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Bitbucket Cloud での Git の使用方法についてのチュートリアルです。

目的

この包括的な Git トレーニングで、Git の基本を学習しましょう。

ミッションの概要

あなたのミッションは、このチュートリアルで Git を学び、チームの宇宙ステーションをすべて追跡していくことです。このチュートリアルで説明するコマンド

  • git clone、git config、git add, git status、git commit、git push、git pull、git branch、git checkout、および git merge

所要時間

30 分

対象者

Git リポジトリと Bitbucket Cloud を初めて使用する場合


Git リポジトリを作成する


新しい Bitbucket 宇宙ステーションの管理者として、整理を行う必要があります。宇宙ステーション用にファイルを作成する時は、それらを 1 箇所に保存してチームメートが宇宙のどこにいても共有できるようにします。Bitbucket では、これはリポジトリにすべてを追加するということを意味します。1 つ作成してみましょう。

リポジトリの醍醐味

  • 作業中のファイルが1つか、複数かに関係なく、ローカルリポジトリですべてのファイルにアクセスできます。
  • Bitbucket アカウントがなくてもパブリックリポジトリの URL を知っていれば表示できます。
  • 各リポジトリは、ユーザーアカウントまたはチームに帰属します。ユーザーアカウントの場合、そのユーザーはリポジトリを所有しています。一方、チームの場合、リポジトリはそのチームの所有になります。
  • リポジトリ所有者はリポジトリを削除できる唯一のユーザーです。リポジトリがチームに帰属する場合、管理者がリポジトリを削除できます。
  • コードプロジェクトは、複数のアカウントが関係する複数のリポジトリで構成されますが、単一アカウントの単一リポジトリでも可能です。
  • 各リポジトリのサイズは 2 GB に制限されていますが、1 GB を超えないように利用することをお勧めします。
Git のロゴ
関連資料

Git コマンド

Bitbucket ロゴ
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リポジトリのセットアップ

ステップ 1. リポジトリの作成

最初に、Bitbucket で作成するリポジトリにはコードは入っておらず空の状態です。これからいくつかのファイルを追加していくので空で問題ありません。Bitbucket リポジトリはご使用のファイルの中央リポジトリになり、権限を与えられたユーザーはそのリポジトリにアクセスできます。 リポジトリの作成後、ローカルシステムにバージョンをコピーします。このようにして、1つのリポジトリから別のリポジトリへ変更を転送することでリポジトリを更新できます。

中央の Git リポジトリからローカルの Git リポジトリへ

以下に従ってリポジトリを作成します。

1. Bitbucket で、グローバル・サイドバーの + アイコンをクリックして、リポジトリを選択します。

Bitbucket のサイド・ナビゲーションからリポジトリを選択する

[新しいリポジトリの作成] ページが表示されます。少し時間をかけてダイアログの内容を確認します。このページで入力する内容は、リポジトリ タイプを除いてすべて後から変更できます。

Bitbucket に新しいリポジトリ設定ウィンドウを作成する

2. 「BitbucketStationLocations」を [名前] フィールドに入力します。Bitbucket はリポジトリの URL にこの名前を使用します。たとえば、ユーザー the_bestawesome_repo と呼ばれるリポジトリを持っている場合、そのリポジトリの URL は https://bitbucket.org/the_best/awesome_repo となります。

3. アクセス・レベルでは、[これは非公開リポジトリです] ボックスを選択したままにします。非公開リポジトリは、自分と、アクセス権を与えられたメンバーのみが見ることができます。このボックスをオフにした場合、誰でもこのリポジトリを見ることができます。

4. リポジトリ・タイプGit を選択します。[リポジトリの作成] をクリックした後で、リポジトリのタイプを変更することはできませんのでご注意ください。

5. [リポジトリの作成] をクリックします。Bitbucket でリポジトリが作成され、[概要] ページが表示されます。

ステップ 2. リポジトリの探索

少し時間を取って、作成したリポジトリを操作してみましょう。現在、リポジトリの [概要] ページが表示されているはずです。

Bitbucket のリポジトリ概要画面

リポジトリに対する一般的な操作を行うには、グローバルサイドバーの [+] をクリックします。ナビゲーションサイドバーの各項目をクリックすると、その画面が表示されます。例えば設定画面では、リポジトリの詳細やその他の設定を更新できます。これらのアイテムのナビゲートに使用できるショートカットを表示するには、キーボードで ? キーを押します。

