Atlassian + Royal Caribbean
Jira と Confluence の自動レポートを活用することで、手動レポートに費やしていた時間を年間で 800 時間超節約し、経営コンサルティング費を 50 万ドル以上削減しました。
Wais Mojaddidi 氏
グローバル E コマース、アジャイル デリバリー担当ディレクター
840
Jira & Confluence 自動レポートで節約された年間作業時間
50 万ドル
自動レポートによる年間コスト削減
5 万ドル
重複ユーザー ライセンスの排除によるコスト削減
Royal Caribbean について:
Royal Caribbean International は、1969 年の設立以来、海上でのイノベーションを提供してきました。現在も、わくわくする船旅、豪華な食事、息をのむエンターテイメント、世界クラスの宿泊施設を提供して、冒険好きな旅行者のゲスト体験をさらに充実させ続けています。
業界
ホスピタリティ/旅行
場所
南北アメリカ大陸
ユーザー数
< 5,000
従業員数
100,000
アトラシアン製品
使用しているアプリ
ソリューションパートナー
Royal Caribbean は、アトラシアンのクラウドでアジャイル デリバリーを拡張することで、月あたり 840 時間、年間 55 万ドルを節約しています。
課題: Royal Caribbean が需要の急増を満たすために成長するにつれ、同社のグローバル E コマース チームは、アジャイル デリバリーを標準化、加速、拡張したいと考えるようになりました。
解決策: ソリューション パートナーの Globant の協力を得て、グローバル E コマース チームは信頼できる唯一の情報源として Jira を標準化し、Confluence を使用してリアルタイムの統合レポートを作成しました。
影響: Royal Caribbean は、アトラシアンのクラウド プラットフォームを唯一の信頼できる情報源として使用して、アジャイルをさらに拡張し、時間とコストを節約し、あらゆるレベルでより適切で迅速な意思決定を行っています。
アジャイル拡張への道のり
Royal Caribbean の 65 以上の船に乗って世界中を巡っている年間 500 万人以上の乗客は、さまざまな言語や生活様式に出会うに違いありません。自分たちのニーズを満たし、休暇の目標を達成するために、彼らは互いにコミュニケーションをとる方法を見つける必要があります。
Wais Mojaddidi が 2022 年秋にグローバル E コマースのアジャイル デリバリー担当ディレクターとして Royal Caribbean に入社したとき、社内のチームも同じような道のりを歩んでいることに気づきました。同社のグローバル E コマースの組織は、パンデミック後に急速に成長しました。需要に応えるために、短期間で新しいチームを編成したのですが、彼らの能力開発をサポートする必要がありました。
その期間中、Jira のワークフローと設定をカスタマイズしているチームもあったため、複数のチーム全体で作業を比較するのが困難でした。「まるで違う言語で話しているようでした。『完了』にはさまざまな定義があり、エピックを作成または接続する方法も千差万別でした」と Wais は説明します。「それでもチームは高いレベルで作業をこなし、需要に応えていました。しかし、信頼できる唯一の情報源となるアトラシアン製品がなかったため、コミュニケーションには手動の PowerPoint プレゼンテーションと長い会話が必要でした。PowerPoint はストーリーを伝えることはできますが、データと結びついていません」
これらの課題を解決し、Royal Caribbean のアジャイル デリバリーを拡張することを任された Wais は、アトラシアンのクラウド プラットフォームを最適化し、一元化されたリポジトリを作成するイニシアチブを立ち上げました。グローバル E コマースは、ソリューション パートナーである Globant と協力して、チームの働き方を調整して全員が目標に沿った正しい仕事に集中できるようにし、手動のレポート作成にかかる時間を節約し、リアルタイム データの透明性を高めてより良い意思決定を行えるようにました。
Jira の課題タイプ、フィールド、ユーザー ライセンスを標準化することで、約 5 万ドルを節約し、ロードマップとワークフローの 70% 超を排除して、無駄のない効率的なシステムを実現しました。
Wais Mojaddidi 氏
グローバル E コマース、アジャイル デリバリー担当ディレクター
