将来の混乱を避けるためにしっかりした計画を立てておく
マーケティング キャンペーンの規模が大きくなるほど、よりしっかりとした計画が必要になっていきます。このテンプレートを使えば、初期の段階でプロジェクトの詳細な計画を立てられます。こうすることで、タスクの担当者、締め切 りのスケジュール、予算の割り当て方法などで混乱するリスクを避けられます。主要関係者に進捗を伝え、戦略と成功の評価基準を可視化してチームメンバー全員に参加してもらいます。
はじめに、このキャンペーンで達成すべきことは何かについて考えてみましょう。自身の仮説を書き出すことから始めて、対象市場が何になるかを記載します。たとえば、自社の Twitter アカウントの顧客エンゲージメントを高めたい場合、投票形式の質問などのインタラクティブな投稿をすることから始め、フォロワー数が X まで増えた場合、またはインプレッション数が Y まで跳ね上がった場合に成功したとみなす、などと書きます。
「体を鍛える」というありきたりな新年の目標のように、測定可能な目標を設定する必要があります。測定方法を決めておけば、ぼんやりとした感覚ではなく、目標を達成したまさにその瞬間がはっきりとわかるようになります。新規顧客の 500 件獲得や、ウェビナーの登録者数 1,200 人達成を成功とみなすというような目標を設定します。明確な目標値が設定されていれば、可能性は限りなく広がります。
キャンペーンを始める前に予算を決定し、その金額を超えないようにします。仮説に基づいて、目標を達成するのに最も大きな影響を与えるアクティビティが何か、チーム内で優先順位を付けます。各アクティビティに予算を割り当てて、予算の使い道を明確に記載します。たとえば、デザイン企業に依頼して自社 Web サイトのイラストを刷新するのに 1 万ドル、といった具合です。
チームで作業を始める前に、キャンペーンのスケジュールを検討します。四半期末までに新たに組織的な機能をローンチするための期間として 2 か月あるとします。同じ時期に予定している別のローンチの妨げにならないでしょうか? 将来を見据えて作業を対応可能な単位に分割することで、いつまでに何をすればよいかをチームで把握できるようになります。
このセクションではキャンペーンの詳細と、仮説が正しいことを証明する過程でチームが検討するカテゴリーの範囲を取り上げます。各タスクに担当者と開始日を割り当てて、もれがないようにします。ステータス列を最新の状態に保ち、完了済み、進行中、未着手のタスクがわかるようにしましょう。