サイドバーの [コミット] オプションをクリックしても、リポジトリでコンテンツを作成していないため、コミットがないことがわかります。リポジトリは非公開になっており、誰もリポジトリに招待していません。そのため、この時点でリポジトリのコンテンツを作成または編集できるのは、リポジトリの所有者であるあなただけです。

Git リポジトリをコピーしてファイルを追加する


これで、宇宙ステーションファイルを追加および共有する場所ができました。次に、ローカルシステムからそれらを取得する方法が必要です。これを設定するには、Bitbucket リポジトリを自分のシステムにコピーします。Git では、はリポジトリのコピーを「クローン」と呼びます。リポジトリをクローンする際、Bitbucket サーバー (Git が原点として認識しているサーバー) とローカルシステムの間で接続を確立します。

Bitbucket Server の「origin」を「local system」に変更する

ステップ 1. ローカルシステム上でリポジトリをクローンする

デスクトップでブラウザーと端末ウィンドウを開きます。端末ウィンドウを開いた後、次の手順を実行します。

1. ホーム・ディレクトリ(~)に移動します。

 $ cd ~

Bitbucket を使用すればするほど、おそらく複数のリポジトリで作業することになります。そのため、すべてのリポジトリを含むディレクトリを作成すると便利です。

2. 自分のリポジトリを含むディレクトリを作成します。

 $ mkdir repos

3. 端末から、新しいリポジトリ・ディレクトリで作業したいディレクトリを更新します。

 $ cd ~/repos

4. Bitbucket から BitbucketStationLocations リポジトリに移動します。

5. グローバ・サイドバーで + アイコンをクリックし、[このリポジトリをクローン] を選択します。

Bitbucket にポップアップ・クローン・ダイアログが表示されます。クローン・ダイアログの既定では、設定に応じてプロトコルが HTTPS または SSH に設定されます。このチュートリアルの際は、既定のプロトコルを変更しないようにしてください。

Bitbucket のリポジトリをクローン

6. ハイライトされたクローン・コマンドをコピーします。

7. 端末画面で、Bitbucket からコピーしたコマンドを貼り付け、[Return] を押します。

8. 入力を要求されたら、Bitbucket パスワードを入力します。Google にリンクしてアカウントを作成する場合、そのアカウントのパスワードを使用します。

  • Windows パスワード・エラーが発生した場合:
    • Microsoft Windows オペレーティング・システムの一部のバージョンと Git では、次のようなエラーが発生することがあります。

      Windows クローン・パスワード・エラーの例
$ git clone

https://emmap1@bitbucket.org/emmap1/bitbucketstationlocations.git 

Cloning into 'bitbucketspacestation'...

fatal: could not read

Password for 'https://emmap1@bitbucket.org': No such file or directory
  • このエラーが表示されたら、コマンドラインに以下を入力します。
  $ git config --global core.askpass
  • 次に、ステップ 4 に戻って複製プロセスを繰り返します。このとき、bash エージェントによってパスワードが要求されます。この操作は 1 度のみ実行する必要があります。

この時点で、ご使用の端末画面には以下のような内容が表示されます。

$ cd ~/repos

$ git clone https://emmap1@bitbucket.org/emmap1/bitbucketstationlocations.git
Cloning into 'bitbucketstationlocations'...
Password
warning: You appear to have cloned an empty repository.
  • ご使用のリポジトリは空でしたね?まだソースファイルを追加していなかったことを思い出してください。

9. リポジトリ・ディレクトリのコンテンツをリストすると、bitbucketstationlocations ディレクトリが表示されます。

$ ls

おめでとうございます。これで、ローカルシステム上でリポジトリをクローンしました。

ステップ 2. ファイルをローカルリポジトリに追加して、Bitbucket に配置します。

ローカルシステムのリポジトリで、作業を始めましょう。全宇宙ステーションの場所の追跡を開始しましょう。これを行うには、すべての場所についてファイルを作成します。

1. 端末画面で、ローカル・リポジトリのトップ・レベルに移動します。

 $ cd ~/repos/bitbucketstationlocations/

2. 次の行を端末画面に入力して、新しいファイルとコンテンツを作成します。

$ echo "Earth's Moon" >> locations.txt

コマンドラインから何も返されない場合は、ファイルが正しく作成されています。

3. ローカル・リポジトリのステータスを取得します。git status コマンドで、Bitbucket リポジトリと比較したプロジェクトの状況を確認できます。

この時点で、Git は新しいファイルが作成されたことを認識し、次のような内容が表示されます。

$ git status 
 On branch main
 Initial commit
 Untracked files:
   (use "git add <file>..." to include in what will be committed)
     locations.txt
 nothing added to commit but untracked files present (use "git add" to track)

