AIによる仮想エージェント技術のPercept.AIを買収
チームのコラボレーションと生産性向上を支援するグローバルリーディングSaaS企業のアトラシアン(NASDAQ: TEAM)は本日、AIによる仮想エージェント技術を提供するPercept.AIを買収したことをお知らせいたします。この度の買収は、ITSMソリューションであるJira Service Managementにおける問合せ窓口機能の強化を目的としています。これは、従業員や顧客向けに卓越したITサポート体験を効率的かつ高速に提供できるソリューションの構築を目指し、当社がこれまで行ってきたAIや機械学習技術への継続的な投資の一環となります。
アトラシアンとPwCオーストラリアが最近実施した調査によると、米国とオーストラリアの従業員の50%以上が、リモートワークの機会を得るために転職を検討すると回答しています。このことからも、企業は従業員に提供するサポートの能力や構造を見直す必要に迫られていることがわかります。すべての企業にとって、規模に関係なく、顧客と従業員に対して迅速で、パーソナライズされた、高品質の24時間365日対応のバーチャルサポートを提供することが今後のビジネスの鍵といえます。
Percept.AIは、そのようなモダンなサポート体験の実現を支援しています。同社の仮想エージェント技術は、ポータル、チャット、電子メール、ウェブチャネルを通じた1次対応を自動化し、会話体験を向上させるのに役立ちます。その会話型AIエンジンは、意図、感情、文脈、プロファイル情報を分析・理解し、対話をパーソナライズします。また、文脈を失うことなくシームレスに人間の専門家に会話を引き継ぐことで、障壁を取り除き、案件の早期解決を支援します。このAIベースのバーチャルエージェント体験は、自社のサービス提供方法に合わせ、ノーコードでカスタマイズすることができます。さらに、このテクノロジーは、95%以上の精度を持つクラス最高の自然言語処理(NLP)エンジンを活用して、すべての対話から学習します。
アトラシアンではここ数年、チームの生産性向上を目指し製品に予測を採用したスマートな体験を構築すべく、継続的に投資してきました。現在提供しているJira Service Managementでは、AIや機械学習技術を用いて、課題アサイン予測、トリアージ予測、インテリジェント・オートメーションやパーソナライズされた検索結果等の機能を既に実現しています。
今後、Percept.AIをJira Service Managementに実装することにより、さらに卓越したサービス体験をより迅速に提供できるだけでなく、スケールする方法で提供することが可能になります。
アトラシアンについて
2002年豪州シドニーで創業。あらゆるチームの可能性を解き放つことを企業のミッションとし、チームによる作業の整理、議論、完遂を支援するコラボレーションソフトウェア開発を手掛けています。アトラシアンの顧客はバンク・オブ・アメリカ、レッドフィン、NASA、ベライゾン、Dropboxなど約220,000社となっています。顧客企業はプロジェクト管理、コンテンツ作成・共有やサービス管理ツールを利用することでチーム・コラボレーションを実現し、期限内に質の高いサービスや製品を提供することができます。 主要製品はJira Software(ソフトウェア開発プロジェクト管理)、Confluence(コラボレーション)、Trello(タスク管理)、Bitbucket(ソースコード管理)、Jira Service Management(ITSM/ESM)、Jira Work Management(ビジネスプロジェクト管理)、Jira Align(エンタープライズ・アジャイル・プラニング)などがあげられます。日本法人のアトラシアン株式会社は2013年の設立以来、日本語によるお問い合わせ対応や技術サポートの提供、マーケティングなどの業務を行っています。