効率的で効果的なポートフォリオ管理のための新しいソリューション
少数のスクラム チームから多数のチームへと急速に成長するには、大規模アジャイルのベスト プラクティスを活用する必要がありました。幸いなことに、Wais とグローバル E コマースのリーダーシップ チームにはすでに計画がありました。それは、適切な作業に優先順位を付け、適切な成果を出すために、カスタマイズされたリーン ポートフォリオ管理 (LPM) フレームワークを大規模に導入することでした。
「LPM を有効にして運用するには、複数のチーム全体での働き方と言語が一貫している必要がありました。言語を標準化することで、ポートフォリオ全体のエピック、機能、ストーリーを有意義な方法で結び付けることができた一方で、LPM を利用して、OKR に関連する価値第一の機能開発を優先させることもできました。このフレームワークを利用することで、チーム レベルから副社長レベルまでの全員が、重点を置くタスクを決める際に、価値第一の優先順位付けをどのように利用するかを把握できました」と Mojaddidi 氏は話します。
グローバル E コマース リーダーシップ チームは、Royal Caribbean の既存のアトラシアン ツールセットがこのビジョンの達成に重要な役割を果たすことを想定しました。ただし、いくつかの変更が必要でした。Mojaddidi 氏はアトラシアンのツールを 10 年以上利用していましたが、この取り組みをサポートするにはより多くのリソースと専門知識が必要でした。Globant に連絡して、同社が以前に同様の取り組みで成功を収めたことを確認した後、Royal Caribbean は Globant チームにサポートを求め、自社のアトラシアンの設定を評価し、新しいソリューションを設計・実装してもらうことにしました。
アジャイル アプローチで進歩とパートナーシップを構築
標準的なアジャイル プロセスに従い、グローバル E コマース内のアトラシアン チームは関係者と提携して意見や要件を収集し、標準化されたソリューションを繰り返し試し、フィードバックに基づいて最適化した後に拡張しました。
Royal Caribbean は Globant と共にパイロット版に取り組み、Jira Cloud Premium 内のサンドボックスによって、複数の概念実証を簡単に作成しました。その後、Mojaddidi 氏とチームは、そのソリューションのデモを複数の分野の関係者に示し、フィードバックについて話し合い、推奨事項を Globant に返しました。「Jira Cloud Premium のサンドボックスは、このコラボレーションの過程で当社にとって不可欠な機能でした。概念実証とプラグインを試す場所でしたし、非常に多くの価値を得ることができました」と Mojaddidi 氏は話します。
Globant と Royal Caribbean がワークフローを設定し、共通言語の定義を確立すると、Mojaddidi 氏とチームはユーザーをプロセスに参加させて賛同を得ました。「ユーザーはアトラシアン製品に賛同していたため、標準化、レポートの統合、拡張を行うよう彼らを説得するには、私たちは妥協する必要がありました」と Mojaddidi 氏は話します。「繰り返し弾みをつけるには、他者に影響をもたらす適切な人物を見つけ、これらのツールを利用しているユーザーに投資しなければなりませんでした。彼らにはソリューションに参加していると感じてもらう必要がありました」
80 ページの PowerPoint は不要に。自動化されたリアルタイムの Confluence レポートを利用。
グローバル E コマースと Globant が Royal Caribbean の新しいソリューションを展開した際、それに合わせて、スナップショットを含む詳細な静的プレゼンテーションを、Jira から取得したリアルタイムのデータを含む 1 つの Confluence ページに交換しました。これにより、時間を節約できるだけでなく、全員が連携し、現在起きていることをすばやく確認し、その理由を把握できるようになります。
「毎月 80 ページの PowerPoint 資料を作成・管理するためにチーム メンバーに頼り、コンサルタントに料金を支払うのではなく、リソースのキャパシティをより効果的に利用できました。手作業でのレポート作成に費やす時間を減らして、クラス最高の機能のディスカバリーとデリバリーにより多くの時間を費やしましょう」と Mojaddidi 氏は話します。「Globant の協力を得て、当社は自動的に正確かつリアルタイムにデータを取得して、一貫した言語を使い、現在の業務につながるインタラクティブな Confluence ページを作成できました」
