MAS（シンガポール金融管理局）

シンガポールの唯一の銀行規制機関かつ中央銀行である MAS（シンガポール金融管理局）は、アウトソーシングのリスク管理に関するガイドラインを公表しました。これらのガイドラインでは、クラウド・サービスのアウトソーシングに関して、MAS が銀行、保険会社、信託会社などのシンガポールの金融機関に対して設定した期待の概要を説明しています。

MAS ガイドラインでは、新しいテクノロジーの採用プロセスを大幅に簡素化し、規制機関の期待を明確に示し、以前は金融業界でのクラウド・ソリューションの採用を妨げていた一般的な誤解に対処しています。

さらに、同ガイドラインでは金融機関がパブリック・クラウドを含むクラウド・サービスを利用することを明示的に支持し、そのような採用から得られる潜在的なメリットを強調しています。金融機関が極めて重要なアウトソーシングの義務に取り組む前に MAS に通知する必要はなくなりました。代わりに、MAS が規制する機関は、リスクに基づいて重要なアウトソーシング契約を評価し、ガイドラインに照らして自己評価を行うことが求められます。

MAS ガイドラインには法的拘束力はありませんが、MAS は、推奨される慣行に従うように金融機関に求めています。特に、MAS が「重要」と見なすアウトソーシング契約に関しては、アウトソーシングされる事業活動の影響や重要性などの要因を考慮した定性的判断が必要となります。

アトラシアンは、金融サービス分野で事業を行うアジア太平洋地域のすべてのお客様をサポートするため、国家レベルで MAS とともに、これらの規制要件に対応できるようにサポートすることに専念しています。

MAS アウトソーシング・ガイダンスは、監査権、指示権限、データ・セキュリティ、解約、チェーン・アウトソーシングに関する情報など、各要件への具体的な対応と、Atlassian Cloud Enterprise がお客様の義務の順守をサポートする方法を提供します。顧客データ保護への取り組みについての詳細は、アトラシアンのセキュリティ・プラクティスのページをご覧ください。

詳細については、お問い合わせください。