Celonis + アトラシアン
Atlassian Cloud ツールを使用すれば、同じかそれ以上のセキュリティ対策で、最先端のテクノロジー、簡単な更新、ガバナンスの一元化をより適切に実現できることを、他の人たちはわかっていないと思います”
Michael Götz 氏
テクニカル プログラム管理リード
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TBD
Atlassian Cloud への移行による年間コスト節約
Celonis が Jira Cloud へ移行して拡張
プロセス マイニングのパイオニアかつ市場リーダーである Celonis は、評価額が「デカコーン」(100 億ドル超) のほんの数十社のうちの 1 社です。ニューヨーク市とドイツ全土で最大のスタートアップ企業の 1 社となっていますが、チームにはさらに大きな夢があります。急成長や EU の厳格なデータ規制がある中で、自社のインフラストラクチャを管理するという困難に直面していた Celonis は、venITure と提携し、Jira のオンプレミス デプロイから Jira Cloud に移行したことにより、リソースを解放し、迅速かつ安全に拡張できました。
世界中のスタートアップ企業が「ユニコーン」ステータス (評価額が 10 億ドルを超えること) を競い合うなかで、プロセス マイニングのパイオニアかつ市場リーダーである Celonis は、まだ珍しい「デカコーン」(評価額 100 億ドル超) という新たな高みへ拡張して成功を収め、ドイツとニューヨークで最大のスタートアップ企業になりました。
2011 年に、Celonis の創設者 3 人は、IT ログ データをスキャンする比較的新しい方法を導入しました。これにより、ビジネス プロセスの実際の実行方法と、ビジネス プロセスを実行するための設計方法の比較を可視化できます。この透明性により、企業はボトルネックや逸脱を特定して、それらの非効率性を取り除くことができます。エンジニアリング部門は、同社の設立当初にプロジェクトや製品管理に Jira のオンプレミス デプロイを利用し始めましたが、Celonis が成長してクラウドファーストのアプローチを採用すると、Jira Cloud への移行に注目しました。
ソリューション パートナーである venITure のサポートを受けて、2022 年に正式に Cloud に移行して以来、Celonis の製品・エンジニアリング部門はより迅速にデプロイし、効果的にコラボレーションできるようになったことで、システム セキュリティに対する信頼性が高まり、保守の負担を減らしてイノベーションに集中できるようになりました。
当社は、従業員には得意なことに集中してほしいと考えています。従業員はものを開発して革新することを望んでいるのであって、更新やサーバーの再起動を行い、問題が発生するたびにイライラすることは望んでいません。管理上の問題や不満はすべてクラウドで解消できます”
Michael Götz 氏
テクニカル プログラム管理リード
規制が厳格な地域での急成長に伴う弊害
多くのスタートアップ企業では、時間の経過に伴って拡張の課題に取り組みますが、Celonis では成長のスピードと EU の広範なデータ規制によって、複雑さがさらに増しました。
同社の従業員は、最初の 5 年間で 0 人から 60 人に増え、次の 5 年間で 3,000 人以上にまで増えました。2020 年から 2021 年の間だけでも 1,000 人を超える従業員を雇用しました。チームはまた、ヨーロッパ、アジア、米国にわたる世界中の拠点に拡大しました。欧州の規制当局はデータ セキュリティとコンプライアンスに関して特に厳格なため、Celonis は当初から VPN やデータ レジデンシーのプロトコルなど、複数の対策を講じました。これらを実践して要件を満たしましたが、インフラストラクチャには大きな負荷がかかりました。エンジニアリング部門がイノベーションの強化を望んだ時期には、野心的な業績目標を達成するためにより多くの保守が必要でした。
「製品・エンジニアリング チームが Jira を効果的に使用できるようにすることを重視しました。そうすれば、チームが Jira を最大限に活用し、他のツールと統合して生産性を向上させることができます」と Jira Cloud Migrations のアプリケーション マネージャーである Rajesh Rama 氏は話します。
ボトルネックの特定と非効率性の解決のエキスパートである Celonis は、自社のプロセス改善の機会を分析し、これらすべての課題やその他の課題に対する明確な解決策を特定しました。その解決策とは、クラウドへの移行です。