Confluence ページには、次のような複数のセクションがあります。
データ収集と手動による PowerPoint レポートの作成に費やす時間を、チームごとに毎月 8 時間からわずか 15 分に短縮しました。この大きな節約は、規模が拡大するにつれてさらに増えると考えられます。
Wais Mojaddidi 氏
グローバル E コマース、アジャイル デリバリー担当ディレクター
カレンダー: Jira ダッシュボード ガジェットによって、今後のすべてのリリースを表示
Jira プランのチーム別の 30 日、60 日、90 日のデリバリー ビュー、参照用の前月、および別の Jira プランでのキャパシティ計画
デリバリーの詳細: ユーザーは Jira ガジェット (画像に表示) を利用して、ユーザー ストーリー、機能、エピック (画像なし)、および新しいストーリー、機能などのアイデアを掘り下げることが可能
Jira と Confluence の Risk Register (画像に表示) を利用してリスクや問題を登録し、依存関係によってブロッカーを確認 (画像なし)
Google スプレッドシートや Great Gadgets アプリを利用してデリバリー ヘルス モニターを構築
各チームはこのテンプレートを使用して、完全に自動化された独自の Confluence ページを作成し、それを使用して進捗状況を追跡し、翌月の計画に活用します。ポートフォリオ マネージャーと経営陣は、毎月の会議でポートフォリオ レポートも参照して最優先事項を確認し、進捗状況について話し合い、次のステップを計画します。
効果的なソリューションなどを作成・実装するには、Royal Caribbean と Globant の緊密なパートナーシップが不可欠だったと Mojaddidi 氏は話します。「私は Globant の技術的な仕事だけでなく、教育、指導、変更管理、柔軟性、絶え間ない構想も高く評価しています。Globant は当社の一員のような気持ちで、本当に状況を改善したいと考えてくれます。私は Globant チームのことを請負業者との関係だとは考えていません。真のパートナーシップです」
初年度だけで 800 時間超を節約し、$550,000 を削減
Royal Caribbean は、かさばる月次レポートをリアルタイムの統合された Confluence ページに置き換えて、時間とコストを大幅に節約しています。
「Jira と Confluence の自動レポートを活用することで、手動レポートに費やしていた時間を年間で 800 時間超節約し、経営コンサルティング費を 50 万ドル以上削減しました」と Mojaddidi 氏は述べています。「データ収集と手動による PowerPoint レポートの作成に費やす時間を、チームごとに毎月 8 時間からわずか 15 分に短縮しました。この大きな節約は、規模が拡大するにつれてさらに増えると考えられます」
さらに、Jira の課題タイプ、フィールド、ユーザー ライセンスを標準化することで、$50,000 近くを節約し、ロードマップとワークフローの 70% 超を排除して、無駄のない効率的なシステムを実現しました。
これは Royal Caribbean のアジャイル拡張への道のりの始まりに過ぎないと Mojaddidi 氏は話します。Mojaddidi 氏のチームは、Globant とすでにロードマップの次のステップに取り組んでおり、リリース管理の標準化や改善の影響の追跡などを行っています。
「これで、当社の業務を実際の顧客データに結び付けることができて、生産物だけでなく成果も追跡できます」と Mojaddidi 氏は話します。「また、ポートフォリオレベルのレポートを練って安定させたら、企業レベルのイニシアチブをサポートできるようになります。組織内の他のインスタンス上の 1,800 人以上の従業員にどのように影響をもたらすことができるでしょうか? これらのツールの正しい使用方法を示して、作業の透明性を提供し、チーム間でつながり、OKR と関連付けるようにすると、成果を上げることができます」
グローバル E コマースでは、共通の言語、信頼できる唯一の情報源、最新情報が常に利用できる状態であり、Royal Caribbean がアジャイル製品を大規模に提供する過程を全力で進み、一生の思い出に残るような休暇を顧客に提供できるようにサポートする準備は整っています。