アトラシアンの
サステナビリティ レポート
私たちは 100 年続く会社をともに築いていきます。 6 冊目になるアトラシアンのサステナビリティ レポートには、 2023 年 7 月 1 日から 2024 年 6 月 30 日までの進捗状況が詳述されています。
地球環境
私たちは 2040 年までにネットゼロを達成すると確約しています
私たちは、長期的な気候の進歩を (一緒に) 実現できることを信じています。
ハイライト
アトラシアンのサプライヤーのうち 排出量の多い 69% に対して取り組みを行った結果、科学的根拠に基づく目標 (SBT) を設定したサプライヤーの数が前年比 43% 増加しました。
足りない部分
出張ポリシーを改善したにもかかわらず、 当社の出張時の排出量は引き続き増加しており、前年比で 73% 増加しています。排出量削減のために他の戦略でビジネス リーダーと取り組んできましたが、目標を設定し行動変容を促進するには時間がかかります。
将来の目標
短期目標の最終年において、出張時の排出量を削減し、 サプライヤーに独自の目標設定を促すために全力を尽くすことに焦点を当てています。並行して、 最近承認された長期のネットゼロ目標を 2040 年度までに達成するべく、 そのための戦略に注力します。
スタッフ
アトラシアンは多様性の力を信じています。
私たちはすべてのアトラシアン社員に公平性をもたらすことに専念しており、 真のインクルージョンの文化を育てることを大切にしています。
ハイライト
アトラシアンにおける従業員リソースグループ (ERG) への参加は前年比で 60% 以上増加し、現在、会社全体で約 13% の参加率となっています。ERG コミュニティ主催の イベントも拡大しました。これは、本当のつながりとインクルージョンの文化を育てるための 重要な要素です。
足りない部分
当社の国際的な女性従業員の割合は、過去 2 年間にわたり増加が見られず、現在ではアトラシアン全体の 34.2% を占めています。これは 2022 年度から 1.4% 減少しています。全体的なこの割合を増やすためには、社内の各リーダーと緊密に連携し、採用と定着の両方に注力する必要があります。
将来の目標
多様性、公平性、インクルージョン (DEI) のデータ慣行を継続的に発展させ、部門ごとのインサイトとアクションを提供してリーダーの能力を高め、従業員のプロセスやツールに偏見緩和策を組み込み、ERG コミュニティの外部への影響力を拡大していきます。
お客様事例
透明性と説明責任は私たちの人権に対する取り組みの基盤となっています。
また私たちは、アトラシアンの価値観と国連の企業と人権に関する指導原則を参考にしています。
ハイライト
私たちは、責任ある製品開発とデプロイに関する 議論を進めるために、責任ある テクノロジー レビュー テンプレート とガイドを開発し公開しました。アトラシアン内では、チームが外部、内部、サードパーティの AI 製品を評価するために、このレビューを 40 回以上使用しました。
足りない部分
顧客に関連するアトラシアンのリスクを評価するため、 人権に基づくプロセスを再設計し実施しましたが、国連の企業と人権に関する指導原則に 示されているような、継続的かつ積極的な顧客デュー デリジェンスへと発展させるには、 さらなる取り組みが必要です。
将来の目標
デュー デリジェンスの実践を製品開発に さらに統合し、アトラシアン全体により大きな責任感を浸透させ、責任あるテクノロジーに 取り組む文化を育むことを目指します。
コミュニティ
アトラシアン基金は、社会貢献組織の可能性を広げることを使命としています。
私たちは、教育によって人生を変えるためにチームを支援します。
ハイライト
アトラシアン基金は非営利団体に 1,480 万米ドルと 5,300 の無料または大幅に割引された製品ライセンスを寄付し、アトラシアンの従業員の年間ボランティア活動時間は 53,000 時間 を記録しています。
足りない部分
たとえ 75% の割引を適用しても、アトラシアンのクラウド製品の費用は、小規模な非営利団体や 社会的企業にとって依然として高額です。アトラシアン製品を、影響力を拡大するために使用したいすべての社会貢献組織にとって利用可能なものにする方法を検討しています。
将来の目標
私たちは何千の社会貢献組織が、 アトラシアン基金から受ける支援を「ミッション クリティカル」 と表現することを望んでいます。 資金、人材、製品、そして実践の組み合わせを活用して、社会貢献組織がより効果的に、そして協力的に活動できるよう支援しています。