ファイルは追跡されません。つまり、Git は以前のコミットの一部でないファイルを確認します。ステータス出力にも次のステップ(ファイルの追加)が表示されます。

4. 新しい locations.txt ファイルを git add コマンドで追跡するように Git に指示します。ファイルを作成したときのように、入力が正しければ、git add コマンドは何も返しません。

$ git add locations.txt

git add コマンドは、変更を作業ディレクトリから Git ステージング・エリアに移動します。ステージング・エリアでは、公式履歴にコミットする前に変更のスナップショットを準備します。

ステージング・エリアへの作業ディレクトリ

5. このファイルのステータスを確認します。

 $ git status 
 On branch main
 Initial commit
 Changes to be committed:
   (use "git rm --cached <file>..." to unstage)
     new file: locations.txt

これで、新しいファイルが追加され (ステージング)、準備が整ったらコミットできます。git status コマンドを使用すると、作業ディレクトリとステージに追加されたスナップショットの状態を表示できます。

6. 次の行のように、git commit コマンドを実行してコミット・メッセージを発行します。-m は、コミット・メッセージが続くことを示します。

$ git commit -m 'Initial commit' 
 [main (root-commit) fedc3d3] Initial commit
  1 file changed, 1 insertion(+)
  create mode 100644 locations.txt

git commit は、ステージングされたスナップショットを取得して、プロジェクト履歴にコミットします。このプロセスと git add の組み合わせが、すべての Git ユーザーの基本的なワークフローとなります。

履歴をコミットするステージング・エリア

ここまでで、作成したものはローカルシステムにあり、変更をプッシュするまで、Bitbucket リポジトリには反映されません。

  • Git とリモートリポジトリの詳細を学習しましょう。
    • リモートリポジトリと通信する Git の機能 (この場合、Bitbucket がリモートリポジトリです) は、あらゆる Git ベースのコラボレーションワークフローの基盤です。
    • Git のコラボレーションモデルでは、各開発者にリポジトリのコピーがあり、ローカルの履歴やブランチ構造を完全な形で保有しています。開発者は、他の開発者と個々の変更を共有する必要はなく、通常は一連のコミットをまとめて共有します。Git では作業コピー内の個々の変更項目を中央リポジトリにコミットするのではなく、ブランチ全体をリポジトリ間で共有します。
3 つのリポジトリとその間を指す矢印
  • 他のリポジトリとの接続を管理し、他のリポジトリにブランチを "プッシュ" することによってローカルの履歴を公開します。ブランチをローカルリポジトリに "プル" することによって他の開発者の進捗状況を確認することができます。

7. ローカル端末画面に戻り、git push origin main でコミットした変更を Bitbucket に送信します。このコマンドで、origin(Bitbucket Server)に main branch(Bitbucket のブランチ)をプッシュします。

次のような応答が表示されます。

 $ git push origin main 
 Counting objects: 3, done.
 Writing objects: 100% (3/3), 253 bytes | 0 bytes/s, done.
 Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0) To https://emmap1@bitbucket.org/emmap1/bitbucketstationlocations.git
  * [new branch] main -> main
 Branch main set up to track remote branch main from origin.

コミットは今、リモートリポジトリ (起点) にあります。

ローカル・システムから Bitbucket Server の「Origin」

8. Bitbucket の BitbucketStationLocations リポジトリに移動します。

9. サイドバーの [コミット] をクリックすると、リポジトリに 1 つのコミットが表示されます。Bitbucket では、そのコミットに対して行ったすべての操作が組み合わされて表示されます。[作成者] 列には、Git グローバル・ファイル( ~/.gitconfig)の構成時に使用した値が表示されます。
サイドバーの [ソース] をクリックすると、先程追加した 1 つのソース・ファイル locations.txt がリポジトリにあるのがわかります。

Bitbucket の Git コミット・ソース

最初に作成した際、リポジトリはどのように見えていたかを覚えていますか。おそらく今とは少し異なっていたでしょう。

Bitbucket クラウドで Git リポジトリから変更をプルする


次に、宇宙ステーション管理者アクティビティのリストでは、場所に関する詳細情報を含むファイルが必要です。今は多くの場所がないため、Bitbucket から直接す追加します。

