Inchcape が Atlassian Cloud によって、イニシアチブ全体で真の可視性を獲得して急成長するグローバル ビジネスを支えた方法

Jira の力を利用してサイロを解決する

Paul Leon 氏がすべての取り組みを一元的に管理するというビジョンを実践し始めた頃、一部のチームはすでにアジャイルなプロジェクトを実現するためのツールとして Jira と Confluence を使用していました。

Paul 氏は、このソリューションが個々のローカル プロジェクトにとって有用だと理解しながらも、Atlassian Cloud でははるかに多くのことを実現できることもわかっていました。そして、企業として同じツールを導入すれば、標準化されたビジョンによって状況を一変できると信じていました。

「私たちが求めていたのは、すべてのデジタル解析とデータ解析で活用できる、企業レベルで最新の統一されたクラウド ソリューションでした。Atlassian Cloud がそのすべてを叶えてくれました」と Paul Leon 氏は話しています。

彼は、このような個々の経験を基に、Jira と Confluence をすべてのチームの標準 IT プラットフォームにすることに決め、そのためにアトラシアン プラチナ エンタープライズ ソリューション パートナーである bit2bit Americas と提携しました。

bit2bit Americas は、Jira Cloud をすべてのプロジェクトの中央プラットフォームとして使用し、Confluence を統合して全リージョンで利用できる強固なナレッジ ベースを生成し、優れたマーケットプレイス アプリをシームレスに接続する、洗練されたソリューションを設計しました。

Structure アプリは、可視性を最大限に高め、Jira で一元化されたポートフォリオ ビューを提供しました。Tempo はリソース計画と追跡機能を拡張し、eazyBi と Custom Charts は経営幹部向けのレポートをまったく新しいレベルに引き上げました。

Atlassian Cloud の効率的な導入プロセスを利用することで、チームはビジョンの導入から、すべてのプロジェクトを Jira に確実に入力し、ソリューションを立ち上げるまでの作業を完全にリモートで行いながら、8 週間未満で完了させました。

当初からの野望は、すべてのプロジェクト デリバリーを会社の会計処理に合わせて実施し、異なるリージョンやテクノロジー プラットフォームをまとめて確認することで、あらゆる面での可視性を実現することだったと Paul 氏は述べています。

また、この変化によってすぐに表れた成果として全体像をまとめて把握できるようになったことを挙げています。このため、リージョンやテクノロジー プラットフォームが異なっていても、相乗効果と潜在的な問題をすばやく特定できるようになり、時間を節約し、重複する活動を削減できました。

「Jira ですべてのプロジェクトを確認して、進化を分析し、プラットフォームを準備して、完全にかみ合った計画を策定できるようになりました」

一元化されたアトラシアン プラットフォームが組織の変革を支援

Paul 氏はさらに、リソースの最適化、時間削減、キャパシティ計画の向上は全体を一元的に把握できるようになったことの優れたメリットではあるが、最も重要な要素ではないと述べています。

最大の成果は、考え方そのものを変化させるための適切なツールが得られたことです。

Paul 氏によれば、このモデルには文化を大きく変化させる力があり、デジタル トランスフォーメーションに共同で取り組むことを可能にします。

「当社では、リクエストと需要の基本およびデリバリー ライフサイクルの変革の中心でアトラシアンを使用しています」

この変革に着手する前は、たとえば特定の市場で企業を買収し、テクノロジー プラットフォームのアップデートが必要になった場合、実装の最適な順序、どのソリューションをいつ、どこで導入するのか、ローカル スタックとグローバル スタック間で発生する可能性のある競合を特定し、最終的にアップデートが円滑に行われることを確認するために、多大な労力と時間がかかっていました。

Jira の柔軟なワークフローと粒度の細かい権限スキームによって、Inchcape はプロジェクトを標準化できるプラットフォームを構成できました。このプラットフォームでは、Inchcape 式のデリバリー、共有テンプレート、Confluence でのリアルタイムのコラボレーションが可能なナレッジ ベースを利用できます。

Jira では特定のリージョンごとにプロジェクトを確認することも、クラウドやセキュリティなどの職種別に実行されるテクノロジー プラットフォームごとに確認することもできます。これによりプラットフォーム所有者とコラボレーションして市場やソリューションに合わせて準備し、発生する可能性のある競合を予測し、世界中のすべてのチームが同じプラットフォームで作業できるようになりました。

「Jira で全組織の動きが完全に可視化されたことで、すべての変動要素をより明確に把握できるようになり、経営上の判断をより的確に行えるようになりました」と Paul 氏は話しています。

パズルのすべてのピースが揃ったことで、チームは顧客、ブランド パートナー、戦略的目標に対する計画に優先順位を付けながら、協力して完成図を設計し、実現する方法を考えられるようにもなりました。

すべてが統合されているので、グローバル テクノロジー プラットフォームからプロジェクト活動の実行に至るまであらゆるものを完全に可視化できます。さらにローカル チームにおける変更を利用して、よりアジャイルなデリバリーのための道筋を示せます。

「Jira と Confluence のソリューションを標準として使用することで、多数のステップを加速し、プラットフォームのアップデートからまったく新しいアプリケーションまで、さまざまな取り組みの導入にかかる平均時間を短縮できました」と Paul 氏は述べています。

サービス向上のための価値提供への集中

企業のアジリティを高める道を切り拓くことは、Inchcape がすべてのリージョンで確立しようとしている新しい働き方の重要なメリットの 1 つですが、Inchcape にとっての主目的ではありません。Paul 氏は価値提供が最も重要であることを強調します。つまり、適切なタイミングで、適切で独創的な取り組みを行うことです。

今では、誰もがあらゆることを戦略的視点から捉えられます。実行計画と戦略的イニシアチブに照らして、全世界での自分の進捗状況をリアルタイムに追跡できます。これは、常に価値提供という視点を保ちながら、期待を管理し、要求を制御するための効果的な方法です。

「これは大きな変革です。プラットフォームやリージョンによるサイロが解消されて、Jira であらゆる要素を追跡し、1 つのグローバル企業として問題を解決できるようになりました」Paul Leon 氏 - デジタル ポートフォリオ ディレクター

アトラシアンは、全員が同じ目標に向かって努力するという Inchcape が形成しようとしている文化と未来に自然に溶け込んでいると Paul 氏は付け加えます。「当社は、お客様に毎日価値とより優れたエクスペリエンスを提供するという目標に取り組む、オープンなグローバル コミュニティになろうとしています」