アトラシアン、次世代ITSMソリューション「Jira Service Management」を発表 ーチーム・コラボレーションをより迅速かつ円滑に進め、企業のデジタル変革を実現
チーム・コラボレーションと生産性向上を支援するソフトウェア企業のアトラシアン(NASDAQ: TEAM)は、 次世代ITサービスマネジメント(ITSM)ソリューション「Jira Service Management(ジラ サービス マネージメント)」を発表しましたのでお知らせいたします。 「Jira Service Management」は、IT運用チームと開発チーム間のコラボレーションを促進し、高速かつ革新的なデジタルを駆使した企業となるための変革を支援します。
新型コロナウイルスの感染拡大によりビジネスのデジタル化に拍車がかかり、様々な業種のIT部門は、従業員とお客様の双方にとって常時「オン」であるソフトウェア・ドリブンな体験を作りサポートするという、 一見不可能なことを成し遂げるため、時間との戦いを強いられています。その作業下で、複数のチーム、ツールや手法が、それらのタスク達成の妨げになっていることも課題となっています。優れた製品やサービスを素早く構築し、サポートするためには、ソフトウェア開発と運用に関わるチームは、これまでにはないレベルで協調を強めなければなりません。これらのチームだけではなく、その他の部門も他のチームとのシームレスな連携が求められていますが、今まで使ってきたツールや方法に縛られているのが現状です。
アトラシアンは、より「早く動く」、「小さなバッチで作業する」、「部門間の壁を取り払う」、「あらゆることを自動化」などといったアジャイルとDevOpsの核をなす考え方を軸に、連携し合うチームのニーズに対応可能なプロセスを確保することを重視し、アトラシアン流ITSM「Jira Service Management」を開発しました。Jiraを基盤とした新しいITSMへのアプローチは、チームを過去の慣習から解き放ち、開発とIT運用チームが統一プラットフォーム上で高速なコラボレーションを図り、様々なビジネスの変化に迅速に対応できるようにすることで、優れた顧客体験と従業員サービスの提供を可能にします。
Jira Service Deskの次世代製品となる「Jira Service Management」は、 既に25,000社以上のお客様にご利用いただいている「Jira Service Desk」の持つ豊富な機能に加え、以下の新機能を提供します。
- Opsgenieが実現する最新のインシデント管理:オンコールスケジュール、アラート、インシデント発生時の召集など、Opsgenie製品が提供する人気機能を「Jira Service Management」のクラウドプランに追加しました。さらにJira Software、 Bitbucket、 Confluenceとの連携性を高め、開発と運用部門にまたがるインシデント解決プロセスをシームレスに調整することができます。
- DevOps時代のための変更管理:ソフトウェア開発とインフラ関係のツール双方から取得できる状況把握に役立つ豊富な情報で、よりスマートな判断が可能になります。自動変更リスクアセスメントや高度な承認ワークフロー、そしてBitbucket Pipelines、 Jenkins、 CircleCIなどの人気のCI/CDツールと深く連携し、革新のスピードアップを支援します。
- 直感的なサービス体験:サービス要求、インシデント、問題、変更をより優れた方法で分類するためにエージェント体験を刷新しました。バルク・チケット・アクションや機械学習を活用して、類似のチケットをインテリジェントに分類し、迅速な対応が可能になります。
また、「Jira Service Management」は以下3つの利点をもたらします。
価値を素早く提供:多くのITSMツールの共通に見られる指揮命令型ワークフロー管理は、個々のニーズに合わせようとするとコストや複雑性が大幅に増してしまうため、Jira上にビジネス情報の管理を一元化しながら、少ないコードでワークフローやレコードタイプの定義付けや改良できるようにしました。そのため、法務や人事、財務などといったITシステムを利用する側のユーザーでもすぐに「Jira Service Management」を使って独自のサービス文化やオペレーションを構築することができます。
作業の可視化:企業全体の作業状況を把握することができます。他のアトラシアン製品やAtlassian Marketplaceに流通している900を超えるアプリとの連携で、判断に役立つ情報を得ることができます。
流れるDev(開発) + Ops(運用):「Jira Service Management」で開発と運用をつなげることで、サービスの計画、構築、テスト、デプロイ、変更、最適化といったITサービスのライフサイクル全体にわたり関わるチームは、それぞれの能力をより発揮することができ、 最良な体験を顧客に提供することが可能になります。
今回の発表は、資産管理のためのMindville Insight、インシデント管理のためのOpsgenie、コードレスな自動化のためのAutomation for Jira、対話型チケット機能のためのHalpなど、最近の企業買収に加え、さらなるITSM分野へのアトラシアンのコミットメントを明確に表すものです。
「Jira Service Management」に関する詳しい内容は、 アトラシアンブログをご参照ください。
アトラシアンについて
2002年豪州シドニーで創業。あらゆるチームの可能性を解き放つことを企業のミッションとし、チームによる作業の整理、議論、完遂を支援するコラボレーションソフトウェア開発を手掛けています。アトラシアンの顧客はゼネラルモーターズ、ウォールマートラボ、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、リフト、スポティファイ、NASAなど17万1000社を超えています。顧客企業はプロジェクト管理、コンテンツ作成・共有やサービス管理ツールを利用することでチーム・コラボレーションを実現し、期限内に質の高いサービスや製品を提供することがきています。主要製品はソフトウェア開発チーム向けのオンプレミスおよびSaaSプロダクトで、Jira Software(プロジェクト管理)、Confluence(コラボレーション)、Trello(タスク管理)、Bitbucket(ソースコード管理)、Jira Service Desk(ITSM)などがあげられます。日本法人のアトラシアン株式会社は2013年の設立以来、日本語によるお問い合わせ対応や技術サポートの提供、マーケティングなどの業務を行っています。