アトラシアン + Doodle
Jira Product Discovery によって、プロセス全体が非常に透明性の高いワークフローに変換され、すでに Jira で行っている作業に結び付けられました。それはとても驚くべき瞬間でした。
Stephanie Leue
元最高製品責任者
50%
イノベーションに再配分されたリソースの割合 (以前の割合 10% から上昇)
93%
Jira Product Discovery による戦略計画の時間節約
25 %
Jira と Jira Product Discovery によるリードタイムの短縮
Doodle について:
Doodle はスケジューリングする最も速くて簡単な方法です。70,000 以上の企業が Doodle を使って、ミーティングから次の素晴らしいコラボレーションまで、あらゆるものをスケジューリングしています。
業界
インターネットおよびソフトウェア
場所
ヨーロッパ、中東、およびアフリカ
ユーザー数
1,000 人以上
エンド ユーザー数
月間アクティブ ユーザー数 3,000 万人以上
Doodle は Jira Product Discovery によりイノベーションを強化
課題: 競争力を維持するために、Doodle は、すべてのチームが足並みを揃え、重要な仕事に集中し、戦略的な意思決定を行うのに役立つ優先順位付けのフレームワークと信頼できる情報源を必要としていました。
解決策: Doodle は、Jira Product Discovery を使用して、全社的に新しい優先順位付けのフレームワークを実装し、リアルタイムのロードマップを使って全員がアイデアを集め、仕事を戦略に結び付けられるようにしました。
影響: 優先順位付けとツールが改善されたことで、Doodle はリソースの 50% をイノベーションに再配分し、戦略計画にかかる時間を 93% 節約して、コラボレーションと満足度のスコアを高めました。
戦略で優位に立つことを使命とするスケジューリング イノベーター
Doodle は最初のオンライン スケジューリング ツールで、今でも多くの人を結び付けることで有名な唯一のツールです。Doodle を有名にしたのは、ミーティングの出席者を招待して希望する時間帯に投票してもらうグループ投票機能です。現在でも、同社は、チーム ミーティングや会社の研修旅行、結婚式や懇親会まで、1 対多のスケジューリングにおけるリーダーとして知られています。
最高技術責任者の Jens Naie 氏と元最高製品責任者の Stephanie Leue 氏にとって、人々の連携に重点を置くことが、Doodle の差別化要因になっています。「お客様と当社の間には強いつながりがあります」と Leue 氏は述べています。「Doodle は常に、歓迎されるものとして人々の話題に上っています」
Jira Product Discovery は Jira に追加されるレイヤーであり、Doodle に欠けていた構造と透明性がすべての人にとって簡単にアクセスして理解できる方法で提供されます。
Stephanie Leue
元最高製品責任者
Doodle の秘訣はスケールアップされた戦略
同業他社の非常に多いオンライン スケジューリング分野で競争力を維持するために、Doodle のチームは、1 対多のスケジューリングをできるだけ簡単にするという使命に忠実でありながら、サービスを進化させる必要がありました。そうしないと、顧客満足度を低下させ、市場シェアと先発者優位性を失うリスクがありました。
Stephanie 氏が CPO に就任した際のチームの情熱と労働倫理は明らかでしたが、会社は、彼女が言うところの「フィーチャー ファクトリー」のようでした。つまり、多くの便利な機能をリリースしているものの、それらを Doodle の総合的な目標に結び付ける明確で一元化された製品戦略がありませんでした。
「素晴らしい研究者がいて、素晴らしい仕事をしてくれましたが、彼らが発見したことが実際の製品につながることはありませんでした」と Stephanie 氏は回想します。チームは、仕事に優先順位を付け、Doodle の競争上の優位性を維持し、相互の結び付きおよび会社の使命との結び付きを感じることが難しいと感じていました。