ステップ 1. Bitbucket でのファイルの作成

新しい場所のファイルを追加する手順

1. BitbucketStationLocations リポジトリから [ソース] をクリックしてソース・ディレクトリを開きます。ディレクトリには、locations.txt という 1 つのファイルがあります。

Bitbucket の BitbucketStationSupplies 画面

A. [ソース] ページ:リンクをクリックしてこのページを開きます。
B. ブランチ選択:表示するブランチを選択します。
C. [その他のオプション] ボタン:クリックすると、[ファイルを選択] など、その他のオプションのメニューが開きます。
D. ソース・ファイル・エリア:Bitbucket 内のファイルのディレクトリが表示されます。

2. [ソース] ページから、右上にある [その他のオプション] ボタンをクリックして、メニューから [ファイルを追加] を選択します。[その他のオプション] ボタンは、1 つ以上のファイルをリポジトリに追加した後にのみ表示されます。

次の画像のように、新しいファイルを作成するページが開きます。

Bitbucket でのファイル作成

A. 新規ファイルを追加するブランチ:ファイルを別のブランチに追加する場合は変更します。
B. 新規ファイル用のエリア: 新しいファイルのコンテンツをここに追加します。

3. stationlocations を [ファイル名] フィールドに入力します。

4. [構文モード] リストから [HTML] を選択します。

5. 次の HTML コードをテキスト・ボックスに追加します。

 <p>Bitbucket has the following space stations:</p>
 <p>
     <b>Earth's Moon</b><br>
     Headquarters
 </p>

6. [コミット] をクリックします。[コミット・メッセージ] フィールドとメッセージ stationlocations created online with Bitbucket が表示されます。

7. メッセージ フィールドの下の [コミット] をクリックします。

これで、Bitbucket に新しいファイルができました。コミットの詳細ページへ移動し、そこで行った変更を確認できます。

Bitbucket のコミット詳細ページ

ここまでに作成したコミットの一覧を確認したい場合は、サイドバーで [コミット] をクリックします。

ステップ 2. リモートリポジトリから変更をプル

次に、この新規ファイルをローカル リポジトリに送る必要があります。非常に単純なプロセスで、基本的には Bitbucket に locations.txt ファイルを取り込んだ際に使用したプッシュを逆に実行するだけです。

ファイルをローカルのリポジトリにプルするには、次の手順を実行します。

1. 端末画面を開いて、ローカル・リポジトリのトップ・レベルに移動します。

 $ cd ~/repos/bitbucketstationlocations/

2. git pull --all コマンドを入力して、Bitbucket からのすべての変更をプルします。(より複雑なブランチング・ワークフローでは、すべての変更のプルやパージが適さない場合があります)。要求されたら Bitbucket パスワードを入力します。端末は次のようになるはずです。

$ git pull --all
 Fetching origin
 remote: Counting objects: 3, done.
 remote: Compressing objects: 100% (3/3), done.
 remote: Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0)
 Unpacking objects: 100% (3/3), done.
 From https://bitbucket.org/emmap1/bitbucketstationlocations
    fe5a280..fcbeeb0 main -> origin/main
 Updating fe5a280..fcbeeb0
 Fast-forward
  stationlocations | 5 ++++++++++++++
  1 file changed, 5 insertions(+)
  create mode 100644 stationlocations

git pull コマンドは、リモート・リポジトリ(Bitbucket)のファイルをローカル・リポジトリに 1 つのコマンドでマージします。

Bitbucket Server の「Origin」からローカル・システム

3. ローカル・システムのリポジトリ・フォルダーに移動すると、追加したファイルが表示されます。

よくできました!宇宙ステーションの位置に関する 2 つのファイルを追加することで、Bitbucket とローカル・システムの間で基本的な Git のワークフロー (クローン、追加、コミット、プッシュ、プル) を実行してきました。

Git ブランチを使用してファイルをマージする


宇宙ステーション管理者に伴う責任場合によっては、情報が漏れないようにロックダウンしておく必要があります。特に、太陽系に新しい場所をマッピングするときは必要です。ブランチについて学習することで、ファイルの更新と、準備が完了したときにのみ情報を共有することができるようになります。

ブランチは、チームで作業しているときに最も力を発揮します。自分自身のブランチでプロジェクトの担当部分の作業を行い、Bitbucket から更新をプルし、その後、準備が整ったら自分の作業をすべてメインブランチへマージすることができます。ドキュメントには、ブランチを使用する理由に関するより詳細な説明が含まれています。

