アトラシアン人権声明

アトラシアンは、世界中のチームがその可能性を解き放てるよう支援するグローバルなソフトウェア会社です。私たちは、Jira、Confluence、Trello など、ソフトウェア開発者、プロジェクト マネージャー、あらゆる形態や規模のチームが協力して作業、構築、創造するのに役立つツールを構築しています。
私たちが下すすべての決定は、従業員、顧客、ビジネス パートナー、そして地域社会に大きな影響を与えることを私たちは認識しており、その影響力は私たちと関係する人々に力を与えるようなものであって欲しいと願っています。透明性と説明責任は私たちのビジネスの中核であり、人権に対する取り組みの基盤となっています。
この人権声明は、人権に対する確約を支持するという明確な誓いです。私たちはこの声明に従って意思決定を行い、一般市民に対する説明責任を負います。すべてのアトラシアン社員は、これらの確約を守る責任を負っています。そのためには、注意を怠らず、違反を報告し、企業エコシステムにおけるすべての人の権利を守るために自分たちの役割を果たす必要があります。

私たちのコミットメント
企業には人権を尊重する責任があります。これは、他者の人権を侵害しないこと、そして他者による人権侵害に対処することを意味します。ソフトウェア企業であるアトラシアンは、人権にプラスまたはマイナスの影響を与える可能性があることを認識しています。たとえば、プライバシーの権利、差別撤廃、清潔で健康に良い持続可能な環境などです。
アトラシアンは、私たちの価値観、ミッション、そして企業や国が人権侵害を防止、対処、是正するための一連のガイドラインである国連の企業と人権に関する指導原則に従って、私たちが人権に与える影響を理解し、それに対処しています。私たちは、人権を尊重するだけでなく、製品やサービス、そして雇用主としての役割を通じて、人権へのプラスの影響を促進することを目指しています。
この人権声明は、私たちが事業を展開しているすべての国と地域に適用されます。私たちは、適用されるすべての法律と規制を遵守します。
I. 従業員と派遣社員
すべてのアトラシアン社員は、敬意に満ちて、プロフェッショナルで、あらゆる形態の差別、嫌がらせ、いじめ、報復のない環境で仕事をする権利を有しています。私たちは、世界中のさまざまな信念や視点を持つすべての従業員が、安全で快適に仕事に臨めるインクルーシブな環境で働けるよう支援することを、すべての同僚に期待しています。私たちは、従業員、コンサルタント、または請負業者に対する差別や嫌がらせを容認しません。差別、嫌がらせ、いじめ、報復の経験があれば、すぐに以下の「懸念や苦情の提起」のセクションに記載されている利用可能なリソースの誰にでも通報できます。
私たちは、差別撤廃、同一労働同一賃金、公平で公正な報酬、プライバシー、安全な職場など、従業員の職場における基本的権利を尊重することを約束しています。従業員に対する私たちの確約と期待は、企業の行動規範と倫理ポリシーなどのポリシーとガイドラインに詳述されています。
アトラシアンは、すべての従業員が職場での機会に平等にアクセスできるようにすることにも取り組んでいます。私たちは、すべての人が大切にされ、尊敬され、支えられていると感じるような、真のインクルージョンの文化を築くよう努めており、すべてのアトラシアンが公平に扱われることを目指しています。私たちは、これらの約束をどのように果たしているか (または達成できていないか) にいて定期的に評価し、従業員と一般市民の両方に正直に伝えています。
2021 年、アトラシアンはダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン (DEI) の変革に投資しました。説明責任と構造変化のための真のメカニズムを備えた真にインクルーシブな職場を作るという私たちの野望に対応するため、明確なロードマップ、マイルストーン、チームの拡大、予算の増加を記した戦略を構築し、リーダーシップの確約を取り付けました。
II. 顧客
私たちは、当社の製品およびサービスに対する顧客の権利を尊重することを確約しています。また、顧客が潜在的に有害なコンテンツをホストしたり、他者に害を及ぼすような方法で当社の製品を使用したりする可能性があることを認識しています。私たちは、製品の使用方法について明確な基準を定め、悪用または誤用となるものを利用規定で定義しています。このポリシーでは、ガイドラインの精神に反するコンテンツを削除する権利も留保し、このポリシーに違反しているとアトラシアンが判断した場合、そのユーザーのアカウントやサービスへのアクセスを永続的または一時的に停止または終了させることができます。
私たちは、プライバシーは基本的人権だと考えています。したがって、私たちが行うすべてのことにおいてプライバシー バイ デザインを採用しています。プライバシー原則の一環として、情報の収集、使用、共有方法について透明性を保ち、馴染みのあるわかりやすいプライバシー構造を提供することを確約しています。Trust Center では、アトラシアンの製品やサービスのセキュリティ、信頼性、プライバシー、コンプライアンスに関する最新情報を提供しています。
私たちは、人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、その他の新しいテクノロジーが顧客体験を向上させる可能性を高く評価していますが、固有のリスクをもたらす可能性もあることを認識しています。たとえば、AI/ML システムの開発と展開の方法 (データ セット、意思決定モデル、製品アプリケーションを含む) は、アルゴリズムやデータに含まれている偏見、これらのテクノロジーの利点への不平等なアクセスなどにより、すでに社会から取り残されているグループに差別的な損害を与える可能性があります。これらのリスクを考慮し、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンへの取り組みに沿って、私たちはこれらのテクノロジーの使用方法についてオープンで透明性を保ち、それらを責任を持って設計および展開するように努めています。
