Engie + アトラシアン
当社は ITSM に関して、より顧客中心のアプローチに移行する必要がありました。Jira Service Management によって、時間とコストを削減しながら目標を達成することができました。
Jose Luis Lizárraga Castro 氏
ENGIE Mexico の IT サポート エンジニア
67
TBD
ライセンス コストの削減
200
TBD
時間/月を節約 (レポートの自動化による)
100
50
SLA の順守
業界
エネルギー
場所
メキシコ
ユーザー数
1,700
ソリューション
ITSM
ENGIE Mexico は ITSM を変革して、時間とコストを節約しながら顧客により多くの価値を生み出しています
ENGIE Mexico は、ServiceNow から Jira Service Management に移行することにより、カスタマー エクスペリエンスを向上し、ライセンス コストを 67% 削減して、技術チームの時間を毎月 200 時間以上節約できました。
ENGIE はその分野の世界的リーダーであり、再生可能エネルギーと低炭素流通インフラストラクチャに重点を置いています。同社は、5 大陸で約 16 万人の従業員を雇用し、毎年数十億ドルを生み出しています。
ENGIE は顧客中心のビジョンに従って、より優れた効率的なサービスを顧客に提供するよう取り組んでいます。つまり必然的に、サービス管理プロセス、ツール、ソリューションを大幅に変革することになります。
その課題に直面したメキシコ支社は、IT サービス管理 (ITSM) プロセスとツールを全面的に見直して、会社の目標を適切にサポートするソリューションを見つける時期だと判断しました。
同社は、非常に堅牢で有名な ITSM ソフトウェアである ServiceNow をすでに利用していましたが、費用対効果と柔軟性のないツールに満足していませんでした。
ENGIE チームは、プラットフォームが複雑すぎるためにすべてに関して外部のコンサルティング チームに大きく依存していると感じていました。その結果として、プロジェクトは遅れ、ほとんどのリソースは利用されなくなり、不要な費用が生じていました。
代替案を検討する時期だったため、ENGIE は南米とヨーロッパの他の事業部とのベンチマーク評価を開始しました。
Jira Service Management の優れた使用事例を多数確認した後で、同社はアトラシアンに期待してプロジェクトを開始しました。そのプロジェクトには主な目標が 4 つありました。
- カスタマー エクスペリエンスの向上と新しいサービスの導入: カスタマー エクスペリエンスを改善して、新しいサービスを簡単に追加できるようにする
- 技術チームの時間を節約: 技術チームの生産性の向上
- 作業の流れを可視化
- ライセンス コストを削減して経費を削減
対照比較を行い、Engie は Jira Service Management Cloud の Premium バージョンを利用することを決断しました。それにより、コスト削減と同時に、無制限の自動化機能、大容量のディスク ストレージ、構成管理データベース (CMDB) の利用も実現できました。
「Jira Service Management の Premium バージョンを導入したことで、ServiceNow と比較してライセンス コストを 67% 削減できました」- Jose Luis Lizarraga 氏、ENGIE Mexico の IT サポート エンジニア
Jira Service Management の Premium バージョンを導入したことで、ServiceNow と比較してライセンス コストを 67% 削減できました"
Jose Luis Lizárraga Castro 氏
ENGIE Mexico の IT サポート エンジニア
ユーザーにとって透明性のある移行
このプロジェクトの最初の課題は、Jira Service Management での他の ITSM ツールで使用されている構造と同じものを再構築することでした。
その目的は、初日からシームレスに作業するために必要なツール、一般的な IT の要求事項、変更管理、インシデント管理の機能を重複しないようにすることでした。
ENGIE はアトラシアン ソリューション パートナーの EnevaSys と連携して、現在利用可能な 12 のサービスを再度マッピングし、Jira Service Management で再現しました。3 か月の過程で、ENGIE と同ソリューション パートナーは Jira Service Management をマッピングして設定し、ENGIE の 1,700 人のユーザーにトレーニングも実施しました。