ブランチとは、ご使用のリポジトリの独立した開発ラインを意味します。新しい作業ディレクトリ、ステージング領域、プロジェクト履歴のようなものと捉えてください。新しいブランチを作成する前に、自動でメイン ブランチで作業に取り掛かることになります。次の図は、メイン ブランチとその他のバグ修正更新のブランチを視覚的にわかるように示したものです。

バグ修正ブランチと main ブランチ

ステップ 1: ブランチの作成と変更

まだコミットする準備が完了していない宇宙ステーションの今後の計画を追加できる場所にブランチを作成します。これらの計画を公開する準備ができたら、Bitbucket リポジトリに変更をマージし、その後で不要になったブランチを削除することができます。

ブランチが単なるコミットへのポインターであることを理解する必要があります。ブランチを作成したとしても、Git が行うのは新しいポインターの生成であり、ファイルやフォルダーの新しいセットを作成するのではありません。従って、開始する前、リポジトリは次のようになります。

4 つのつながった点、右端のラベル「main」

ブランチを作成するには、次の手順を実行します。

1. 端末画面に次のコマンドを入力して、ローカル・リポジトリのトップ・レベルに移動します。

cd ~/repos/bitbucketstationlocations/

2. ターミナル ウィンドウからブランチを作成します。

$ git branch future-plans

このコマンドはブランチを作成しますが、そのブランチに移動はしません。したがって、リポジトリは次のようになります。

4 つのつながった点、右端のラベル「main」と「future-plans」

ここではリポジトリの履歴には何の変更も加えられません。新たに作られるのは現在のブランチに対する新しいポインターのみです。新しブランチで作業を開始するには、使用するブランチをチェックアウトする必要があります。

3. 先ほど作成した新しいブランチをチェックアウトして使用します。

$ git checkout future-plans 
Switched to branch 'future-plans'

git checkout コマンドは、git ブランチと連携して機能します。何か新しい作業のためのブランチを(git branch で)作成して使用するには、そのブランチを(git checkout で)チェックアウトする必要があります。これで新しいブランチをチェックアウトしました。Git ワークフローは次のようになります。

main ブランチから分岐する future-plans

4. ローカル システムで bitbucketstationlocationsフォルダーを検索して開きます。新しいブランチの結果、ディレクトリ内に追加のファイルやフォルダーがないことに気づくと思います。

5. テキスト・エディターで stationlocations ファイルを開きます。

6. 別のステーションの場所を追加してファイルを変更します。

<p>Bitbucket has the following space stations:</p>
<p>
   <b>Earth's Moon</b><br>
   Headquarters
</p>
<p>
   <b>Mars</b><br>
   Recreation Department
</p>

7. ファイルを保存して閉じます。

8. ターミナル ウィンドウに git status と入力します。表示は次のようになります。

$ git status 
On branch future-plans
Changes not staged for commit:
 (use "git add <file>..." to update what will be committed)
 (use "git checkout -- <file>..." to discard changes in working directory)
   modified: stationlocations
no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")

On branch future-plans 行に注目してください。以前に git status を入力したときには、main branch が 1 つしかなかったため、その行は branch main の上にありました。変更をステージングまたはコミットする前に、この行を見て、変更を追加したいブランチがチェックアウトされていることを確認してください。

9. ファイルをステージングします。

$ git add stationlocations

10. 次の図のように、ターミナル ウィンドウで git commit コマンドを入力します。

$ git commit stationlocations -m 'making a change in a branch' 
[future-plans e3b7732] making a change in a branch
1 file changed, 4 insertions(+)

このコミットにより、リポジトリは次のようになります。

future-plans の main へのコミット

次に、先程行った変更を main ブランチにマージします。

ステップ 2. ブランチのマージ: 早送りマージ

宇宙ステーションは成長を続けており、火星の拠点で開会式を行うときがやってきました。ここで、今後の計画が現実のものとなったため、future-plans ブランチをローカル システムのメイン ブランチにマージできます。

