新年を祝して (かなり遅れてはしまいましたが)、Windows 向け SourceTree の新しいメジャーバージョンはいかがでしょうか? 皆さんが 2014 年を勢いよく走り出すために、うってつけのものをご紹介します。
git-svn サポート
今後は、Windows 向け SourceTree を利用する事で、git-svn を介して古い Subversion プロジェクトと一緒に使用できます。この際、Gitリポジトリをローカルに使用できますが、クローン、プッシュおよびプルを介してリモートSVNと対話できるため、早くてフレキシブルなローカル DVCS の利点を合わせつつ、まだレガシーリポジトリを実行中のプロジェクトとも効果的にコラボレートできます。
コマンドラインインターフェイス
今後は、コマンドラインからインストールしたあらゆる場所から SourceTree.exe を呼び出す事が可能となり、お使いの現行ディレクトリにとって最も近くに含まれるリポジトリがデフォルトで開かれます。また、異なるパスを指定して、次の様に即座に一定のビューにナビゲートしたり、一定のコマンドを実行するよう SourceTree に要求できます。
SourceTree [-f path] [ <command> [<command_params>] ]
利用できるコマンドは以下の通りです:
clone <url> |
提供された URL でクローンダイアログを開きます。 |
status |
ファイルステータス ビューのリポジトリを開きます。 |
log |
ログ ビューのリポジトリを開きます。 |
search [<pattern>] |
サーチ ビューのリポジトリを開きます。<pattern> が指定されている場合、即座にそのテキストを検索します。 |
filelog <file> |
リポジトリを開き、<file>のログを開きます。 |
commit |
リポジトリを開き、即座にコミットダイアログに行きます。 |
どこからでもアクセスできるように、SourceTree のインストールディレクトリをお使いのパスにインストールすると良いでしょう。
翻訳版
翻訳者の募集に対する皆さんの反応のおかげで、今や SourceTree for Windows 1.4 は英語、日本語、中国語、フランス語、ドイツ語、そしてロシア語の六カ国語で利用できます。最後の三つの言語は 100% は仕上がっていないものの、主要部分は既に翻訳済みです。残りの部分の翻訳作業に加わりたいとお考えの方は、翻訳作業への参加をお願いします!
パッチファイルサポート
今後は、SourceTree 内でパッチの作成および適用を行えるため、未コミットの作業状態から構成されるパッチ、および一つあるいはそれ以上のコミット済みパッチを効果的に使用できます。SourceTree は、パッチ生成におけるあらゆるオプションを簡単なインターフェイスへと収集し、パッチを適用する際の相対パスおよびストリップオプションの認識を行ってくれるため、手動でこれらの作業を行う必要がありません。
パッチ機能に関しては、アクション メニュー下、パッチを作成 および パッチを適用にて確認できます。
アーカイブサポート
現在の状態、あるいは履歴のある時点で、Git/Mercurial 履歴やメタデータを無しにお使いのソースの完全なコピーをエキスポートしたいですか?この際に必要となる機能がアーカイブであり、メインメニュー(リポジトリ > アーカイブ)、あるいはログのコミットに対するコンテキストメニューにて利用できます(コミットを右クリックして、アーカイブを選択)。
アナリティクス
皆さんがこの製品をどのように利用しているかを教えてもらう事で、我々は SourceTree を更に優れた製品にしたいと考えています。最新バージョンではポップアップが現れて、皆さんの製品の使用方法に関するデータ収集を行っても良いかを尋ねます。また、個人情報は一切収集されないという点を強調しておきたいと思います。
その他
次の通り、色々と細かい点も追加されました:
- コミットダイアログにおける、オプションのスペルチェッカー
- ファイル > 開く あるいはコマンドラインを介して開いた、開いたリポジトリのブックマーク機能
- diff ビューにおけるタブからスペースへの構成可能な変換
- 改善されたマルチモニターサポート
- などなど。
Windows 向け SourceTree の新バージョンを気に入って頂ければ幸いです!
*本ブログは Atlassian SourceTree Blog の翻訳です。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2014 年 1 月 29 日 "SourceTree for Windows 1.4 released!"