ここで、Naie 氏と Leue 氏は組織全体のロードマップ作成に Jira Product Discovery を使うことにしました。Jira Software を長年使用していたエンジニアリング チームにとっては、Jira Product Discovery は完璧な選択肢でした。Doodle は Jira Product Discovery を追加し、Timofey の優先順位付けモデル (Double Diamond モデルの拡張版) を全社的にサポートするようになりました。現在、すべてのチームがこのフレームワーク、Jira Product Discovery、および Jira Software を使用して作業の優先順位付け、計画、管理を行い、全員が Doodle で足並みを揃えられます。
Doodle 最高製品責任者、Stephanie Leue 氏の製品プロセス
新しいツールとプラクティスをビジネス全体に拡大して以来、Doodle は徹底的な透明性の文化を築き、従業員の満足度を高め、リソースの 50% をイノベーションに充ててきました。Jira Product Discovery により、Doodle のチームは変革の新時代を切り開き、世界中のユーザーや企業のスケジューリングを簡素化する取り組みを加速させています。
Jira Product Discovery を採用するまでは、最も主張の多い部門が最初にサービスを受けており、正しい優先順位付けではありませんでした。私にとって、場合によっては他の部門のために構築に取り組む、部門横断型の製品開発チームを実現することが重要でした。
Jens Naie
最高技術責任者
Doodle の目標: 機能製造工場から戦略的スケジューリング リーダーへのシフト
Leue 氏は 2022 年 3 月に製品担当ディレクターとして Doodle に入社しました。翌年、最高製品責任者に昇進し、戦略的な改善に目を向けました。
それまで、Doodle の優先順位付けは比較的アドホックなものでした。製品チームはさまざまな機能を提供していましたが、それは一貫した戦略に沿ったものではありませんでした。当時、エンジニアリング部門は Jira Software で複数のカンバン ボードを 15 年間使用していました。これらのツールと方法はチーム レベルではうまく機能しましたが、社内の他の部分とは連携していませんでした。
「戦略計画は、基本的には Miro ボードに付箋を貼り付けるだけのものでした」と Leue 氏は回想します。Naie 氏は、「その理由を尋ねられたとしても、明確には答えられなかったでしょう」と述べています。
さらに、経営幹部はチームが何に取り組んでいるかを把握できなかったため、メールや Slack でほぼ毎日、頻繁に確認しなければなりませんでした。次第に、これはほとんどのチーム メンバーの作業の邪魔になり、士気の低下を招くようになりました。「自分のチーム メンバーに、何に取り組んでいるのか、その進捗はどうかを毎日尋ねれば、メンバーにストレスを与えることになります。必要なのは透明性だけであるのに、無駄に細部まで管理されていると感じさせてしまいます」と Leue 氏は述べます。
この状況は、Doodle の卓越性と熱意という価値観に合わないと思われました。幸い、Naie 氏と元ビジネス アジリティ担当ディレクターの Timofey Yevgrashin 氏には解決策がありました。
構造と透明性によるチームと戦略の連携
Leue 氏は、Doodle を「機能製造工場」から、より思慮深く戦略的な組織に変えようとしていました。Leue 氏のビジョンは、すべての行動、タスク、イニシアチブをビジネス目標に結び付け、全員が各自の仕事の全体像にどのように当てはまるかを理解することでした。
このような目標を達成するために、Leue 氏と Naie 氏はまず、製品だけではなく、会社全体で使用する新しい優先順位付けフレームワークを採用しました。最初は、Leue 氏は 1 つのツールだけでこの問題を解決するのではなく、Jira Software をはじめとする Doodle の既存の技術スタックと新しいフレームワークを組み合わせれば、全員の足並みを揃えることができると考えました。
Leue 氏は、「これはプロセスの問題であり、新しいツールの優先度は 5 番目か 6 番目になると感じました。最初のアイデアから測定のフェーズが完了するまで、どのように進めていくかを組織全体に明確に伝える方法を探さなければなりませんでした」と述べています。
