豪ソフトウェア会社アトラシアン「Team Tour」イベント開催


企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援するソフトウェア企業のアトラシアンは、2月6日に開催した顧客向けイベント「Team Tour」において(於:渋谷ストリームホール)、日本企業がDXを推進するために必要な組織改革やソリューションについて提唱しました。

アトラシアンが開催する「Team Tour」イベントは、今年が3回目で世界10都市を巡ります。今回、世界に先駆けて開催された東京でのイベントには、企業のIT担当者に加えて組織づくりや組織変革の担当者が参加しました。

アトラシアンのプレジデントを務めるジェイ・サイモンズは基調講演で、世界市場で成功を収めるためには時代の変化に即応できるアジャイルな組織づくりが重要であることを強調しました。企業のIT部門の96%がDXを推進しているにも関わらず、多くの企業で社内組織が複雑・孤立化していることを指摘、組織の壁を取り払い、チーム力を高めるためにアトラシアンのソリューションが寄与できることを説明しました。

また、ゲストスピーカーであるデジタルビジネス・イノベーションセンター共同創設者の西野弘氏が日本企業独自の組織機能とDX推進にあたって直面する課題について説明、組織全体の意識改革が急務であると警鐘を鳴らしました。

その後、サーバー&データセンタービジネス、チーフ・オブ・スタッフのインディア・ウェイドが、アトラシアンを活用することで、組織が拡大する中においてもチーム力を強化し、短時間でより良い製品やサービスの提供が可能になると説明しました。ソリューション エンジニアの皆川宜宏は、製品のデモンストレーションを通じてそれらの機能と活用方法を解説しました。

また、アトラシアンのユーザー企業であるパーソルホールディングス、富士通、リクルートホールディングス、LINEの担当者にご参加いただいたパネルディスカッションでは、アトラシアンを活用することでチームのコラボレーションが実現、ビジネスが好転した例などが披露されました。

最後に、アトラシアンのワーク・フューチャリストであるドミニク・プライスが、日本企業がディスラプションに打ち勝つためにすべきことについて講演しました。プライスは、従来のトップダウン方式は機能しなくなりつつあるとし、これからはコラボレーション、透明性、情報が自由に流れる文化を持つ企業こそが世界で成功するようになると語りました。アトラシアンは、こうした新しい流れの中で企業の変革を伴走し、競争力の強化や事業の成長に寄与することを目指しているとしました。


アトラシアンについて
2002年豪州シドニーで創業。あらゆるチームの可能性を解き放つことを企業のミッションとし、チームによる作業の整理、議論、完遂を支援するコラボレーションソフトウェア開発を手掛けています。主な製品はソフトウェア開発チーム向けのオンプレミス及びSaaSプロダクトで、Jira Software(プロジェクト管理)、Confluence(コラボレーション)、Trello(タスク管理)、Bitbucket(ソースコード管理)、Jira Service Desk(ITSM)などを提供しています。日本法人のアトラシアン株式会社は2013年の設立以来、日本語によるお問い合わせ対応や技術サポートの提供、マーケティング等の業務を行っています。アトラシアンウェブサイト https://www.atlassian.com/ja