Lizárraga 氏によると、移行に関して厄介な問題はなく、調整が必要なことはすべて素早く解決したとのことです。「変更は透明性があり、順調でした」と説明しています。
「移行は、幕を閉じて、再び幕を開けるようなものでした。ある夜に ServiceNow をオフにして、その翌日に Jira をオンにするだけでした。当社のユーザーにとって、わかりやすいものでした」と Lizárraga 氏は付け加えました。
貴重な時間を節約する自動化
ITSM に対するアトラシアン方式の強みの 1 つは、アトラシアン製品だけでなく他のプラットフォームとも統合が可能なことです。
ENGIE の場合、Microsoft Power BI データベースを Jira と統合することは、レポートを自動化して、以前は適切な情報の入手、スプレッドシートの作成、多くのレポートの整理にのみ使用していた時間を解放するために不可欠でした。
「以前はレポートの生成に数百時間を費やしていましたが、今ではこの活動が Jira で 100% 自動化されました」と Castro 氏は話します。
チームは、Jira でワークフロー、レポート作成、SLA 管理を自動化するだけで、技術チームの時間を毎月 200 時間以上節約できると推定しています。
ENGIE では、スプレッドシートのデータを Power BI と連携した Jira に移行することに別のメリットがありました。情報へのアクセスの透明性が高まり、従業員がより整理された方法で業務を行えるようになったことです。
ENGIE の Jira Service Management でのサービス ポータルの実際の画面
このように、チームはすべての指標をシンプルな方法でリアルタイムに確認できるようになりました。
これで、すべてのエージェントはいつでもシステムに接続して、使いやすいダッシュボードにアクセスできます。チケットのステータスの確認、自社の SLA と地域全体での進化の分析、バックログの評価、サポートのリクエスト、意思決定を行えるようになりました。
この進化によって、コラボレーションが促進し、可視性や生産性が向上しました。また、この進化は、毎月 900 件を超えるチケットの SLA への 100% 準拠を実現するのに役立ちました。
当社の目標は、従業員の業務をできる限り簡単にし、従業員が最も価値があると見なしていること (従業員が期待できること) によって導くことでした。すべての従業員に対してその目標を実現し、目標の実現によって得られる価値を伝えることは、苦労を乗り越えて内面の満足感を高めるのに非常に役立ちました"
Jose Luis Lizárraga Castro 氏
ENGIE Mexico の IT サポート エンジニア
ENGIE の Jira Service Management でのサービス ポータルの実際の画面
使いやすいプラットフォームと強力なコミュニティによって ITSM の進化を加速
プラットフォームを自主的に容易に展開できることは、ENGIE チームが本当に驚いたもう一つの特徴でした。
以前のツールを使用する際、利用できるドキュメントやテンプレート、使用例がほとんどなかったため、すべてに関して同サービスを呼び出す必要がありました、と Lizárraga 氏は話します。
一方、移行後には、チームは Jira によって、テンプレートやベスト プラクティスを共有して活用し、アジャイルかつ独立した方法で改善できました。また、さまざまなユーザー コミュニティ、動画、またはプロバイダーやアトラシアン自体が公開しているコンテンツで実用的なヒントを見つけることができました。
移行後すぐに、ENGIE は問題管理などの新しいサービスを開始し、カタログのベスト プラクティス、サブタスク フロー、優先順位、チケットのルーティング機能を活用して重要なサービスを強化できました。
「Jira によって、ユーザー エクスペリエンスを改善しつつ、サービスの分類を改善してリクエストを実際に解決できる担当者に自動的にルーティングすることで生産性向上を実現できました」
Jose Luis Lizárraga Castro 氏、ENGIE Mexico の IT サポート エンジニア
人事での Jira Service Management: 自動化と効率