それでも、Jira Product Discovery が価値ある追加機能であるという Naie 氏と Yevgrashin 氏の考えに変わりはありませんでした。このツールを使って Jira Software の機能を強化して Doodle 全体に拡大し、製品開発サイクルのあらゆる段階において、各プロジェクトの動的かつインタラクティブな、信頼できる唯一の情報源として機能させたいと考えました。
戦略的ビジョンへの日常業務のシームレスな結び付け
Naie 氏は、前職の高成長企業である配送会社の経験から、アトラシアン スイートを使い慣れていました。Jira Product Discovery は Jira Software と統合するように設計されているため、Naie 氏と Yevgrashin 氏は、それが Doodle の従来の作業方法に適していると考え、このツールを Leue 氏に紹介しました。
「Naie 氏と Yevgrashin 氏は、Jira Product Discovery でプロセス全体がどのように透明性の高いワークフローに変換され、Jira の既存の作業方法と結び付けられるかを指導してくれました」と Leue 氏は述べています。「それは驚異的な瞬間でした。Jira Product Discovery は Jira に追加されるレイヤーであり、Doodle に欠けていた構造と透明性がすべての人にとって簡単にアクセスして理解できる方法で提供されるのです」
優先順位を付け、戦略を立て、アイデアをまとめるためのカスタム フレームワーク
Yevgrashin 氏、Naie 氏、Leue 氏は協力して、Jira Product Discovery の優先順位付けとロードマップ作成の構造を構築しました。ツールの中で、Doodle の経営陣は中核となる柱を定め、成長が見込まれるさまざまな分野と連携し、四半期ごとの優先度に基づいて重み付けしています。これらの柱は、Jira Product Discovery 内の具体的かつ実行可能なイニシアチブに変換され、チームは Jira Software 内で計画と実施に取り組みます。
この新たな優先順位付けのフレームワークとツールが真に効果を発揮するには、全社的な導入が必要であることを Leue 氏と Naie 氏は理解していました。Leue 氏は次のように述べています。「初期設定にかかったのはわずか 2 週間ほどでした。そこから他のメンバーも合流し、すでに準備されているツールとプロセスを使い始めるだけで済みました」
現在は全社的に Jira Product Discovery と Jira Software を使用しています。Naie 氏は次のように述べています。「すべてのチーム、すべての部門が、透明性のために Jira Product Discovery を使っており、ほとんどのチームが Jira Software も使っています。そのユース ケースはエンジニアリングほど高度ではありませんが、すべての作業項目がそこにあります」
協調的で全社的な透明性の確立
Jira Product Discovery では、すべてのイニシアチブが Doodle の中核となる戦略的柱の 1 つにまとめられ、厳密な優先順位付けによって、最も影響の大きいものにエンジニアリング時間が割り当てられます。Leue 氏は「私たちは、チームが一度に 3 つか 4 つのことを同時に進めるのではなく、最も重要なことに集中できるようにする必要があります」と述べています。
エンジニアリング チーム内でも、マネージャーが他の部門のための作業に取り組むとき、より効果的に優先順位を付けることができます。Naie 氏は次のように述べています。「財務部門に構築を依頼された場合、それを次の製品イニシアチブよりも優先させるにはどうすればいいでしょうか。Jira Product Discovery を採用するまでは、主張の多い部門が最初にサービスを受けており、正しい優先順位付けではありませんでした。私にとって、場合によっては他の部門のために構築に取り組む、部門横断型の製品開発チームを実現することが重要でした」
コラボレーション、コミュニケーション、イノベーションの新時代
「今、Doodle が作り出しているのは機能ではなく、エクスペリエンスです」と Leue 氏は述べます。Leue 氏と Naie 氏のリーダーシップ、そして Jira Product Discovery により、Doodle は計画と優先順位付けを、他のイニシアチブの時間まで奪うアドホックなタスクから、継続的なワークフローの戦略的で統合された部分に変えました。
