Loblaw Digital + アトラシアン
小売大手企業のテスト管理を変革
業界
小売業
場所
カナダ
企業規模
Enterprise
製品
Marketplace アプリ
ソリューション パートナー
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飛躍的な成長、数百もの変更、その他の複雑さによって、カナダ最大の小売業者のソフトウェア部門である Loblaw Digital にとって、テストは悪夢のような状況でした。Jira と Adaptavist Test Management for Jira を統合することで、Loblaw Digital のエンジニアは迅速かつシンプルで拡張性のあるソリューションをカスタマイズしました。
カナダ最大の小売業者である Loblaw のソフトウェア部門である Loblaw Digital の Justin Watts 氏とエンジニアリング チームは、複雑なニーズに対応するテスト管理ソリューションを見つけられずにいましたが、やっと、Jira と Adaptavist Test Management for Jira (TM4J) を統合できることがわかりました。
生産性エンジニアリング部門ディレクターである Justin Watts 氏は、しばらくの間、同社のテスト管理ツールに失望していました。Loblaw Digital がわずか 6 年間で 6 人の従業員から 250 人を超える従業員にまで成長した時が、変化すべき時期でした。
エンジニアリングでは、親組織内で Loblaw Digital が果たす独自の役割をサポートし、チームの 3 つの主要な目標 (労力の削減、生産性向上、業務の遂行) を達成するソリューションを必要としていました。いくつかのツールを試しても効果はありませんでしたが、ついに目的を達成するツールを見つけました。
Loblaw Digital は、アトラシアン ソリューション パートナーである Adaptavist と緊密に連携して、エンドツーエンドの拡張可能なテスト ソリューションをカスタマイズしました。これにより、テスト時間の短縮、生産性の向上、コミュニケーションの改善を実現し、お客様が「快適な生活を送る」ことができるよう、会社がミッションをより効果的に果たせるようになりました。
多数のユーザー、プラットフォーム、変更
2 つの組織、数百人の従業員、多数の既存のプラットフォーム、数十のブランド、3 つのブレーク ポイント、2 つの言語、複数のブラウザー、2 つのテスト方法。
当社のリリース時間は何十倍にもなりました。
Justin Watts 氏
生産性エンジニアリング部門ディレクター
これらは、Loblaw Digital のテスト手順を非常に複雑にしていた不確定要素のほんの一部です。大規模な組織内の役割でさえ、一般的な社内の代理関係よりも複雑です。20 を超えるブランドのデジタル資産を構築することに加えて、Loblaw Digital はそれらすべての資産の損益も管理しています。「自分たちが構築したプラットフォームを維持しているので、テスト容易性、再利用性、拡張性を重視します」と Justin Watts 氏は説明します。「技術的負債があるため、最終的な結果だけでなく過程に関心を持つことが最大の利益になります」
Loblaw は小売分野に属するため、ユーザーが注文してから、Loblaw が注文を完了して、その顧客が注文を直接受け取るまで、同社はエンドツーエンドのカスタマー エクスペリエンスを計画する必要もあります。これらを考慮することで、Justin Watts 氏のテスト管理システムの希望事項はさらに増えました。
エンジニアリング チームは、広範囲にわたって話し合った後、新しいソリューションに関する基準を 5 つの主な要件に絞り込みました。
- 世界レベルの手動/自動テスト機能
- ネイティブな UI と API インターフェイス
- Jira など、既存プラットフォームのいずれかとの統合
- 数百もの変更を追跡する機能
- 技術的/非技術的な関係者に向けた明確で共有可能なテスト結果
それは難しい注文でしたが、チームは、夢を実現するための適切なツールを備えた適切なパートナーを見つけられるという信念を持っていました。
最適なツールの探求
Watts 氏とチームは、1 年以上も解決策を探しました。Loblaw Digital はすでにすべてのプロジェクトで Jira を使用し、ドキュメントとコラボレーションには Confluence を使用していたため、Atlassian Stack を拡張するツールやアプリを探し出そうとしていました。
同グループは、Atlassian Marketplace にアクセスしてサードパーティの統合を調べることから始めましたが、そのほとんどのアプリで、タスクを完了するためにインターフェイス間を往復する必要があることが希望に反していました。また、Jira の UI に直接埋め込まれたアプリを試しましたが、アプリがテスト ケースを課題のように扱い、ソリューションというよりは回避策のように思えるため、扱いにくいと感じました。
最終的に、チームは完全なソリューションとして機能する Jira アプリである Adaptavist Test Management for Jira (TM4J) を見つけました。「最高のテスト管理システムは、使っていることに気付かないようなシステムです」と Justin Watts 氏は話します。「TM4J は、Jira 内のテスト管理製品のようでした」
Watts 氏は TM4J Server を前もって調べもせずに購入し、利用し始めました。1 か月以内に、Watts 氏とチームは、目標に向けたニーズに合わせてソリューションをカスタマイズしました。
TM4J を最大限に推し進めたパートナー
Adaptavist のプロダクト マネージャーである Cristiano Caetano 氏は、Loblaw Digital の実施内容を聞いたとき、その詳細を知りたくて待ちきれなくなりました。「『この人たちは API を使って一体何をしようとしているのだろう』と思いました」と Caetano 氏は笑いました。一部の企業は Loblaw Digital を止めようとしたかもしれませんが、Cristiano Caetano 氏とチームの気持ちはさらに強まりました。「私たちが想像もしなかった方法で製品を売り込もうとしているのを知り、ぜひ活動をサポートして、継続できるようにしようと思いました」