1つのブランチのみ作成し、1つの変更を行ったので、ブランチを早送りする方法を使用してマージします。早送りマージ は 現在のブランチの先端からターゲットブランチに向かって 1 本の直線的なパスのみが通っている場合に適用されます。この場合は、"実際に" ブランチがマージされるわけではなく、単に現在のブランチの先端をターゲットブランチ の先端に移動させることによって (即ち「早送り」によって) 履歴の統合が行われます。これによって実質的に履歴の結合が行われ、ターゲットブランチからアクセス可能であったコミットがすべて現在のブランチからアクセスで きるようになります。

future-plans と main ブランチのマージ

このブランチワークフローは、一時的なトピックブランチで変更も小規模な場合に一般的ですが、長期的なフィーチャーでは一般的とはいえません。

早送りマージを完了する手順

1. 端末画面で、ローカル・リポジトリのトップ・レベルに移動します。

 $ cd ~/repos/bitbucketstationlocations/

2. git status コマンドを入力して、すべての変更がコミットされたことと、チェックアウトしたブランチを確認します。

$ git status 
On branch future-plans
nothing to commit, working directory clean

3. main ブランチに切り替えます。

$ git checkout main 
Switched to branch 'main'
Your branch is up-to-date with 'origin/main'.

4. future-plans ブランチの変更を main ブランチにマージします。次のようになります。

$ git merge future-plans 
Updating fcbeeb0..e3b7732
Fast-forward
stationlocations | 4 ++++
1 file changed, 4 insertions(+)

main ブランチのポインターを現在のヘッドへ移動しました。リポジトリは上記の早送りマージのようになります。

5. future-plans を今後使用する予定はないため、そのブランチを削除できます。

$ git branch -d future-plans 
Deleted branch future-plans (was e3b7732).

future-plans を削除しても、コミット ID を使用すれば main からそのブランチにアクセスできます。たとえば、future-plans から追加した変更を元に戻す場合は、受け取ったばかりのコミット ID を使用してそのブランチに戻ります。

6. git status と入力してマージの結果を確認します。ローカル リポジトリがリモート リポジトリの 1 つ先にあることが示されます。次のようになります。

$ git status 
On branch main
Your branch is ahead of 'origin/main' by 1 commit.
 (use "git push" to publish your local commits)
nothing to commit, working directory clean

ここまで学習したことは次のとおりです。

  • ブランチを作成してチェックアウトしました。
  • 新しいブランチで変更を行いました。
  • 変更を新しいブランチにコミットしました。
  • その変更をメインブランチに統合しました。
  • 不要になったブランチを削除しました。

次に、このすべての作業を Bitbucket (リモートリポジトリ) に戻す必要があります。

ステップ 3. 変更を Bitbucket へプッシュ

あなたは、他の人が新しいスペースステーションの場所を見ることができるようにしたいと思っています。そのためには、ローカルリポジトリの現在の状態を Bitbucket にプッシュできます。

この図は、中央リポジトリにはない変更がローカルリポジトリにあり、これらの変更を Bitbucket にプッシュするときに何が起こるかを示しています。

ローカル・リポジトリとメイン・リポジトリの両方に反映される変更

変更をリモートリポジトリへプッシュする方法は次のとおりです。

1. 端末画面のリポジトリ・ディレクトリから、git push origin main を入力して変更をプッシュします。次のような結果になります。

$ git push origin main
Counting objects: 3, done.
Delta compression using up to 8 threads.
Compressing objects: 100% (3/3), done.
Writing objects: 100% (3/3), 401 bytes | 0 bytes/s, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To https://emmap1@bitbucket.org/emmap1/bitbucketstationlocations.git
  fcbeeb0..e3b7732 main -> main

2. Bitbucket リポジトリの [概要] ページをクリックすると、[最近のアクティビティ] ストリームにプッシュが表示されていることがわかります。

3. [コミット] をクリックすると、ローカル システムで行ったコミットを確認できます。変更は、ローカルシステム上にあるため、同じコミット ID を保持します。

Bitbucket の最近のコミット・アクティビティ・ストリーム

また、コミットリストの左の行には、直接のパスがあり、ブランチは表示されません。これは、future-plans ブランチがリモート リポジトリと一度もやり取りしたことがなく、作成してコミットした変更のみがやり取りの対象となっているためです。

4. [ブランチ] をクリックすると、ページのいずれのブランチにもレコードがないことがわかります。

5. [ソース] > stationlocations ファイルの順にクリックします。ファイルへの最後の変更は、プッシュしたばかりのコミット ID が付いています。

6. このファイルでコミットされた変更を確認するには、ファイル履歴リストをクリックします。次の図のようになります。

Bitbucket のファイル履歴リスト

完了しました!

学習したすべての Git コマンドを記憶できるか自信がない場合も、問題ありません。[基本的な Git コマンド] ページを必要なときに参照できるようにブックマークしてください。


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