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VSCO + アトラシアン

事実の裏側にあるストーリー: Atlassian Cloud による VSCO の拡張方法


VSCO のロゴ
場所

カリフォルニア州オークランド

企業規模:

従業員数 0〜500 人

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写真アプリとして始まった VSCO が、急速に成長するサブスクリプションビジネスと活気あふれる世界的ユーザーコミュニティへと変貌するにつれ、スピーディーで効果的なコラボレーションに対する同社のニーズも高まりました。アトラシアンのツールとチームの潜在力を解き放ったのは、1 人のパワーユーザーでした。

スマートフォンに搭載されたカメラを使えば、誰でも日々の体験を撮影して共有できます。VSCO が開発した、活気あふれるグローバル コミュニティでは、10 代から社会人、プロのカメラマンまで誰でも、「いいね」の数やコメントを気にすることなく自分が気に入ったものを共有できます。VSCO のクリエイター コミュニティは世界中で 200 万人以上の有料サブスクリプション利用者を集めており、ユーザーたちは画像の作成やお気に入りの発見、作品の共有などを毎日行っています。

このようにしてユーザーが投稿した画像によって、VSCO は形作られています。ユーザー数が増加する中、VSCO は企業の成長に合わせて成長および拡張するツールを必要としていました。パフォーマンス、セキュリティ、規模、高度な機能の要件を検討した結果、Atlassian Server を長年利用してきた同社は、Atlassian Cloud に移行することを決定しました。

VSCO は長年にわたって Atlassian のさまざまなソリューションを利用して業務を進めてきました。バグとタスクの追跡には Jira、文書化とお知らせには Confluence、社内の IT リクエストには Jira Service Management を利用し、最近では Trello を使ってプロジェクトを管理しています。

これらのツールが、VSCO のさまざまなチームの橋渡しをしています。たとえば、Confluence のページを Jira のエピックにリンクすることで、「戦略から実行までのアイデアの流れがどうなっているかを誰でも見られるようになる」と、技術製品管理本部長の Sky Frostenson 氏は述べています。この広くオープンで高い接続性によって、従業員は直感的かつ効率的に連携できます。

Frostenson 氏は VSCO への入社当時、新しい機能やワークフローの活用から、組織全体のクラウドへの移行まで、アトラシアン ツールの能力をさらに活用する方法を理解していました。

「アトラシアンのソリューション」は高機能と使いやすさのバランスが取れています。同時に、企業の成長に合わせて変化するニーズにも対応できるツールはめったにありません。

Sky Frostenson 氏

プログラム管理本部長

「入社後、最初の数か月は簡単に改善できるオペレーション上の問題とプロセス上の問題がいくつか目に留まりました」と Sky 氏は述べています。「チーム メンバーは毎週ミーティングに何時間も費やし、ほとんどの場合は基本的な最新情報しか話し合っていませんでした」そこで、Atlassian のツールを調整してカスタマイズして VSCO のチームの連携方法を最適化し、こうした課題を解決することを自分のミッションにすることにしたのです。

しかし、新たなカスタマイズとプロセスでは、成長を遂げるこの企業には十分ではありませんでした。そこで Sky 氏の頭に浮かんだのが「クラウド」という言葉です。それから、移行プランを立案してその推進の中心的役割を果たし、実現するためのイニシアチブを立ち上げたのです。

「メンテナンスのしやすさが移行の最大の理由です」と Sky 氏は説明しています。当社は効率を重視する組織であり、200 万人のメンバーに優れたサービスを提供することに集中したいと考えています。人々が創造性を発揮できる場を提供するという当社のミッションに直接貢献しない社内ツールのアップグレードへは、時間を費やしているわけにはいかないのです」

クラウドへの移行が完了すると、VSCO はセキュリティとパフォーマンスのメリットを得ながら新しい機能を利用できるようになりました。

Atlassian に全幅の信頼を置くことでメンテナンスの心配もなくなるため、Sky 氏と同氏のチームはクリエイティビティの育成とコミュニティの構築という自分たちが最も得意とすることに集中的に時間を使えます。「Atlassian がすべての更新とパッチに対応してくれるので安心できます」と Sky 氏は述べています。「統合 ID 管理によって、Jira と Confluence 全体で同じ権限モデルを適用できるようになったことで、システム アクセスについての検討や、新しい社員や請負業者の研修プログラム、情報の分割が必要に応じて簡単にできるようになりました」

同じくらい重要なこととして、Sky 氏は、必須のツールをチームがいつでも利用できるようにしておく必要がありました。「パフォーマンスとアップタイムには素晴らしいものがあります」と同氏は述べています。また、予定されているサービス停止やハードウェア アップグレードの心配を今後はしなくてよいことに胸を撫で下ろしています。

VSCO のチームメイトも、クラウドのメリットに気付き始めています。新しいユーザー インターフェースや強化された機能、更新プログラムをすぐに利用できる点などが気に入られているようです。「新しいクラウドの UI はこれまでよりはるかにわかりやすくて控えめで、柔軟性もあるとチームでも話しています」と Sky 氏は述べています。

優れているのは UI だけではありません。最新のテクノロジーを採り入れることで、VSCO の従業員は現在利用できる最新の機能とテクノロジーを利用できます。これからは、1 人の管理者に負荷が集中するのではなく、すべての従業員が Atlassian のイノベーションがもたらす最新機能を利用できます。

Jira のチームで管理されたプロジェクトなどの新しいクラウド機能は、VSCO の状況を一変させました。これによってチームは管理者に頼ることなく自分たちの設定を作成できます。クラウドのメリットとしては他にも、Atlassian モバイル アプリの利用やサイドバーのリンク付けなどの機能、向上した Confluence の統合などがあります。

また、数百に上るクラウド アプリもフル活用しています。「クラウド アプリを利用することで、開発ワークフロー、サポート業務、優先順位付け、アセット管理、企業全体の計画立案の信頼できる唯一の情報源として、Jira を利用できるようになります」と Sky 氏は述べています。「これらのアプリを導入したことで、チーム全体で従業員数か月分の作業時間を節約できました」

VSCO は今後もその歩みを止めることはありません。数百万のユーザーを抱える同社は、ソーシャル プラットフォームとコミュニティの新しい形を生み出す業界のリーダーなのです。VSCO が成長を続ける中、多様性があって活気あふれるコミュニティの構築に貢献できるツールを開発できることを Atlassian も誇りに感じています。

Frostenson 氏は次のように話しています。「アトラシアンのソリューションは高機能と使いやすさのバランスが取れています。同時に、企業の成長に合わせて変化するニーズにも対応できるツールはめったにありません」

その柔軟性と拡張性によって VSCO の可能性が解き放たれ、同社が構築したクリエイター コミュニティにも柔軟性と拡張性がもたらされました。VSCO のプロセスと文化に合わせて Atlassian をカスタマイズすることで、VSCO のチームではユーザーのあらゆるクリエイティブ活動をサポートするための作業スピードと効率が向上しています。

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