III. ビジネス パートナーとサプライヤー
アトラシアンのサプライヤー行動規範には、責任、誠実さ、そして高い倫理基準を持って、法律に準拠して事業を行うよう指示するなど、パートナーやサプライヤーに対する私たちの期待が定められています。その他の義務には、雇用における差別撤廃とハラスメント防止に関するすべての適用法の遵守、安全で安心な職場の促進、従業員の合法的な団結の権利の尊重、労働時間、残業時間、賃金、福利厚生に関するすべての適用法の遵守などがあります。
サプライヤーは、法的に働く権利のある労働者のみを雇用します。アトラシアンは、当社の事業における現代の奴隷制や人身売買を容認せず、その防止と発見に全力で取り組んでいます。英国の現代奴隷法 (2015 年) とオーストラリアの現代奴隷法 (2018 年) に準拠して、アトラシアンはリスクをより適切に管理し、サプライチェーンと事業運営に対する現代奴隷制のリスクを継続的に改善するための戦略を特定して作成するために取った措置の概要を説明します。
アトラシアンは、サプライヤーのコンプライアンス違反が判明したあらゆる事例を調査する権利を留保します。コンプライアンス違反がある場合、アトラシアンはそれを理由に違約金なしでサプライヤーとの契約上の義務を無効化または終了することがあります。
IV. 地域社会と地球環境
国連は、清潔で健康的で持続可能な環境は人権の 1 つであり (決議 48/13)、気候変動は他のさまざまな人権に深刻な影響を及ぼしていると認識しています。さらに、気候変動の影響は同等または公平に負担されていません。多くの場合、社会から取り残され、サービスが行き届いていない、弱い立場にあるコミュニティは、気候への影響によってもたらされるリスクの影響をより受けやすくなっています。
地球環境と地域社会へのこれらの重大な影響を踏まえて、アトラシアンはすべての活動が持続可能であることを目指しています。再生可能エネルギー 100% の電力で事業を運営しており、1.5℃ の経路で 2040 年までに排出量正味ゼロを達成することを確約しています。その長期的な取り組みの一環として、Science-Based Targets イニシアチブは、当社の事業、出張、サプライチェーンに関連する排出量を削減するという 2025 年の短期目標を承認しました。
私たちは、社会的、経済的、環境的、政治的に重要な問題に関するパブリック ポリシーの取り組みを行っています。さらに、複数の企業のイニシアチブやコラボレーションに参加して、企業と人権問題について学び、共有し、支持しています。これらは毎年発行するサステナビリティ レポートに記載されています。
私たちは、より良い世界を作ることに貢献するというビジョンを掲げて、アトラシアン基金を設立しました。会社として、利益、社員の時間、会社の資本、製品の 1% を、社会的影響を与える組織に託しています。
私たちのアプローチ
ガバナンスとデュー デリジェンス
この声明はアトラシアンの共同創設者/共同 CEO によって承認され、サステナビリティ チームが全社のチームと協力して実施を主導しています。私たちはこの声明を毎年見直し、約束を果たす能力を継続的に改善します。持続可能性、パブリック ポリシー、プライバシー、商業法務、リスク、トラストの各チームの代表者が参加する人権ワーキング グループがあり、アトラシアン全体の人権への取り込みを取りまとめています。その一環として、社内の人権評価の結果をアトラシアンのエンタープライズ リスク管理プロセスで利用することで、最も顕著なリスクに優先順位を付け、責任を割り当て、進捗状況を追跡できるようにました。
Responsible Technology
At Atlassian, we know that while technology can drive our and our customers’ missions forward, we also recognize that it is not a neutral tool. Because technology is a reflection of our societies, this means that it can also be misused or amplify existing or new risks. This can impact many different groups of people, including customers who use the technology we develop; employees, contractors, and candidates who are affected by the technology we use internally; and wider society. That is why we are committed to taking accountability for using technologies like AI responsibly and in line with our company values. Our Responsible Technology Principles guide our efforts, ensuring that we uphold these values in practice and integrate them into our decision-making processes.
