みなさんこんにちは。アトラシアンでコミュニティマーケティングを担当しています新村です。今回は9月26日に開催された第67回ACE Tokyo Meetupの様子をレポートしたいと思います。ACE Tokyoはアトラシアンの公式コミュニティで東京を中心に活動しています。今回のテーマは「Findy Team + とJiraで実現する開発生産性可視化の事例&海外イベント(Team’24)ふりかえり」ということで、Team ’24の感想や、Rovoのデモ、JiraやConfluenceを活用している事例の紹介と盛りだくさんの内容でした。
まずは1回目の乾杯と開会の挨拶
ACE TokyoのMeetupでは乾杯からイベントが開始されます。お酒も含めて飲み物を飲みながら、気楽に参加いただくというスタンスです。コミュニティ リーダーの高橋さんから乾杯と開会の挨拶がありました。
会場を提供いただいたファインディさんからのご挨拶
今回のACE Tokyo Meetupはファインディ株式会社さんに会場を提供いただき開催しました。ファインディさんではFindy Team+という、JiraやBitbucketなどのデータを元にチームの生産性を可視化するサービスを提供しています。セミナー開始にあたって、会場の説明とファインディさんのサービス紹介をしていただきました。
今回提供いただいたイベントスペースは、とても素敵で、設備も充実していてイベント開催する側にとっては非常に魅力的なスペースでした。ACE Tokyoのようなコミュニティイベントにも貸し出しをされているそうなので、気になる方は相談してみてはいかがでしょうか。
Atlassian海外イベント参加レポート
ACE Tokyo リーダー、株式会社マネーフォワード 高橋さん
今年5月に開催されたTeam ’24に参加された高橋さんから、現地での様子を紹介いただきました。今回のTeam ’24はメッセージが明確だったという高橋さん。System of Workの図をみて、JiraとConfluenceをベースとしてチーム活動を強化していこうという意図を感じたそうです。また、チームワークの基盤としてLoomがそこに加わることで、非同期情報共有がアトラシアンの強みであるということを実感したそうです。
高橋さんは最後に「Confluence + Jiraでチーム活動の基盤を作り、非同期情報共有を活性化させるのがAtlassianツールで実現すること」が重要だと確信したとおっしゃっていました。
Rovoをガチ目に触ってみた。Atlassian IntelligenceとRovoについて語ります
アトラシアン株式会社 皆川
皆川からは今後リリース予定のRovoについてデモを交えながら、Atlassian Intelligenceとの違いも含めて紹介しました。
すでにJiraやConfluenceなどでご利用いただけるAtlassian IntelligenceではConfluenceのドキュメントの内容を要約したり、Jiraでアイデアを生成するのを助けてもらったり、専門知識が必要なJQLを自然言語から生成したりといったことができます。特に、Conflueceページの要約機能はそのドキュメントをじっくり読む必要があるかどうかを判断するのに役立っていて、時間の節約に役立っているそうです。
一方RovoはAtlassian Intelligenceの機能を活用した全くの新しい製品として捉えてほしいとのこと。Rovoでは3つ観点から人間の作業を支援してくれます。
まず一つ目が「見つける」。Rovoはサードパーティの情報ソースも含めて検索をして答えを見つけてきてくれます。そのため、企業内のあらゆる情報を網羅し、企業内に眠るナレッジを開放することができるようになります。二つ目が「学習する」。Rovoでは作業をしている人間が、扱う情報を学習することを支援してくれます。三つ目が「行動する」。Rovoは人間が手を動かして時間をかけて行うような仕事を肩代わりしてくれます。データの集計やレポートの作成などは、Rovoを仮想のチームメイトとして作業を依頼することができます。
このような観点から、Rovoを活用するためには、エージェントをどのように作るか、それを自動化のプロセスに組み込むのかを考える必要があるそうです。
Confluence/Jira/Findy Team+ を活用して開発生産性を可視化するためには
KINTOテクノロジーズ株式会社 粟田さん
粟田さんは社内のプラットフォームを管理する横断組織でデータベースを担当するDBREというグループをマネージされています。その中で、ドキュメント管理をConfluenceで、タスク管理をJiraで、チームのコンディション管理をFindy Team+で行なっているそうです。
中でも、チームとして最も重要視しているのは、Confluenceの中に存在するチームのHandbookという文化です。DBRE HandbookにはDBREがとうあるべきか、未来に向けてどう成長・貢献していくかを示す「生きたドキュメント」としての役割があります。これはマネージャーがメンバーに望む自分たちの在り方の理想形を示しているそうです。
ドキュメント管理の観点で生産性を上げるための取り組みとしては、Confluenceのテンプレートを用意してページの構成に迷わないようにする、インクルードマクロを利用してページを参照し何度も同じことを書かないようにする、Handobookを整備し道標を示すといったことを行なっています。
Jiraを使ったタスク管理で生産性を上げるための取り組みとして、タスクの意図を明確にするためにJiraにWhyやWhatをかくことを躊躇わない、Sub Taskは最長で1日で終わる範囲に分解する、自力でできないことはチケットを分けるといったことを行なっているそうです。
チームのコンディション管理の観点で生産性を上げるためには、Findy Team+で出てきた数字だけを見るのではなくその背後にある事象を見極めること、目標設定を効果的に使うこと、小さな改善を積み上げることを心がけているそうです。
最後にこういったツールを使って生産性を改善するにあたって「自分たちの課題をどのように解決できるかを考えてそのツールを活用することが重要」とのメッセージをいただきました。
そして懇親会へ
懇親会の始まりは、フード&ドリンクスポンサーのリックソフト大貫さんによる乾杯のご挨拶でした(すいません、ベストショットが撮れませんでした)。
ホワイトボードの前に集まって前回のディスカッションの続きをディスカッションしました。まだまだ、議論は尽きないようでした。
また、このイベントに対するフィードバックもいただきました。粟田さんのリアルな事例の話が人気だったようです。
そして、最後はいつもの集合写真です。今回もたくさんの方にご参加いただきました。また次回の参加もお待ちしております。
今後のACE Tokyoの予定をチェック!
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