5 つの Why 分析
チームの努力にもかかわらずプロジェクトが期待に応えられない場合は、少し時間を取って根本原因を特定しましょう。「5 つの Why」分析プレイによって、チームは「なぜ」を何度も問うことで、核となる課題を明らかにします。

準備時間
5 分
ランタイム
30 分
人数
3 ~ 8 人
5 秒の要約
- 問題の説明を 1 つ選択する。
- 「なぜ」を 5 回問いかけて、根本原因を特定する。
- 解決策を提案する。
必要なもの
- 画面共有やミーティング スペースを使用したビデオ会議。
- デジタル コラボレーション ツール (テンプレートを参照)。
- オプション: 物理的なホワイトボード、マーカー、タイマー。
プレイのリソース
「5 つの Why」分析の実行方法
事後分析中でも、新しい機会を探っている最中でも、チームは問題の根本原因を突き止めることができます。
「5 つの Why」分析とは
「5 つの Why」分析は、「なぜ?」を 5 回問いかけることで問題の根本的な原因を明らかにしようとする、問題解決のテクニックです。
「5 つの Why」分析プレイを行う理由
現在または過去の問題をソリューションに変える方法を学びましょう。「5 つの Why」分析は、プロジェクトが期待を下回っている原因の特定に役立ちます。チームをガイドして、該当する問題を特定するプロセスを行い、満足のいくソリューションが見つかるまで問題を徐々に絞り込んでいきます。
「5 つの Why」分析を行うタイミングとは
「5 つの Why」分析は、ほぼすべての問題、チーム、または業界に適用できます。アトラシアンのチームは、プロジェクトが計画どおりに進まず、根本原因を解明して問題の再発を防ぎたい場合に、この手法を使用します。
「5 つの Why」分析の 5 つの利点
- 症状ではなく根本原因を特定する: 「なぜ」を繰り返し問いかけることで、症状を把握するだけでなく、問題をより深く理解して、根本原因を明らかにできます。
- 問題解決能力を強化する: このプロセスでは、批判的に考えて、前提条件に疑問を投げかけるように個人を訓練します。
- 将来の問題を防止: 5 つの Why 分析は、一時的な修正ではなく根本原因に対処することで、同様の問題の再発を減らすのに役立ちます。
- 継続的改善を促進: 5 つの Why 分析は、問題に対処するためのより良い方法を模索する文化を育みます。
- チーム コラボレーションを促進: 5 つの Why 分析に複数のチーム メンバーを参加させることで、多様な視点が促進され、より豊かなインサイトが得られ、チームの連携が強化されます。
1. 目標を特定する
予測時間: 5 分
問題の説明を用意します。これはチームが現在直面しているもの、あるいは過去に起こったことで対処が必要なものでも構いません。
リモート チームの場合は、コラボレーション ドキュメント (オプションのテンプレートを参照) を作成して、事前にチームと共有しておきます。対面チームでは、ホワイトボードに次のような列のラベルを付けます。
問題 1
問題 2
問題 3
問題 4
問題 5
どのように解決できるでしょうか?
3. 「なぜ」と問いかける
予測時間: 5 分
最初に提示した問題の説明に対して、なぜその問題が発生したかを問いかけます。チームに次のことを検討してもらいます。
- この問題の背景について
- 何が原因で [問題] が起きたのか?
- どのような決定が「問題」につながったのか?
- その [問題] が起きたときはどういう状態だったのか?
- 「問題」の原因となった二次的な要因は何なのか?
タイマーを 5 分に設定します。個人で取り組んだあと、コラボレーション ドキュメントまたはホワイトボードを使ってチームで答えを出し合います。その中からチームとして答えを 1 つ選び、記録します。
ヒント: 評決を採る
次に進む問題の説明の評決を採ります。Trello の投票用 Power-Up を使用するか、各メンバーに説明から 1 つを選択してもらいます。
4. 次の問題の説明を決める
予測時間: 5 分
その答えをもとに「問題 2」を作成します。もう一度タイマーを 5 分に設定して、チームが問題の根本原因にたどり着くまで引き続き「なぜ」を問いかけ、答えを記録します。
チームでコラボレーション ドキュメントまたはホワイトボードに答えを記録します。
5. 「なぜ?」を繰り返す
予測時間: 20 分
ステップ 3 と 4 を繰り返して、「なぜ?」を合計 5 回、問いかけます。
ヒント: 5、6、7、 8 つの「Why」
根本原因を特定するまでに、「なぜ」が 5 回未満で済む場合もあれば、5 回以上繰り返す場合もあるでしょう。
6. 根本的な原因を特定する
予測時間: 5 分
「なぜ」を 5 回問いかけた後、問題の根本原因であるとチームが確信していることを記録します。
次に、この根本原因に対処することで最初の問題の再発を防ぐことができるかどうかを調べて、最終的な問題の説明を確認します。
ヒント: 思い切ってやってみましょう!
もう一歩進めますか? 重要なチームのリーダーに、このプレイをチーム内で実行してもらうのはどうでしょうか? ネットワーク ギャップがある場合は、まず複数のチーム全体で役割と責任プレイを実行します。
7. ソリューションを提案する
予測時間: 10 分
根本原因を突き止めたら、チーム メンバーに最後の問題の説明に対するソリューションを提案してもらいます。検討すべきソリューションを 1、2 個選択したら、各ソリューションに所有者を割り当て、チームに対して所有者が説明を行う期限を設定します。
フォローアップ
共有
プレイ中のメモを記録して、チーム全員がアクセスできるようにします。次に、問題の説明を作業項目としてチームのワークボード (Jira や Trello など) に追加して、進捗を追跡します。最後に、予定の時間になったら、提案されているソリューションを確認しましょう。
その他のパターン
ブレークアウト
最初のブレーンストーミングのステップの後、1 つの問題の説明を評決するのではなく、問題の説明ごとに小グループのチームに分かれます。その後、各チームで残りのプレイに従って、それぞれのチームで最終的な根本原因を確認します。

その他のご質問がある場合は、
他の Atlassian Team Playbook のユーザーと会話を開始したり、サポートを受けたり、フィードバックを提供したりできます。
他のプレイも参照してください
コラボレーション
役割と責任
個人の責任を明確にし、埋める必要があるギャップを見つけます。
プロジェクト計画
チームのネットワーク
プロジェクトの開始時に、チーム横断型の関係を計画し、最適化します。
プロジェクト計画
プロジェクトキックオフ
目標、タイミング、スコープ、意思決定について合意を形成します。
生産性
作業合意
チームが円滑に連携して共通の目的を達成するために、共有する規範を作成します。
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