Jira Cloudでのプロジェクト作成をシンプルにする2つの変更

2021年3月後半、ユーザーの利便性向上を目的に、Jiraのプロジェクト作成に関する2つの変更を予定しています。変更に伴う混乱を避けるために、今回の変更内容とその背景について、以下にお知らせします。

テンプレート ライブラリから新しいプロジェクトを開始

Jiraでプロジェクトを作成する際、新しいテンプレート ライブラリから開始するよう変更されます。ご利用のJira(Jira Software、Jira Service Management、Jira Core)で使用できる、さまざまな種類のテンプレートが用意されており、目的に合ったものを選択いただけます。この変更は、Jiraでのプロジェクトの開始を適切に支援することを目的としており、テンプレート自体の内容は基本的に変わりません。

テンプレート ライブラリには、各テンプレートに関する情報とベストプラクティスが含まれており、次回のプロジェクトに最適なテンプレートを初めて選択する際に役立ちます。これにより、テンプレートを使ったプロジェクトの作成における手戻りが削減されます。

プロジェクト名を「次世代」と「クラシック」から変更

2018年10月に次世代プロジェクトを発表してから、「次世代」という名称は誤解を招きやすいというご意見をいただいていました。このお客様の声を元に、名称からプロジェクトの種類を把握できるよう、次の通り変更します。

  • 次世代プロジェクトは、チーム管理対象プロジェクトに変更されます。独立したスペースで、独自の業務プロセスや方法を通じてプロジェクトを進めるチームに最適です。
  • クラシック プロジェクトは、企業管理対象プロジェクトに変更されます。Jiraの管理者により設定と運用が行われ、共有のワークフローなど、組織標準の方法に沿って、他のチームと協力して複数のプロジェクトを進めるチームに最適です。

私たちは、製品の長期的なビジョンに基づいて、わかりやすい名前を慎重に選びました。最終的には、「チーム管理対象プロジェクト」と「会社管理対象プロジェクト」の根本的な違いは、管理方法の違いだけとなるように、引き続き改変に取り組んでいます。

今後:両プロジェクトへの更なる投資

アトラシアンでは、両方のプロジェクト タイプに価値があることを認識しており、お客様が両方を利用しながら素晴らしい成功を収めているのを目にしています。今後も、チーム管理対象プロジェクトと企業管理対象プロジェクトの両方に対して、革新と新機能の提供を続けていきます。また、Jiraの進化に伴い、あらゆる部署やチームで利用いただける新しいテンプレートの追加も予定しているので、お見逃しなく!

今回の変更は、あらゆるチームやプロジェクトに対応し、すぐに利用可能なテンプレートを備えた強力なライブラリを提供する未来に向け、大きな意味を持ちます。変化には適応が求められますが、この未来を踏まえ、今回の変更にご理解いただければ幸いです。