供が行われなくなります。サポート終了後にこれらの製品の利用を継続されますと、脆弱性が発見された際などに修正プログラムが配布されず、システムがウイルスやスパイウェア、悪意のある攻撃などの脅威に晒されることとなり、組織としてコンプライアンス要件を満たせなくなる可能性があります。

サーバー製品の終了の発表後、アトラシアンはクラウドファーストの企業として、世界最高レベルのクラウドプラットフォームを構築することに力を注いでいます。クラウドプラットフォームでは、合理的な運用コストや、組織の状態に合わせた柔軟な拡張性が実現されるだけでなく、セキュリティ強化や、革新的な新製品の開発も推し進めております。また、スムーズにクラウドへ移行いただけるよう、移行ツールの改善や移行の成功事例に関する情報提供にも力を入れています。

クラウドプラットフォームへの移行には、その評価から実際に稼働するまで平均 9 か月かかるため、2024年2月15日のサポート終了に向けて余裕をもって選択肢を検討いただくには、今開始されることをお勧めします。そこでこの度、Server 版または Data Center 版をご利用のお客様向けに、クラウド製品を通常より長くお試しいただけるキャンペーンを開始しました。

この記事では、同キャンペーンのご案内とクラウド移行の始め方、そしてクラウド以外の移行先の選択肢についてご紹介します。

クラウド移行トライアルが12か月無料

2023年5月15日 (米国時間) までに、Jira Software、Jira Service Management、Confluence のクラウド移行トライアルにお申し込みいただくと、最大12か月、無料で該当製品をご利用いただけます。

クラウド移行トライアルは、Server 版および Data Center 版をご利用のお客様に特化して設計された、長期間利用できる試用版で、下記の特徴があります。

  • サンドボックス環境で最新のクラウド製品の機能をお試しいただけます
  • ユーザーやデータの移行をテストする環境としてご利用いただけます
  • 本番環境への移行時に、トライアルを新しいクラウドサイトに変換できます

この機会に是非、クラウド移行トライアルを開始し、クラウドプラットフォームがお客様のビジネスに適しているかどうか、ご確認いただければ幸いです。

クラウド移行の始め方

クラウドへの移行は大変な作業ではありますが、アトラシアンはお客様の成功に向け、スムーズに移行いただけるよう尽力いたします。アトラシアン移行プログラム (AMP) には、クラウドへの移行を始めるにあたり必要となるすべての情報が集約されており、移行の道のりをガイドします。

  • アプリの評価を始める現在お使いのサードパーティー製アプリが Cloud 版でも利用できるかを確認することから始めましょう。
  • 早い段階でサポートを探す – アトラシアンでは、お客様の状況に合わせて支援できるよう、さまざまな担当者や情報をご用意しています。よりお客様に特化した専門的な知識やハンズオンでのサポートをお探しの場合は、アトラシアンのソリューションパートナーにご相談ください。
  • 投資対効果の計画を策定する移行コスト計算ツール移行ガイドを使いながら投資対効果を予測し、計画を策定しましょう。効果を最大化するためにも、上記の12か月無料のクラウド移行トライアルを、ぜひご活用ください。
    移行の準備が整った段階で、Server メンテナンスの未使用期間を Cloud サブスクリプションに割り当てられるステップアップクレジットもご検討ください。また、ユーザー数が多いお客様は、デュアルライセンスクラウド ロイヤルティ割引を活用することで、Server 版と Cloud 版両方への同時支払いを回避することができます。ロイヤルティ割引は2023年6月30日までのご購入が必要となりますので、期間終了前に20%の割引を確定できるよう、お早めにご検討いただけますと幸いです。

クラウド移行が適さない場合

クラウドを評価いただいた結果、クラウドへの移行を阻む要件が発覚する場合もあります。あるいは、2024年2月のサポート終了に間に合わせるために、より迅速な方法をお探しのお客様もいらっしゃるかもしれません。この場合は、Data Center 版へのアップグレードをお勧めいたします。

最も短期間で実装できるオプションはシングルノードの Data Center へのデプロイメントとなり、このアップグレードの作業は数分で終えることができます。Data Center ライセンスに切り替え、レート制限 (英語) やコンテンツ配信ネットワーク(CDN) (英語)、高度な監査 (英語)、データパイプライン (英語)、課題のアーカイブなど、クラスタリングに依存しないエンタープライズ機能を解除します。インフラストラクチャの柔軟性をより高めるために、後からクラスタ環境に移行することも可能です。

Data Center はクラウド移行に向けた通過点でもあります。アトラシアンでは、自己管理環境を必要とされるお客様のニーズを満たすために下記エリアでの Data Center 製品への投資を継続してまいります。

  • パフォーマンスと拡張性
  • セキュリティとコンプライアンス
  • インフラストラクチャと運用
  • 管理者とエンドユーザー両方に向けた新しい製品体験の改善 (Cloud 版により近い新機能や性能をご確認いただける予定です)

Data Center 製品の最新機能については、Data Center ロードマップData Center のコミュニティ (英語) でご確認ください。また、Data Center へのアップグレードや移行についての情報を集約した Data Center 移行ガイドもご用意しています。


以上、サーバー製品のサポート終了に向けたキャンペーンと、クラウド移行の始め方、そしてもう一つの移行選択肢である Data Center についてご紹介しました。

現在サーバー製品をご利用のお客様は、通常より長くクラウド製品をお試しいただけるこの機会に是非、移行のご検討を開始いただければ幸いです。