アジャイルな IT チームになる
IT チームにとって、ビジネス要件を満たすことと機敏になることは正反対の意味を持つ場合があります。さらに悩ましいことに、アジャイルな IT チームは自分たち (と社内の他チーム) を成功に導くためのプロジェクト作業と、「仕事を継続する」ために足並みを揃えることを必要とする作業を両立させる必要があります。
この扱いにくいワークロードを管理するために、あるチームはスクラムの利用を、別のチームはカンバンの利用を、さらに他のチームはこの 2 つを組み合わせたハイブリッドなフレームワークの利用を選択します。しかし、作業をどのように計画するとしても必ず行わなければならないことがいくつかあります。それは、常に依存関係を管理して関係者とコミュニケーションを取ること、そしてチームの能力に応じて常に作業の優先順位を決定することです。これらに時間を割いて反映して適応することで、常にメリットを得られます。
そのために、こうしたテクニックと実践方法 (私たちは「プレイ」と呼んでいます) をまとめて、チームが業務で最大限の力を発揮してアジャイルの原則に忠実でいられるようにしました。すでにアジャイルな IT チームであってもアジャイルに進化しつつあるチームであっても、これらのプレイをお試しください。アジャイルな IT チームが設計した、アジャイルな IT チームのためのプレイです。
アジャイルを目指す IT チームに最適な 8 つのプレイ
これらのプレイには、アジャイルにとって定番の活動のほか、奥の手とも言える新たな秘訣が含まれています。
![会話中の 3 人](https://wac-cdn.atlassian.com/dam/jcr:f7318a52-2b3a-4968-a804-dd5126a254c6/standup.png?cdnVersion=1881)
スタンドアップ
あなたの IT チームがまだアジャイルではない場合は、スタンドアップから始めましょう。この 10 分間の毎日のミーティングで進捗の最新情報を共有して問題を明らかにして、チーム全体 (とコミュニケーション能力) の信頼性を構築します。
![時間が逆行していることを示す矢印付きの時計](https://wac-cdn.atlassian.com/dam/jcr:89d9d63a-55e9-4331-b0a4-4e284901c147/retro.png?cdnVersion=1881)
ふりかえり
この典型的なアジャイルの習慣によって、うまく機能していることや、機能していないことについて安心して議論できるスペースが作られます。ふりかえりにはさまざまな形があります。バリエーションのいくつかを試し、チームに適した形式が見つかるまで繰り返してみましょう。
チームとしての優先順位
標準的なバックログ グルーミングの方法に新しい工夫を凝らすことで、IT チームが優先度に同意し、遅延または中止が可能なタスクを明確にできるようになります。チームで連携して作業の優先順位付けを行うことが最も重要です。
![マイクを持つ手](https://wac-cdn.atlassian.com/dam/jcr:bb9e7416-61e4-493a-9a29-f7a9581fa83f/customerinterview.png?cdnVersion=1881)
顧客インタビュー
顧客のニーズを理解すると、顧客に価値を提供することがはるかに容易になります。その情報を得るために最も有効な手段は直接質問することです。テンプレートやサンプルの質問を活用して、必要な情報を入手しましょう。
IT プロジェクトポスター
プロジェクト ポスターは、プロジェクトの戦略的適合性、顧客にもたらす価値、リスク、検証する必要がある仮定、提案された解決策を示す、生きたドキュメントであり、絶えず更新されています。プロジェクト ポスターから簡単にプロジェクトをエピック、ストーリー、スプリントに分割できます。
![宇宙ロケット管理センター](https://wac-cdn.atlassian.com/dam/jcr:aedcbb2b-a2a8-4f75-9738-f9d9426a3e55/IT%20Project%20Kickoff@2x.png?cdnVersion=1881)
IT プロジェクトのキックオフ
メールで済ませられるようなキックオフ ミーティングは行わないようにしましょう。このプレイを活用して、プロジェクト (および各チーム メンバーの役割) に関する決断や、プロジェクトの共通認識の構築を重視したアジェンダを作成できます。
キャパシティ計画
IT チームは、特別なプロジェクトに関する作業と、終わりがないように見える待ち行列ベースの作業のバランスを常に取っています。キャパシティ計画へのアジャイル手法では、チームのワークロードの定義から当て推量を排除します。
依存関係のマッピング
ボトルネックを修正するのではなく、実際に防止できるとしたらどうでしょうか。依存関係のマッピングは、各スプリントのコミットメントを実現してベロシティを高く保持するために重要です。
その他のおすすめ
サービスチームヘルスモニター
ヘルスモニターを使用して、パフォーマンスの高いチームに共通する 8 つの要素に照らして自己評価を行い、進捗を経時的に追跡します。
IT チームのメンバーを集め、現在の連携状況について率直に話し合いましょう。
その他のリソース
学ぶべきことは常にたくさんあります。
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