2010年アジャイル開発の現況

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*本ブログは ATLASSIAN blogs を翻訳したものです。本文中の日時などは投稿当時のものですのでご了承ください。
*原文 : 2011 年 1 月 10 日、John Sloat 投稿 “2010 State of Agile Development
 
5回目の年次アジャイル開発の現況調査が最近Versiononeにより発表されました。それは、Analysis.Netリサーチにより運営され、91カ国4,500名以上からの回答を集めました。
最も大規模で長期にわたり実施されているアジャイル開発の調査ですので、コミュニティにとってかなり優れたバロメーターとなります — しかし、他のいかなる調査と同様に、結果は話半分に聞く必要があります。

アジャイルツール

JIRA/ GreenHopperの組み合わせは、この調査の中で4番目に多く使われているアジャイルツールであり、シェアは前年の24%から29%へと増加しました。
昨年は Versionone を追い抜いたGreenHopperは、回答者の36%が使用しているVersiononeの名を冠したアジャイルツールによって追い抜かれました。
この調査ではわずかな増加しか示していませんが、GreenHopperは昨年12月からアクティブな顧客数が二倍以上に増えました。Versiononeあるいは他の創造的な調査においてであっても、それはとても目覚しい成長です。
ExcelとMicrosoft Projectは両方とも昨年より減少しました。より洗練されたアジャイルコミュニティに向かっているという傾向をおそらく示しているのでしょう。

 

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アジャイル方法論

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スクラムは、去年の50%から58%へ増加し、今年もまた、圧倒的に一番人気のある方法論でした。
スクラム/ XPのハイブリッドは、24%から17%へわずかに減少しました。しかし、スクラム/XP、あるいはスクラムだけを実践している人、の割合はほぼ変わらず (74% -> 75%)、スクラムが明らかに勝者となっています。
私たちの唯一の疑問は、カンバンはどこでしょう?ということです。今年の調査では、Scrumban(スクランバン)がその他(3%)に含まれていましたが、純粋なカンバンはありませんでした。

追加資料

2010年アジャイル開発の現況調査の残りをご覧になるか、2009年版2008年版をご覧ください。