Our governance of responsible technology is led by the Responsible Technology Working Group, which is made up of AI ethics, regulatory affairs, privacy, human rights, and DEI experts, working alongside Atlassian product and related teams. This group helps deepen our practices to identify, mitigate, and raise awareness of AI risks and opportunities.
This includes our responsible technology reviews, an assessment tool that is being used across teams that develop, deploy, and use AI solutions. The review helps teams build a shared understanding of how their project affects employees, customers, and community stakeholders. We shared the template and an accompanying guide publicly to both demonstrate accountability for the commitments in our Principles and inspire other companies to adopt responsible technology practices.
レポート
私たちは、透明性と説明責任が従業員、パートナー、顧客の信頼を得るための中心であることを認識しています。私たちの価値観の 1 つである「オープンな企業文化、デタラメは無し」の精神のもと、毎年恒例のサステナビリティ レポートを通じて、持続可能性、DEI、人権への取り組みについて公開しています。上記の詳細については、このレポートをお読みください。私たちは持続可能性に対して結果より工程が大切であるというアプローチをとっており、何が効果的で何が効果的でないかを開示することを確約しています。
私たちは定期的に透明性レポートを発行し、法執行機関による顧客情報へのアクセス要求 (許可されている場合) を開示しています。これには、実際に開示したかどうか、またどのように開示したかも含まれます。法執行機関の要請に関するガイドラインに記載されているように、私たちは要求を慎重に検討して、要求が法律に準拠していること、および要求当局または法執行官の権限の範囲内であることを確認しています。
関係者の関与
アトラシアンは、さまざまな関係者と協議を行って、当社の行動や決定が個人やグループにどのように影響するかを完全に理解することが重要だと考えています。影響を受ける可能性のある関係者には、社内の関係者 (従業員と派遣社員) と外部の関係者 (サプライヤー、パートナー、顧客、製品のエンドユーザー) が含まれます。また、人権に焦点を当てた市民社会グループ、株主、責任ある投資家も含まれます。
アトラシアンは、組織やその他の関係者と交流して、当社、バリュー チェーン、そして地域社会や世界中の人権問題をよりよく理解する機会を歓迎します。私たちはこれらのグループに積極的に関わり、適切なデュー デリジェンスを実施しています。sustainability@atlassian.com まで、いつでもメールでお問い合わせください。
懸念や苦情の提起
アトラシアンは、従業員、コンサルタント、サプライヤー、ビジネス パートナーに懸念事項を報告するための複数のチャンネルを提供しています。上司やアトラシアン窓口に懸念事項を提起できない場合は、以下の方法でコンプライアンス責任者に連絡できます。
- Compliance-Officer@atlassian.com までメールを送信する (このオプションでは匿名の報告はできません)
- アトラシアンの倫理とコンプライアンス ポータル (匿名で報告できます)
- 1.800.461.9330 (米国)、1.800.763.983 (オーストラリア) に電話する。その他の地域については、https://www.atlassian.com/ethics をご覧ください
- サードパーティ プロバイダーの Convercent が提供する安全なウェブポータル https://www.atlassian.com/ethics でレポートを提出する。
上記の方法が望ましいですが、次の宛先に匿名のメッセージを郵送することもできます。
Compliance Officer, Atlassian Corporation
350 Bush Street, 13th Floor
San Francisco, California 94104 USA
私たちは、ポリシーやコミュニケーションを通じて、これらの報告チャンネルの認知度を高めています。誠意を持って苦情や懸念を提起した人に対する報復は禁止しています。