Adaptavist は、Justin Watts 氏に連絡を取り、チームのツールの使い方を詳しく理解しました。こうして、すばらしいパートナーシップは始まり、現在まで続いています。「Watts 氏らは当社にフィードバックを提供してくれます。不足している機能やアイデアを組み込んでツールを改善するために話し合っています」と Caetano 氏は説明しています。
自動および手動の両方のテストに 1 つのスイートと 1 つのセットを保持することで、月次から 2 週間ごとのリリースに、その後は週次へと短縮しました。現在は、日次のリリースです。つまり、このシステムは拡張できるのです。
Justin Watts 氏
生産性エンジニアリング部門ディレクター
時間のかかる複雑な作業が迅速かつ簡単な作業に
TM4J と Jira により、Loblaw Digital は社内チームだけでなく親組織全体で使用しているテスト プロセスを変革することができました。
たとえば、変更について見てみましょう。これは、最も複雑で厄介なテストの課題の 1 つでした。すべての変数が関連しているため、各テストには 384 の変更があります。他のテスト管理ツールを利用すると、Loblaw Digital は 384 のテストを記述して保存する必要があります。Jira と TM4J では、「環境」を使用してテストを実施し、コンテキストに応じた結果をアップロードできます。
「変更ごとにテスト レポートを生成しますが、レポートを照合して確認するのは非常に困難です」と Justin Watts 氏は説明します。「テストを X-Y 軸 (変更に関するテスト) に配置し、緑色または赤色の正方形を使用すると、同じパターンが表示されることに一目で気付きました」
この新事実によって、エンジニアリング チームがテスト結果をより迅速かつ簡単に把握できるだけでなく、技術者以外の関係者にとっても理解しやすくなりました。Adaptavist はレポートに非常に感動したため、この機能を TM4J に追加しました。
また、Loblaw Digital は TM4J とアトラシアンを活用して、親しみを込めて Jeanie と呼ばれている Slack アプリを作成することで、生産性を向上させました。このアプリによって、テストの実行と結果報告のプロセスを自動化します。Justin Watts 氏のチームは、自動化自体だけでなく、結果として生じるアーティファクトからもメリットを得ることができます。「TM4J は本当に優れています。Jira でアーティファクトが生成されるので、実行されたテスト、その実行日時を全員が戻って確認し、多数のすばらしいレポートを表示できます」と話します。「アトラシアンは、当社が友好関係を築き、他のユーザーにフィードバックを提供できるようサポートしてくれると同時に、複数の UI をクリックしなくても希望どおりに操作できるようにしてくれます」
Loblaw Digital が TM4J と Jira によって解決したもう一つの課題は、欠陥の追跡でした。Jira をテストに使用する上で気に入っている点の 1 つは、課題、ストーリー、テストを「トレーサビリティ マトリックス」にまとめられることだと Justin Watts 氏は報告しています。「その優れた点は、実行するすべてのテストとそれに関連するすべてのストーリーに関してレポートを生成できることです。こうして、バグが誤って入り込まないようにできます」と Watts 氏は話しています。「対処していない問題があれば、警告もしてくれます。関係者にとってこの機能は最適であり、誠実さを維持できます」
スピード、シンプルさ、拡張性。すべてを 1 つのソリューションで
Loblaw Digital には、テスト管理ソリューションに関する 3 つの主要な目標がありました。労力の削減、生産性向上、業務の遂行です。同社の Jira + TM4J ソリューションは、あらゆる面で期待を上回っています。
ツールがチームの運営方法に合っているため、面倒な作業がより簡単になりました。Justin Watts 氏は、「Jira は独断的ではありません。私はそれが気に入っています。自分たちにとって最適である独特なパターンを構築して、操作できます」
スムーズで柔軟なワークフローにより、チームの生産性が向上し、作業をより迅速に完了できます。「当社のリリース時間は何十倍にもなりました」と Justin Watts 氏は話します。「自動化および手動の両方のテストに 1 つのスイートと 1 つのセットを保持することで、月次から 2 週間ごとのリリースに、その後は週次へと短縮しました。現在は、日次のリリースです。つまり、このシステムは拡張できるのです」
ツールを変更することなく、ウォーターフォールからスクラム、カンバンに簡単に移行しました。製品とともに成長できていますし、それが邪魔になっているようには思いません。
Justin Watts 氏
生産性エンジニアリング部門ディレクター
これまでのところ結果は明白ですが、Justin Watts 氏は今後の予定にさらに期待しています。チームは現在、1 日あたり約 20 万件のテストを実行しており、それにより新機能の提供が加速し、リグレッションの時間が 250% 短縮しています。さらに、チームはそのプロセスを 5 倍速くできると確信しています。
「行程の一部でしか役に立たないツールを選んでしまうのではないかと心配していました」と Justin Watts 氏は認めています。「しかし、ツールを変更することなく、ウォーターフォールからスクラム、カンバンに簡単に移行しました。製品とともに成長できていますし、それが邪魔になっているようには思いません」
Justin Watts 氏はこのソリューションの拡張性に非常に自信を持っているため、親会社が Loblaw Digital のツールに注目し、大規模な企業に採用したいと考えた際に尻込みすることはありませんでした。「親会社は私たちがアトラシアン製品を利用しているのをうらやましく思ったのです」と笑いました。「私たちが 2,000 ユーザーのライセンスを所有しているのは、企業内で連携する従業員は誰もがアトラシアン製品を使用したいと思っているからです」
従業員がより多くの価値を企業に提供できるようになると、顧客により多くの価値がもたらされます。アトラシアンと Adaptavist の支援によって、Loblaw は顧客がこれまで以上に迅速に、より適切に「快適な生活を送る」ことができるよう、期待されている能力を発揮していることを誇りに思っています。
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