さらに、この計画プロセスにかかる時間は、以前よりはるかに短くなりました。Doodle の経営陣は、Miro で 14 時間もかけて四半期ごとの計画を立てていました。今では、Jira Product Discovery の内容を確認して次に進むために、毎月わずか 20 分の運営セッションだけになりました。
その結果、Doodle のチームは 4 つの主要分野で大幅な改善を遂げました。
1. リソースを再びイノベーションに集中
Leue 氏が最高製品責任者として働き始めたとき、製品チームは既存の顧客エクスペリエンスの向上に大部分時間を割いており、イノベーションにほとんど時間をかけていませんでした。今では、Doodle の優先順位が明確になり、より効率的に作業できるようになったため、リソースの 50% をイノベーションにシフトしました。
2. 徹底的な透明性、シームレスなコラボレーション
Doodle の戦略的目標と計画は Jira Product Discovery に組み込まれています。チームが構築する内容について意見が一致したら、開発と提供に Jira Software を使用します。ツールは連携しているため、Jira Software でタスクをきめ細かく追跡でき、Jira Product Discovery の進捗バーで全体的な作業の進捗を俯瞰できます。簡単に作業を一目で追跡し、詳細を掘り下げる方法があれば、リーダーは完全な可視性を得られるため、各チーム メンバーに最新情報を尋ねる必要がなくなります。
3. 従業員が各自の「理由」を理解することにより、士気が向上
Jira Product Discovery を導入して以来、Doodle では従業員のネット プロモーター スコアが上昇し、従業員アンケートでは一貫して Doodle の透明性の文化が言及されています。リーダーはあえてチームの成果を確認する必要はなくなり、チームは信頼と価値を感じられるようになります。そして、すべてのタスクが Jira Product Discovery の戦略的な柱につながっているため、各自の取り組みが大きな目標のどれを支えているのか、それが Doodle の全体像のどこに位置するのかを誰もが理解できます。これは現在、高い目的意識を持って日々構築に取り組んでいるエンジニアにとっては、特に有用なものです。
4. より詳細な指標によって成功を総合的に測定
Jira Product Discovery を採用して以来、Doodle では重要な指標が改善されただけでなく、成功の測定方法も変化しました。Doodle では、製品のベロシティ測定をサイクル期間のより包括的な分析に移行した後、リード タイムが推定で 25% 短縮されました。引き続き NPS (ネット プロモーター スコア) は追跡されていますが、現在はより詳細な CES (顧客努力スコア) システムが重視され、スコアも 5.0 点満点の 3.6 点から 4.0 点以上に急速にアップしています。
優先順位を付け、計画を立て、人々を結び付ける態勢を整えた、将来を見据えたスケジューリング ブランド
Jira Product Discovery を採用して以来、Doodle のチームはより集中して連携し、まったく新しい方法でスケジューリングを簡素化できるようになりました。「今日、私たちは素晴らしいカスタマー エクスペリエンスを提供していると確信しています。CES と NPS のスコアは私たちが正しかったことを証明しています」と Stephanie は話します。「私たちは、核となる重点を、将来を見植えたコンセプトへと転換できました」
たとえば、Doodle の最新の製品の 1 つである Sign-up Sheets では、ビジネスの専門家から家族や友人のグループまで、Doodle の多様なユーザーが、あらかじめ決められた時間帯に好きなだけ多くの人を招待できます。
Jira Product Discovery により、Doodle は製品の拡張と改善だけにとどまりません。Jens と Stephanie の刺激的で協力的なリーダーシップの下で、同社はまったく新しいパラダイムを受け入れています。現在、彼らの顧客中心の文化は、抜本的な透明性、厳格な優先順位付け、戦略的でデータ主導の意思決定に支えられています。Doodle は、ディスカバリーと計画のプロセスを改善することで、今後数十年にわたって人々を結び付け続ける態勢を整えています。