スタッフ
4 ~ 6 人
準備時間
30 分
所要時間
60 分
難易度
中
プレイの実施
方向性について自由回答形式の質問をしてリーダーシップチームの時間を無駄にしないようにしてください。最善のアイデアを提案し、それに対して異論を唱えてもらいます。必ず前日までにアジェンダと背景情報の資料をリーダーシップチームに送付しておいてください。
準備物
パソコン
大型のディスプレイ
ホワイトボード
準備
下調べをする (30 分)
プロジェクトチーム
1 時間の予定を確保して、全員が開始から終了まで参加できることを確認してください。アジェンダは簡潔に記載し、最も重要な議題を先頭に挙げます。セッションが脱線しないように、どのような種類のフィードバックを求めているのかを明確にしてください。
アジェンダのページに、ペルソナ、ジャーニー マップ、スケッチ、プロトタイプなどをリンクするか埋め込みます。ただし、詳細に踏み込みすぎてリーダーシップ チームを辟易させないようにしてください。プロジェクト ポスターを使用する場合は、必ず最新であることを確認します。これが事実を伝える唯一の情報ソースになる点にご注意ください。
確信のデモでは、わざわざスライドを作成して時間をムダにする必要はありません。モックアップ、スケッチ、ジャーニー マップ、プロトタイプ、プロジェクト ポスターなど、チームが日々使用しているもので十分です。正式な情報を抜粋したものを使用してください。
リーダーシップチーム
事前にアジェンダを読み、まだよく理解していない関連資料があれば確認しておきます。このセッションで取り上げたい特定の質問や懸念事項をメモします。
サンプル
もちろん、弊社ではアジェンダの作成に Confluence を使用しています。
ステップ 1
準備する (5 分)
プロジェクトのライフサイクルにおける現在位置を明確にします。新しいコンセプトを見極めようとしているのか、プロジェクトの実行中に得た新たな知見に基づき、試行を繰り返しているのか、など。
アジェンダをレビューして、修正を反映します。不足している項目や、優先順位を上げるべき項目はありませんか?参加者全員がプロジェクトの特定の側面について特に問題がないと判断すれば、恐れることなくアジェンダからその項目を削除してください。
ステップ 2
デモ、議論、判断 (50 分)
プロジェクトチーム
あなたが思い描いていることや、既に実行していることをデモします。たとえば戦略、製品のフィーチャー、新しいプログラムなど、社内外の顧客が使用できるものはすべてデモの対象となります。このセッションの主な目的は、目指している成果を示すことです (実際にはプロトタイプ、ジャーニーマップなどを使用して物理的に説明します)。ですからここでは、大量の情報を伝えたいという誘惑を抑えてください。概要とエンドツーエンドのジャーニーを共有した後、顧客に価値をもたらす段階的な成果にどう細分化していくかを示します。
デモでは必ず、その取り組みがビジネスにおいて重要で、顧客に価値をもたらすという根拠について、あなたが理解していることを示すようにしてください。どのようなメリットがあるか。どのようなトレードオフが発生するか。カスタマーエクスペリエンスにどう影響するか、など。
リーダーシップチーム
デモについて疑問や課題を提起し、プロジェクトが適切な方向に進むよう十分なガイダンスとフィードバックを提供します。プロジェクトは広範な戦略に沿っていますか?コンセプトは単純明快ですか?
他のチームやプロジェクトと重複している点にも注意してください。情報を共有すべきチームやスタッフはいませんか? 同じ情報を共有することで他のチームもメリットを得られる点はないでしょうか? 2 つのプロジェクトチームで取り組みが重複している部分はありませんか?
グループ全員
議論を基に、大まかな軌道修正について決定します。詳細には踏み込まないようにしてください。詳細については、プロジェクトチーム内のスパーリングやさらに踏み込んだ議論で扱います。
不適切なパターン
ほぼ完成した作業または完成品に近いプロトタイプのデモを行う。
これは、もっと早く確信のデモのプレイを実施すべきだったことの表れです。今からでも実施してください。「タイミングが遅くてもやらないよりはやった方がよい」からです。ただし、リーダーシップパネルのフィードバックをプロジェクトに取り入れると、大幅なやり直しが発生し、プロジェクトのタイムラインの延長やスコープの縮小が発生する可能性があることをあらかじめ認識しておいてください。
ステップ 3
信任投票 (5 分)
共有した作業や決定事項に基づいて、全員がプロジェクトに対する信頼度を評価します。中程度の評価で責任逃れできないように、実際の意見を表明せざるを得ない 1 ~ 4 の尺度が最適です。
時間があれば、各メンバーが簡単に評価について説明し、プロジェクトチームが達成したこと、取り組むべきことについてさらに理解を深めます。
まとめ
アジェンダ ページまたはプロジェクト ポスターのフォローアップ項目を確認します。プロジェクトのスコープに応じて、さらに 2 ~ 4 週間先のセッションのスケジュールを組みます。
確信のデモをやめるタイミング
デモで説明した項目を実行できる準備が整うまで、定期的にセッションを実施します。最初のセッションでグループの確信度が高まれば、それ以降実施する必要がなくなる場合もあります。
実行に移すタイミングは、次の条件で判断できます。
- プロジェクト ポスターが完成して、リーダーシップ パネルがその内容に同意している。
- エンドツーエンドのジャーニーについて合意を形成して、達成可能な段階別に細分化できている。
- 確信のデモの参加者がカスタマーエクスペリエンスの内容と全体的なビジョンへの適合度に確信を持っている
- 成功の基準について合意形成されている。
上記が満たされていない場合、確信を高めるために他に把握すべきこと、実行すべきことがないか質問します。なにか不足していないか。実験を行うべきか。ユーザーについてさらに調査が必要か、など。
これらの要素がすべて整ったら実行モードに移って、必要に応じてプロジェクト チームでスパーリング プレイを実施します。プロジェクトに多くのリスクや不確定要素が含まれる場合は、確信のデモを継続して、新しい情報が明らかになるたびにリーダーシップ チームから引き続きガイダンスを受けられるようにしてください。
まとめ
アジェンダ ページまたはプロジェクト ポスターのフォローアップ項目を確認します。プロジェクトのスコープに応じて、さらに 2 ~ 4 週間先のセッションのスケジュールを組みます。
成果の確認
チームでヘルスモニターセッションをすべて通しで、またはチェックポイントを実施して、改善しているかどうかを確認してみましょう。
フォローアップ
質問について常に連鎖分析を行ってください。突き詰めて考えたり、プロジェクトの進捗状況が妥当かどうかを判断したりするうえでとても効果的です。例:プロジェクトの中盤で、同意した問題解決にまだ取り組んでいますか?
問題に取り組んでいる場合は、その問題をエクスペリエンス キャンバスやプロジェクト ポスターに書き写します。取り組んでいる問題を「問題」セクションに書き込んで、キャンバスやポスターの残りの部分を埋めていきます。
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