Jira Cloud によって、エンジニアリング チームのコラボレーションが変革し、それにより作業をより効果的に整理して計画できるようになります"
Rajesh Rama 氏
Jira Cloud Migrations のアプリケーション マネージャー
3 か月の計画、10 時間の移行、何年にもわたる拡張の実現
venITure はすでに他の分野でエンジニアリング チームをサポートしていたため、チームは移行計画と導入に関するサポートを求めました。一緒にさまざまな移行戦略に関してアトラシアンに相談し、最終的にリフト アンド シフト アプローチに決定し、最速の移行を実施することにしました。この方法で成功できるよう、venITure は追加テストとクリーンアップをサポートすることに同意しました。
チームは 2022 年 2 月にプロセスを開始しました。初期評価と計画フェーズの後、テスト移行を完了した結果、ミッション クリティカルな X-Ray Test Management アプリでの課題やバックエンド データのエラーなど、いくつかの問題が明らかになりました。チームは、アトラシアンと venITure の両社から有益なサポートを受けました。「アトラシアンは戦略から戦術まで、あらゆるフェーズで指導してくれました。アプリ移行のサポートや SSO 設定などを支援してくれたのです」と Rama 氏は話します。テクニカル プログラム管理リードの Michael Götz 氏は次のように付け加えます。「venITure はクラウドのセットアップ、ライセンスの把握、データの課題の修正をサポートしてくれましたし、アトラシアンのサポートは期待を上回っていました」
2022 年 5 月までには、Celonis はテスト移行の課題を解決し、作業を進められるという確信を持てました。同社には 180 を超えるプロジェクトと約 300 のワークフローがありましたが、Jira システム全体をわずか 10 時間でシームレスに移行しました。
「移行は全体的に順調に進みました」と Rama 氏は言います。「移行が完了したので、生産性の向上にさらに注力したいと考えています。プロジェクトの簡素化、プロジェクトのより適切な構築、Jira の計画機能の活用、使用している他のツールとの統合などです」
Jira の維持と可用性の維持に重点を置くのは適切ではないと気づきました。Jira での作業、自動化、他のツールとの統合を構築する方法を重視しようと考えました。これによって、生産性とエンジニアリングのチーム間コラボレーションが向上しました"
Rajesh Rama 氏
Jira Cloud Migrations のアプリケーション マネージャー
「管理上の問題や不満はすべてクラウドで解消できます」
移行後の最初の数か月間で、すでに Celonis の生産性は向上し、イノベーションが拡大しています。可用性が向上すると、エンジニアは中断することなく作業できるようになり、さらに Jira Cloud の組み込まれた拡張性、信頼性、インフラストラクチャによって、コラボレーションが向上し、デプロイが加速しました。
「Jira Cloud によって、エンジニアリング チームのコラボレーションが変革し、それにより作業をより効果的に整理して計画できるようになります」と Rama 氏は話します。Götz 氏は次のように付け加えます。「Jira Cloud によって、製品とエンジニアリングの各チーム間の構造、連携、ナレッジ共有が改善されました」
セキュリティは、クラウドでの作業に伴うオープン性やコラボレーションとは両立しないと認識されることがありますが、Atlassian Cloud 製品には自動更新や詳細な機能が備わっているため、その逆が当てはまると Celonis では考えています。「Atlassian Cloud ツールを使用すれば、同じかそれ以上のセキュリティ対策で、最先端のテクノロジー、簡単な更新、ガバナンスの一元化をより適切に実現できることを、他の人たちはわかっていないと思います」と Götz 氏は説明します。
アトラシアンから保守サポートを受け、継続的に自動更新を受け取ることができれば、エンジニアリング チームはより価値のある作業に時間と労力を費やせます。「当社は、従業員には得意なことに集中してほしいと考えています。従業員はものを開発して革新することを望んでいるのであって、更新やサーバーの再起動を行い、問題が発生するたびにイライラすることは望んでいません」と Götz 氏は話します。「管理上の問題や不満はすべてクラウドで解消できます」