成功の具体的な内容に的を絞って把握する
目標を設定するときは、達成時期をはっきりさせる必要があります。大きな目標に対し、目標の一部を達成したことがわかるマイルストーンを適切に設定するには、この記事をお読みください。「目標、シグナル、指標」テンプレート (『Atlassian Team Playbook』から抜粋した説明付き) があれば、目標を設定してチームが最も価値あるプロジェクトに集中できるようにしたり、正しい方向に進んでい ることを示すシグナルを定義したり、目標を達成したことが数値でわかる成果指標を設定したりできます。
まず、チームの主な目的と目的を達成までのスケジュールを把握します。会社またはチームとして何を、いつまでに達成しようとしていますか? この目的を指針として、チーム全体でブレーンストーミングを行い、プロジェクトの具体的な目標の達成に必要なステップを決めます。
次のステップでは、目標について全員で自由にアイデアを出し合います。各自、達成したい項目を 15 分ほどで付箋に書き留めます。取り組みそのものでなく、取り組みの結果に集中する方法について詳しくは、Atlassian Team Playbook やこの記事で目標設定についてお読みください。
ブレーンストーミングの結果、実行可能なアイデアを書いた付箋がたくさん集まったことでしょう。10 分間で、これらのアイデアを最も価値のあるアイデア 3 つに絞り込みます。チーム全体の意見がまとまったら、「目標、信号、指標」テンプレートを取り出し、この 3 つを [Pursuing (目指す)] 欄に書き込みます。残りのアイデアはすべて、別の機会にもう一度検討できるように、[Not Pursuing (目指さない)] 欄に記録しておきます。
目標ごとに 5 分間のブレーンストーミングで、目標達成に近づいていることがわかるシグナルを考えます。たとえば製品の市場シェア拡大を目標の 1 つに設定した場合、取り組みの方向性が正しいことがわかるシグナルとして、ウェブサイトへのトラフィックの増加を監視してもよいでしょう。目標ごとにいくつかのシグナルを設定します。
指標は、成功を数値で示す手段です。当然ながら数量で測定できる指標が必要です。「当社のウェブサイトが以前より顧客の話題に上っている」では指標になりません。代わりに、「第 4 四半期末までにランディングページへのクリック数を 3% 増加させる」などの指標を目指します。すでに設定したすべての目標とシグナルについて、このような指標を設定します。
「Why we chose that target (この指標を選んだ理由)」欄は、取り組みの方向の正しさを確認するために使います。指標ごとに取り組みの方向が正しい理由を書き出してから、改めてその理由がチームの全体的な目標に合っていることを確認します。ここまでのステップを完了して、全体的な目標と合っていることを確認できれば大丈夫です!