最初の数週間以内に、チームは、主要プロセスの移行、変更管理とインシデント管理、新しいサービスの作成、問題管理などの ROI を確認し始めました。
それによって ENGIE は自信を持ち、その範囲を拡大して会社の他の分野にプラットフォームを採用し、真の ESM アプローチを実施しました。
人事チームの業務を促進するために、新入社員のオンボーディングとプロビジョニング解除に関連するワークフローを組み込んで自動化し、それぞれのアクティビティに特定の SLA を設定しました。
人事チームは、システムへのアクセスや従業員の資産に対するリクエストを手動で実行したり、メール フローやさまざまなオンボーディング/オフボーディングのアクティビティに関する期限を管理したりする必要もなくなりました。
従業員が ENGIE に雇用されたり、会社を退職したりするとすぐに、プロセスに関与するすべての部門が自動リクエストを受信し、リクエストを簡単に承認できます。
「今では、マネージャーは Jira からリクエストを受信して、携帯電話からそのリクエストを承認しています。コンピューターに接続する必要はありません」と Lizárraga 氏は話します。
フロー全体が可視化され、アクティビティは優先順位付けされ、各アクティビティの SLA は自動的に管理されるようになり、人事の生産性は大幅に向上し、従業員エクスペリエンスは改善しました。
アトラシアン製品は急速に、チーム間をつなぐ主要ハブになってきています。その製品で全員が情報を見つけてコラボレーションし、顧客により多くの価値を提供できます。
Jose Luis Lizárraga Castro 氏
ENGIE Mexico の IT サポート エンジニア
Confluence でセルフサービスを加速
ENGIE がユーザー中心の視点を拡大するために導入した、もう 1 つの製品は Confluence でした。Confluence は、プロジェクト、サービス、プロセス ドキュメントを管理するためのアトラシアンの完全なソリューションです。
Jira と全面的に統合するプラットフォームに、会社全体のナレッジ ベースを一元化しました。また、Confluence はクラウド ベースであるため、時間や場所を問わず、あらゆるユーザーがアクセスできます。
「Confluence は、セルフサービスを改善するための ENGIE の文化の一部です。Confluence のおかげで、全従業員が利用できるマニュアルやプロセスを非常に柔軟性のある方法で作成できました。今では、多くのお客様がチケットを起票する前に、問題に対する解決策を見つけられるようになりました」と Lizárraga 氏は付け加えています。
このイニシアチブによって、顧客が自主的に効率的に解決できるような質問の解決にエンジニア チームや技術チームが時間を費やすことはなくなりました。
このソリューションが全員から好評を得たため、さまざまなプロジェクト分野でも導入し始めました。Confluence の利用可能なさまざまなテンプレートを活用して、独自のナレッジ ベースを作成してセルフサービスを加速しています。
Jira Service Management によって継続的な改善を促進
ENGIE Mexico にとって、これは始まりにすぎません。
Jira Service Management が提供する自主性を活用して、Engie のサービス提供を継続的に改善することを計画していると Lizárraga 氏は話しています。
最新のイニシアチブは、Jira Service Management の Premium バージョンにすでに含まれている Insight — アセット管理を活用して、CMDB の先を目指して会社全体のアセット管理を再設計することです。
「最も基本的なアセットからコンピューター、サーバー、モバイルまで、すべてを統合して、アセット管理全体を自動化します」と Lizárraga 氏は説明します。
プロジェクトは最終実装ステージにあり、チームは IT ソーシングや品質分野まで Jira の利用を拡大する計画を立てています。
アトラシアンのソリューションを支援として利用し、アジャイルや共同作業を加速して、ENGIE Mexico では、一度に 1 つのイニシアチブによって、組織全体で顧客中心のビジョンを拡大、統合し、改善します。
「アトラシアン製品は急速に、チーム間をつなぐ主要ハブになってきています。その製品で全員が情報を見つけてコラボレーションし、顧客により多くの価値を提供できます」と Lizárraga 氏は締めくくりました。